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  1. 日野市議会 2022-12-15
    令和4年第4回定例会(第7日) 本文 開催日: 2022-12-15


    取得元: 日野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              午前10時31分 開議 ◯議長(古賀壮志君)  本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員24名であります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2 ◯議長(古賀壮志君)  日程に入る前に、議会運営委員長から報告があります。      〔議会運営委員長 登壇〕 3 ◯議会運営委員長(鈴木洋子君)  それでは、御報告申し上げます。  11月22日までに議長に提出された意見書案は3件です。  仮受付第12号、帯状疱疹ワクチンへの助成並びに定期接種化を求める意見書(案)につきましては、11月24日に撤回願が提出されました。  仮受付第13号、知的障がい者・知的障がい行政の国の対応拡充を求める意見書(案)につきましては、成案となりました。  仮受付第14号、立川駐屯地での陸上自衛隊CV-22オスプレイの災害時の為の離着陸訓練等の中止を求める意見書(案)は、成案となりませんでした。  民生文教委員会で採択された請願第4-9号に基づき、不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書が議員提出議案として提出されております。  以上、報告とさせていただきます。 4 ◯議長(古賀壮志君)  これをもって議会運営委員長の報告を終わります。  次に、岡田じゅん子議員から発言したい旨の申出がありましたので、これを許します。岡田じゅん子議員。 5 ◯2番(岡田じゅん子君)  令和4年12月2日、金曜日の一般質問におきまして、私の発言で昨年度の被保険者資格証明書の発行数は676件という発言をいたしましたが、昨年度の被保険者短期証明書の誤りでございましたので訂正をしたいと思います。  議長におかれましては、特別なお取り計らいをお願いいたします。 6 ◯議長(古賀壮志君)  ただいま岡田じゅん子議員から発言の訂正の申出がございました。許可することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 7 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、岡田じゅん子議員からの発言の訂正の申出を許可することに決しました。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 8 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第107号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第9号)の件を議題といたします。  本件については、3常任委員会に分割付託いたしておりますので、順次審査報告を願います。  企画総務委員長の審査報告を求めます。      〔企画総務委員長 登壇〕 9 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  議案第107号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第9号)のうち、企画総務委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、今まで備蓄してあった消毒液はどうなるのか。2、郵便料金計器導入のメリットを問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、コストをかけないためできる限り電子化を進めてほしい。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 10 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 11 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって企画総務委員会関係の審査報告を終わります。  次に、民生文教委員長の審査報告を求めます。      〔民生文教委員長 登壇〕 12 ◯民生文教委員長(馬場賢司君)  議案第107号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第9号)のうち、民生文教委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、地域包括支援センターシステム設定等業務委託料の具体的な内容を問う。2、予防接種経費について子宮頸がんワクチンについて、何の改良もされておらず、被害があるのにどのようにしんしゃくしワクチンをしなければならないのか。3、子宮頸がんワクチン接種について、保護者や本人からどのような相談があったのか。4、小・中学校の電気代について、エアコンの更新、省エネ対策など来年度の検討部分について問うなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 13 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。池田としえ議員。 14 ◯16番(池田としえ君)  大変恐縮です。私、質疑ではなくて意見ということで一言申し述べさせていただきたいと思います。  大変申し訳ありません。事務局、そして及び委員長には既にお話をさせていただいております。  当日、ちょっとしたアクシデントがございまして、私、この議案第107号の第9号の補正予算に関して、反対の討論というのをしなくて、その経過というのはここでお話し申し上げるのは時間も要しますし、既に事務局長、そして及び委員長には申し出てございますので、もし必要があれば、またそのことに関してはお話しさせていただくということで大変恐縮ですけれども、意見を述べ、反対をさせていただきたいというふうに思っております。  では、読ませていただきます。  予防接種経費委託料ヒトパピローマウイルスワクチン、要するに…… 15 ◯議長(古賀壮志君)  池田議員、ちょっとお持ちください。(「おかしくないかちょっと、意見の場じゃないでしょう。質疑だろう、質疑」と呼ぶ者あり)  池田議員に申し上げます。(「ちゃんとしろよ、ちゃんと」と呼ぶ者あり)現在は、質疑の時間でございますので、この後、意見表明の場がございます。そこの場で御発言いただければと思います。よろしくお願いいたします。 16 ◯16番(池田としえ君)  ありがとうございます。御指摘いただけるのをお待ちしておりました。ありがとうございます。 17 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって民生文教委員会関係の審査報告を終わります。  次に、環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。      〔環境まちづくり委員長 登壇〕 19 ◯環境まちづくり委員長(谷 和彦君)  議案第107号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第9号)のうち、環境まちづくり委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、1、ものづくり事業者電気料金支援補助金の減額理由を問う。2、ものづくり事業者電気料金支援補助金の減額分をその他の支援に使用することはできないかなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 20 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。  各委員長報告について御意見があれば承ります。白井なおこ議員。 22 ◯10番(白井なおこ君)  こちらの衛生費の予防接種経費については、子宮頸がんワクチンの積極的勧奨が再開したことに伴う増額補正です。委員会の質疑では、市はリスクも含めた情報提供をした上で市民が判断して希望する人が接種をしているとのことでした。希望する人が打てばよいということであれば、何も無償化して積極的勧奨する必要はないと日野ネットは考えます。  ワクチンを打っても、打たなくても検診は必要です。検診の充実こそ市が進めていくべき施策です。さらに効果がないわけではないという程度はもとより、状況に応じては逆に身体に悪影響を及ぼすことが懸念されるキャッチアップ接種については、よりきめ細やかな情報提供を市には特に配慮を求めます。  以上、懸念すべき点ではありますが、本補正予算には賛成をいたします。  加えて、最後に一言、補正予算全般の情報提供について指摘があります。  本補正予算は第9号でありますが、市のホームページには第4号までしか掲載されていません。最終更新日は7月25日、つまり6月議会までです。せめて直近の9月議会までは掲載しておくべきと市民の方からお叱りを受けました。12月議会に係る補正予算を11月中にアップしている自治体もあります。もちろん補正予算に限ったことではなく、市全体のタイムリーな情報提供の在り方について再考と改善が必要であることを申し添え意見といたします。 23 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 24 ◯16番(池田としえ君)  ありがとうございます、議長。  議案第107号、一般会計補正予算に対して反対の立場で意見を申し述べさせていただきます。  予防接種経費、委託料、HPVワクチン、要するに子宮頸がんワクチン予算に関し、反対の立場で意見を申し上げます。  委員会当日に賛成する会派代表の意見の中に、副反応を治療する病院ができた。安心して受診もできる。希望する人が打てばよいとの見解もありました。それらに対して、まとめてお答えしながら反対の理由を申し述べます。  既に、日本では東京、愛知、大阪、九州において、四大訴訟が行われております。いたいけない当時、女子生徒、小学校6年生をはじめ児童であった女の子たちが、自分と同様の被害をお友達に広げたくない、自ら名のりを上げて始まった訴訟でもありました。それら被害者が、本年1月12日、全市区町村宛てに、ヒトパピローマウイルスワクチン子宮頸がんワクチン)積極的勧奨再開に伴う要望書-「寄り添う支援」に近づくための8項目という内容を記して、全国各市町村にお願いをし提出をしている次第です。提出した訴訟代表のお一人の被害者、埼玉に住んでおられます酒井七海さんのお姉様は、お医者様。そして、自身は弁護士を目指して将来を嘱望されたお嬢様でありましたが、現在ベッドにつながれ虫の息で日々を過ごしている次第です。  その提出項目の冒頭には、何と指摘された相談支援体制及び医療体制などの環境が十分整備されていないという現状が、まず真っ先に提出された項目の一つになっています。  既に国は、協力医療機関も平成25年から全国に配置しておりますが、厚労省自身が昨年10月から11月に実施した調査で、多くの協力医療機関においてこの2年間半、副反応患者の受診がない報告がなされております。副反応に対する治療方法は現在に至るまで確立しておらず、全国に設置された協力医療機関は十分に機能していません。  私が知り得る限り、この症状を診察し見抜ける医師は全国数名しかいません。なぜか。ヒトパピローマウイルスワクチンの副反応は、1、知覚に関する症状、頭や腰、関節などの痛み、感覚が鈍い、しびれる、光に対する過敏等、だからこそ子宮頸がんのワクチンの方々はサングラスをずっとしています。私も何日か御様子を見させていただきましたが、夕方、食事をするときに電気がつけられない、真っ暗の中で、家族でおかずを囲み、その白い御飯の色がつらい、こう言います。  運動に関する症状、脱力、歩行困難、不随意運動、車椅子です。  3、自律神経等に関する症状、倦怠感、めまい、嘔吐、睡眠障害、月経異常。  4、認知機能に関する症状、記憶障害、学習意欲の低下、計算障害、集中力の低下など、簡単な足し算もできなくなります。  それだけではありません。つい先般も近県の駅で、二十数歳になる、この子は医師を志していた子ですけれども、夜中の12時半、真っ裸で駅の前を走ってるといって、お母さんから助けてくださいと連絡があったくらいです。それら多岐にわたります。しかも、これらの症状が重層的に発症する恐ろしい病態です。かつてない症状なため、普通の医師は診察しても分からないのです。ほとんど精神病院に行ってくださいと言われます。根気よく患者に向き合い、多くの何百人という被害者を診察し、論文を発表している医師のみが対応できているという実態があります。だから少ないんです、診れる医師が。それでも、治療法は確立していません。10年たっても世界中でもです。  また、ヒトパピローマウイルスワクチン接種後の重篤な副反応の報告頻度は、ほかのワクチンと比べても桁違いに高い上、副作用被害者救済制度における障害年金の対象となる障害の認定頻度は、4種混合や麻疹・風疹ワクチンなどと比べて20倍以上となっています。  当時、中高生でヒトパピローマウイルスワクチンを接種した被害者の多くは既に成人になりましたが、いまだに深刻な副反応症状に苦しんでいます。進学や将来の目標の断念、就労の困難に加え、被害を訴えても無理解で、今日まで語り尽くせない苦痛を強いられています。積極的勧奨の再開によって、同じ苦しみを既に味わっている被害者が生まれていること大変憂慮しています。  そもそも副反応患者の診察のために、全国に協力医療機関を設置したり、医師に対する研修を実施したりしてるワクチンが、ヒトパピローマウイルスワクチンのほかにはありません。これほどの苦しみを与えるワクチンの有効性ですが、ヒトパピローマウイルスワクチンが子宮頸がんを予防する効果は、いまだに世界中で証明されていません。ワクチン接種を希望する人で、薬剤の添付説明書を熟読してワクチンを受ける人はほとんどいないと存じます。皆、国や自治体の進めることは無条件によいと思い、信頼し受けるのです。  現在被害を被ってる方々は、10年前の騒ぎや裁判が起こってることすら知らなかった。知ってる人でも、内容が変わって安全だとばかり思い込んでいた、なぜ裁判係争中であり問題が決着、解決しないうちに大事な私たちの子どもたちに接種を許可したのですか。愕然とした面持ちで肩を落として、御本人ならず御家族全ての方が悔しがっておられます。健康な人に接種するワクチンへの安全性は、その判断は慎重に、ましてや将来のある子どもたちの相手の場合は余計に慎重にしなければなりません。  私たちの税金によって、これ以上、被害者やその家族を絶望のふちに追いやり、苦しめることはやめるべきです。厳に慎むべきと、本件に反対する意見とします。  以上、ありがとうございました。 25 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する各委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 27 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第107号の件は原案のとおり可決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 28 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第119号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第10号)の件を議題といたします。  本件については2常任委員会に分割付託いたしておりますので、順次審査報告を願います。  企画総務委員長の審査報告を求めます。      〔企画総務委員長 登壇〕 29 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  議案第119号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第10号)のうち、企画総務委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  よろしく御審議のほどお願いいたします。 30 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 31 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって企画総務委員会関係の審査報告を終わります。  次に、民生文教委員長の審査報告を求めます。      〔民生文教委員長 登壇〕 32 ◯民生文教委員長(馬場賢司君)  議案第119号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第10号)のうち、民生文教委員会に付託されました内容についての審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  主な質疑といたしましては、マイナンバーカードについての交付率と12月末でどの程度の取得が見込まれるかなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 33 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  これをもって民生文教委員会関係の審査報告を終わります。  各委員長報告について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 35 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。
     これより本件について採決いたします。  本件に対する各委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第119号の件は原案のとおり可決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 37 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第94号、日野市男女平等基本条例の一部を改正する条例の制定、議案第95号、日野市個人情報保護法施行条例の制定、議案第96号、日野市情報公開条例の一部を改正する条例の制定、議案第98号、日野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第99号、日野市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第101号、日野市会計年度任用職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第102号、日野市会計年度任用職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第114号、日野市立地区センターの指定管理者の管理する施設の変更の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 38 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。      〔企画総務委員長 登壇〕 39 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  それでは、企画総務委員会に付託されました8議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第94号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、全ての人の人権を尊重し、多様な生き方を認め合えるまちを目指すために、また、多様な性の在り方に関する差別や偏見などの課題に対応するため、条例の一部を改正するものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するのです。  主な質疑といたしましては、男女平等基本条例を土台にしてパートナーシップ制度を整えるという手法を取った理由はなどでございました。  主な意見といたしましては、1、今後も職員研修の継続実施と商工会を通じて事業者の理解を進めることをお願いしたい。賛成。2、差別や偏見のために制度を利用できない方々がいることを常に自覚し、多様な性についての理解を深めていく努力と責任が求められている。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第95号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、個人情報の保護に関する法律の一部が改正されたことに伴い、日野市個人情報保護条例等を廃止し、必要な事項を定めるものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。  主な質疑といたしましては、1、要配慮個人情報とは、実際どういったものが考えられるか。2、収集した市民の個人情報を守る立場としての認識を問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、個人情報ファイル簿は各部署で作成していくため全ての部署に必要なレクチャーをし、運用に努めてほしい。賛成。2、個人情報を保護する積極的な規定が外され、逆に情報の利用促進を目的としたものである。反対などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第96号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、個人情報の保護に関する法律の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。  質疑はなく、主な意見といたしましては、個人情報の保護に関する法律の改正に関連するものであり、前号と同趣旨。反対などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第98号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、令和4年度の診療報酬改定を踏まえ、一般職職員の看護職員に支給する月額の手当の引上げを行うものです。  なお、本条例は公布の日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第99号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、職員への休暇付与の時期及び傷病による休暇等について改定を行うものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。ただし、第11条の2及び第17条の第1項の改正規定は令和5年4月1日から施行するものです。  主な質疑といたしましては、これまでコロナ陽性になった職員の取扱いについて、デメリットはなかったのかなどでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第101号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、令和4年度の診療報酬改定を踏まえ、会計年度任用職員の看護職員に支給する月額の手当等の引上げを行うものです。  なお、本条例は公布の日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第102号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、職員の疾病による休暇等について改定を行うものです。  なお、本条例は令和5年1月1日から施行するものです。ただし、第11条第3項の改正規定は、令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第114号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、日野市立多摩平中央公園地区センターを地域の居場所としてリニューアルさせることに伴い、日野市立地区センターの指定管理者の管理する施設から当該施設を除くほか、日野市立新井わかたけ地区センターの町名地番が改正されたことに伴い、所在地の変更をするものです。  本議案につきましては、審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上8件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 40 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第94号の質疑に入ります。白井なおこ議員。 41 ◯10番(白井なおこ君)  お伺いいたします。  委員会において、次の2点、質疑があったか確認させていただきます。  1点目が、今回提案の新しい条例名が決まるまでの経緯。  2点目が、条例改正についてはパブリックコメントには付されていないが、それに対する市の見解、制度はパブコメされているのですけど、条例改正自体についての質問です。  以上2点、お願いします。 42 ◯議長(古賀壮志君)  企画総務委員長。 43 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  条例自体の名称についての議論がありましたが、経過についての議論等はありませんでした。(発言する者あり)同じです、二つとも。 44 ◯議長(古賀壮志君)  白井なおこ議員。 45 ◯10番(白井なおこ君)  では、一つずつ改めて質問させていただきたいのですが、委員長においてお取り計らいをお願い申し上げます。 46 ◯議長(古賀壮志君)  企画総務委員長。 47 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  質疑がなかった部分について、議長の御配慮により理事者側から御答弁をいただければと思います。 48 ◯議長(古賀壮志君)  白井なおこ議員。 49 ◯10番(白井なおこ君)  恐れ入ります。言い方が紛らわしかったでしょうか。1点ずつ質問を改めてさせていただきます。  もともとこの条例案ですね、市の提案というのはどのようなものであって、それがどういった議論を経て今回提案の新しい条例名、日野市すべての人の性別等が尊重され多様な生き方を認め合う条例に至ったのか、その経緯をお伺いいたします。 50 ◯議長(古賀壮志君)  答弁を求めます。企画部長。 51 ◯企画部長(高橋 登君)  御質問のありました条例名の検討経過についてお答えをさせていただきます。市は、男女平等基本条例のまま条例名を変更しない案で、日野市男女平等推進委員会と日野市パートナーシップ制度検討委員会に提案をさせていただきました。各委員会での意見として、男女間での課題は解消されていないので男女平等基本条例のままでよいという意見、多様な性の在り方が含まれるということを示すため、女性と男性及び多様な性の平等条例、または多様な性の平等条例、ジェンダー平等条例といった御意見をいただきました。  様々な御意見を踏まえ、最終的には日本語で伝わり分かりやすい名称として、市のほうで議案の名称ということで決定をさせていただきました。  以上でございます。 52 ◯議長(古賀壮志君)  白井なおこ議員。 53 ◯10番(白井なおこ君)  今の御説明の中で、ジェンダー平等条例という案もあったけれども、まだちょっと分かりにくいのではということで、言わばそれを分かりやすく、易しい日本語で開いたような形で今回の条例名になったのかなというふうに受け止めさせていただきました。  一方で、SDGs目標5にはジェンダー平等を目指そうとあります。SDGs未来都市日野市として、その言葉の定着を目指していく必要もあるのではと考えます。  そこで関連して伺いますが、こちらの今の案の条例名も大変熟慮されたものとして受け止めておりますが、少し長いようにも感じます。覚えられないと、なかなか定着も難しいのではないでしょうか。そこで、その略称といいますか、愛称というか通称としてジェンダー平等条例、こういった名称を使っていくこともぜひ検討していただきたいというふうに思いますが、この提案も含め、最終決定者である市長にこの条例に込めた、あるいは込め切れなかった思いというのをお伺いしたいというふうに思います。 54 ◯議長(古賀壮志君)  市長。 55 ◯市長(大坪冬彦君)  条例名、確かに長い条例名であります。これだけ長い条例名ですと、何かしらの略称のようなもの、通称は必要なのかなというのは課題かなというふうに思っております。どうしていくかというのは検討したいと思っております。  先ほどの企画部長の答弁のとおり、ジェンダー平等条例というのも一つの候補になったということでありますので、どうするかということはこれから検討させていただければというふうに思います。  その上で、込めた思いということ、または込められなかった思いというお話でありますが、この条例は従来の条例にLGBTの対応、それからパートナーシップ宣誓制度を単に加えたものということではないと考えております。それを加えることによって、条例全体をこの条例の名称に表現されているように、全ての人々の性別等が尊重される多様な生き方を認め合う条例に、さらに進化し続けて、そういう社会を目指すものということで、全面的に文言も含めて改正するということにしたという思いがあります。  例えば、ちょっと例として適切かどうか分かりませんが、日野市特別支援教育があります、ひのスタンダードということで有名であります。これは、単に配慮が必要な子どもたちに対するものだけではなくて、子どもたち全体に対するいろんな意味での教育のレベルアップ、そして支援をということがあります。  それと同じように、LGBTに対する支援というのは性的少数者に対する支援だけではなくて、男女も含めて全ての、様々な性別等がある方々が尊重されて多様な生き方を認め合うような方向に、そういう社会を目指すんだという決意表明を含めて、この名前にさせていただいたということであります。  それを含めてということでありますんで、そういう意味ではある意味、私の全ての思いは込め切れたかなというふうに思っております。  以上です。 56 ◯議長(古賀壮志君)  白井なおこ議員。 57 ◯10番(白井なおこ君)  ありがとうございます。ジェンダー平等が実現された社会の先に、今、市長がおっしゃったような社会があるのかなというふうに感じておりました。ありがとうございます。  二つ目の質問です。  今回は条例の一部改正ではありますが、条例名が変わるということは大変大きな改正だというふうに考えます。日野市パブリックコメント手続実施要綱に照らしても、パートナーシップ制度と併せて、名称変更も含めた条例改正についてもパブリックコメントに付すべきであったのではないかと考えますが、それに対する市のお考えをお伺いいたします。 58 ◯議長(古賀壮志君)  企画部長。 59 ◯企画部長(高橋 登君)  議員、御説明のとおりで、パブリックコメントにつきましては、日野市パブリックコメント手続実施要綱に基づいて実施をさせていただいております。  パートナーシップ制度は、市の施策の基本的な方針になるものと判断をし、多くの皆様に制度の趣旨や概要を分かりやすくお伝えするということで、多くの御意見をいただけるような形で実施をさせていただきました。  以上でございます。 60 ◯議長(古賀壮志君)  白井なおこ議員。 61 ◯10番(白井なおこ君)  パートナーシップ制度のパブリックコメントをしたのは分かっているんですが、それに加えて、せめてですね、新しい条例の名前だけでも、こうなりましたと一方的に報告するのではなく、市民の声を聴いてほしかった、一緒に考える機会があってしかるべきだったのではということを御指摘をさせていただき、質問は以上とします。 62 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 63 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第95号の質疑に入ります。有賀精一議員。 64 ◯9番(有賀精一君)  一般質問の中でもさせていただいたんですが、今回の個人情報保護条例を個人情報保護法施行条例というふうに名前を変えるということで、しかもそれがですね、内閣府の外郭団体である個人情報保護委員会ですか、そこから提起をされて一律それに従うようにという形で問題が出てきてるわけですけども、一般質問の中でも質問をした部分でもあるんですが、確認したいこととして今回の委員会の中で審議会、日野の個人情報保護審議会の中ではどのような議論がされたのか、されなかったのか、確認をしたいと思います。 65 ◯議長(古賀壮志君)  企画総務委員長。 66 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  審議会で具体的にどんな議論がされたのかということについては、委員会の中では質疑はなかったかと思います。 67 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 68 ◯9番(有賀精一君)  できればですね、そのことについて再度、市の側にその内容について問いたいと思うんですが、よろしいでしょうか。 69 ◯議長(古賀壮志君)  企画総務委員長。 70 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  今の質疑に対して、議長の御配慮により理事者側から御答弁いただければというふうに思います。
    71 ◯議長(古賀壮志君)  答弁を求めます。総務部長。 72 ◯総務部長(竹村 朗君)  御質問の審議会に関する件でございますが、審議会に対しましては事務局のほうから今回の制度改正について御説明申し上げ、審議会の機能として、諮問事項として地方公共団体が講じる措置において、専門的知見に基づく意見を聞くことが特に必要なもの、あるいは特定個人情報の保護評価の第三者点検については、引き続き諮問事項とさせていただくこと。また、存否応答拒否決定や目的外利用の年間報告、個人情報ファイル簿作成にかかる年間報告については、しっかりと報告事項として報告させていただくという御説明を申し上げ、了承いただいたところでございます。  以上でございます。 73 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 74 ◯9番(有賀精一君)  一般質問の中でも行ったことですが、今回の施行条例によって今までの各地方自治体、日野市も含めてですね、制定をしていた個人情報保護条例の劣化、質的な低下ということが起こるのではないかという懸念があるわけです。  実際問題として、やっぱりそうしたことの懸念ということが審議会の中では一切出なかったということで確認をさせていただいてよろしいですか。 75 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 76 ◯総務部長(竹村 朗君)  そのことに対する御意見はなかったと考えてございます。  以上でございます。 77 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 78 ◯9番(有賀精一君)  懸念される問題についてのですね、質疑等も審議会の中では行われなかったという現実を確認したということと、パブリックコメントも既に行われ、市民からの意見も出されているわけですが、その中ではですね、一般質問の中でもあったんですが、やはり個人情報保護という意味で懸念されるのが幾つかあるという指摘がですね、市民の側からも出ているということで、それについては今の話であると市側が説明した内容を、審議会が質疑なく了承をしたということで確認していいか、もう一度答弁をお願いいたします。 79 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 80 ◯総務部長(竹村 朗君)  審議会において全く質疑がなかったかどうか、大変申し訳ございません、現在のところで手元に資料ございませんが、特に反対の意見はなく了とされたということは報告を受けてございます。  以上でございます。 81 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 82 ◯9番(有賀精一君)  反対ということではなくて、懸念される事項の問題等々のですね、質問が審議会の中で審議委員から出されたこともあり得ると私は思うんですが、今の答弁ですと、そのことがあったか、なかったか分からなくて、最終的な結論として了承されたということなんですか。もう一度、その辺、確認をしていただけますか。 83 ◯議長(古賀壮志君)  総務部長。 84 ◯総務部長(竹村 朗君)  特に反対の御意見はなく、了承されたという報告は受けてございますが、すみません。その詳細については、申し訳ございません、ちょっと確認をさせていただければと存じます。  以上でございます。 85 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 86 ◯9番(有賀精一君)  重要な中身だと思います。やっぱり懸念される問題について審議委員がそのこと言っていれば、ある意味その条例の中に日野市独自にでも条例として、その懸念される問題についてこうであるということを盛り込むことも十分可能であったと思うんですが、そのような形での論議ではなかったというふうに私は、今、受け止めたんですが、一応、資料請求をさせていただくことは可能でしょうか。  以上です。 87 ◯議長(古賀壮志君)  ただいま有賀精一議員からの資料請求につきまして、資料を提出することは可能でしょうか。また、いつまでに提出できるでしょうか。総務部長。 88 ◯総務部長(竹村 朗君)  確認次第、早急に御提出いたしたいと思います。  以上でございます。 89 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 90 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第96号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 91 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第98号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 92 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第99号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 93 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第101号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 94 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第102号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 95 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第114号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 96 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本8件の質疑を終結いたします。  議案第94号について御意見があれば承ります。新井ともはる議員。 97 ◯4番(新井ともはる君)  議案94号、日野市男女平等基本条例の一部を改正する条例の制定について意見を述べさせていただきます。賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  本条例は、憲法の基本的人権の下、男女平等の社会を目指し平成13年に制定されました。制定から20年を迎えまして、性別に起因する課題は男女差別だけじゃなく、性別マイノリティーの偏見、差別といった多様な性の在り方に関する課題へと広がりつつあります。  日野市は、令和元年には内閣府からSDGs未来都市に選定されまして、その中のこの国際目標の中に17の目標がございますが、その目標の中にはジェンダー平等を実現しようというものも含まれております。  東京都では、パートナーシップ制度の設計をする前にですね、実施した調査の中で都内にございます、都内の在住、在勤、在学をする20歳から69歳のうち、性的少数者は7.7%、13人に1人の割合で性的少数者がいるということがこの調査の内容で分かりました。実は、身近な存在だということがここで分かったわけでございます。  日野市は、パートナーシップ制度検討委員会が令和3年9月から約1年間開催されまして、その間、6回委員会が開催され、自分が当事者として公表し活動されている方も複数参加をされ、この制度の使い方や表現など意見交換をしたというふうにお伺いをしています。  市内では、いろんなですね、これからこの働きかけをするわけでございますが、市内の事業者への働きかけ、これはとても重要だと考えています。分かりやすいパンフレットを作成して、配布したりとか、また、商工会の方にも参加いただけるような講演会、研修会をお願いしたいと思っています。まずは、商工会が基礎になって、商工会に入ってない方、商工会が基礎になっていろいろと対応されると思いますが、商工会に入ってない方でも個別の相談があれば小回りを利かせながら働きかけをお願いしたいと思っています。  また、証明書を提出するときに、それを扱う事業者がアウティングにつながらないように、例えばサービス提供するときにいろんなこの証明書のコピーを頂くことになります。このパートナーシップの証明書のコピーに当たってはですね、本人の了解を得ながらコピーするなど対応の徹底に図っていただきたいと思っています。差別、偏見をおそれて、パートナーシップ宣言証明書を利用したくないというふうな方も実際、おられます。法的効果がなかった当事者の方でも、申請する人、申請しない人が出ていますが、個人情報が漏れることが不安だから申請をすることを諦める、そういったことがないようにしていただきたいと思っています。  庁内の業務システムから情報が漏れるということは想定していませんが、申請時における対応の中で配慮がとても重要だと考えています。例えば、窓口は事前に日程を決めながらその当事者の方に来てもらって、対応するのも限られた職員の方で対応するなど、運営に際しましてもどのように配慮するのかしっかりと今後検討していただきたいと思っています。  東京都では、10月11日に受付を開始し、11月1日に制度開始をしました。東京都では、パートナーシップ宣言制度だけにシステムを構築しまして、必要な届けの書類をですね、アップロードすればオンラインで全て完結するものが出来上がっています。この不備がなければ土日、休日を除いて、原則10日以内に受理の証明書が発行されるというわけでございまして、日野市におきましてもこの宣言書等の受理後、この申請書の確認をさせていただきましたら、10日以内に証明書が郵送されると聞いております。  この受理の証明書におきましては、東京都ではスマートフォンの画面の中でいろいろと提示するようになっていると聞いております。日野市では、この証明書につきましては運転免許証のサイズでカードタイプの持ち歩く、財布の中にも入れられるものを用意しているというふうに聞いていますが、今後、当事者の方から様々な意見をお伺いすると思っています。  そういう中、今このスマートフォンでの扱いを希望されるといった、そういった声があればですね、ぜひそういった画面を提示できるような、スマートフォンでの提示ができるような、そういう働きかけも、ぜひ検討していただきたいと思っています。  また、申請された方が様々なこと、困難にも出会わすことがあるかと思っています。そういう中、アフターサポートの充実も図っていただきたいと思っています。申請をして終わりでなく、本人の了解を得ながら、例えばメールを時々送らせてもらうだとか、情報の提供をするだとか、何かお困り事がないかとか、パートナーシップに対してどのような弊害を感じているのか、行政が気づかないことを当事者からしっかりとヒアリングができるような体制、また、アンケートを通じての様々なヒアリングをしっかりと働きかけをしていただきたいと思っています。 そういう中、こういう場面で困ったなとか、こういう場面で証明書が使えるのならばいいだとか、そういったことですね、しっかりと意見として吸い上げていただきたいと思っています。  今回の条例の中では、申し送り事項としまして、ファミリーシップについてパートナーシップ検討委員会の中で、おおむね5年以内に検討するという申し送り事項がついたというふうに伺っております。この申請され、制度を使用された方へ、申請後様々なフォロー、お困り事や気づきなどを伺う中に、この検討委員会で申し送り事項になっていましたファミリーシップの検討にも結びつくものがいろいろとですね、中に入ってくるかと思っています。  この申請された方々が、例えば今後、子どもを持つという方もいらっしゃるかと思っています。女性同士のカップルにおいて、一方の方が出産した場合は、法律上シングルマザーとなりまして、パートナーと子ども同士は他人同士として扱われるわけでございます。そういう中、例えばこのパートナーの方が保育園に送り迎えができなかったりとか、また、医療機関での手続ができないだとか、そういった日常的な支障が考えられるものも検討していただきたいと思っています。  今現在では、公立の保育園のほうに確認しますと、保育園の送り迎えができますよだとか、また、市立病院でも最期のみとりもできるようになるだとか、そういったものも検討しているというふうに聞いておりますが、今後ですね、様々な支障が想定されますので、しっかりと対応していただきたいと思っています。  今回の条例制定では、子どもの意思確認のことがポイントで、見送りがされたというふうに聞いています。他市では、パートナーシップ、パートナーの方を軸にですね、下の子どもたちと上のおじいちゃん、おばあちゃんを含めた世代のつながったファミリーの枠を広げるといった、そういったものを実施するとしたところもあると聞いています。おじいちゃん、おばあちゃんもいる中でですね、この新しい家族の形が見えているものだと思っています。今までは、カップルだけがこの新しい制度に入ったわけでございますが、今後はですね、家族で新しい制度に変わりつつ役割が大きく変わってきているというふうに認識しています。  昨今では、令和4年4月ですね、7年目に向かいました世田谷区におきましては200組以上宣言がされたといいますが、このパートナーシップ制度が新しくパートナーシップ・ファミリーシップに宣言されたというふうに聞いています。制度が7年目に迎えることで、いろいろなパートナーシップを提供する中で、介護だったりとか、入院のお世話を担うだったりとか、いろんなものが見えてくる中で新しい家族の関係、そういったものが、いろいろ変わりつつあるかと思っています。(「そんなに言うんだったら、委員会で質疑してよ」と呼ぶ者あり)  また、この市のサービスが考える…… 98 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員に申し上げます。意見を簡潔にしていただき、円滑な進行に御協力くださるようお願いいたします。  続けてください。 99 ◯4番(新井ともはる君)  分かりました。  様々なこの市のサービスを考える中ですね、他市の取組なんかもいろいろと研究をしていただきたいと思っています。例えば、神奈川県の横須賀市で体外受精の不妊治療の女性の対象なども追加にしています。徳島市のパートナーが子どもの保育援助の申込みも可能となっているというふうに聞いています。そういうことも含めて、ぜひ検討のほうをお願いしたいと思っています。  以上で、賛成の立場として意見を述べさせていただきます。(「そこまで言って賛成かよ」と呼ぶ者あり) 100 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 101 ◯8番(ちかざわ美樹君)  議案第94号、日野市男女平等基本条例の一部を改正する条例の制定について、日本共産党市議団を代表し、賛成の立場で意見を申し上げます。  日野市男女平等推進委員会、日野市パートナーシップ制度委員会等、多様な方々の参加で深く丁寧な議論を経てパートナーシップ制度導入にこぎ着けたことに対して敬意を表します。  先日11月30日に、同性婚を認めない民法や戸籍法の規定は憲法違反だとして同性カップルらが国に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は同性愛者についてパートナーと家族になるための法制度が存在しないのは、憲法24条2項が婚姻や家族に関する法律は個人の尊厳に立脚して制定されなければならないとしていることに照らして、同性婚ができないのは憲法に違反している状態だとしました。特定のパートナーと家族になるという希望を有していても、同性愛者というだけでこれが生涯を通じて不可能になることは、その人格的生存に対する重大な脅威、障害であると指摘をしています。  現在、同性婚を認める国、地域は約30に上っていますが、同性婚の認められていない日本においては、同性カップルを認証するパートナーシップ制度の導入が242自治体、人口の6割以上に広がっています。  日本共産党市議団は、国が同性婚の法整備に早期に踏み出すべきであると考えるとともに、同性カップルの権利を自治体として保証する制度としてのパートナーシップ制度の導入を求めてきましたので、このたびの条例改正を歓迎するものです。  性的マイノリティーと呼ばれている方々は、差別や偏見の下で日常的に様々な困難を強いられています。自治体によるパートナーシップ制度導入は、婚姻に相当する関係を公的に認める制度として、婚姻届の受理を求めても受理されない方々のために、自治体として差別状態、不利益の解消を目指すものですが、東京地裁判決の人格的生存に対する重大な脅威、障害の除去の一助であり、制度導入によって当事者の方々への理解、差別や偏見の解消が進むことを願ってやみません。  それとともに、パートナーシップ制度を導入した自治体であっても、差別や偏見のためにその利用ができない方がおられることを常に自覚し、多様な性についての理解を深めていく努力と責任が私たちに求められていると思います。一組でも多くの方に、このたびの制度を利用していただくこと、そして婚姻の平等の実現のために力を尽くしていく決意を申し上げて、賛成の意見といたします。 102 ◯議長(古賀壮志君)  白井なおこ議員。 103 ◯10番(白井なおこ君)  議案第94号、日野市男女平等基本条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場で意見を申し述べます。  パートナーシップ制度策定に当たっては、2020年市議会への市民からの請願が採択され、その後、組織改編をし、検討委員会を立ち上げられ、理解を深めるための市民講座等、大変丁寧なプロセスで取り組まれてきたと評価をさせていただいております。大変お疲れさまでございました。  できれば請願者も検討に加わってほしいと願っておりましたが、事情によりかないませんでした。しかし、つい先日、久しぶりにつながることができメッセージを承っていますので紹介します。  こんにちは。請願者の市丸愛佳です。請願させていただいたパートナーシップ制度が日野市にて上程されているとのこと、うれしく思います。当請願は、まだまだ法的に守られていない同性カップルや多様な性の当事者が、より暮らしやすくなってほしいという思いから提出させていただきました。しかし、制度の利用を多様な性の当事者に限ってしまうことで利用すること自体が意図しないカミングアウトになってしまうため、せっかくの制度が利用しづらくなってしまうという声があります。性の在り方にかかわらず、誰でも利用できる制度になることで皆が生活がしやすくなる制度になってほしいと願います。  ここまでです。  制度ができてとてもうれしい、ただ、実際に困っていて利用したいけれど利用することに障壁を感じ、利用できない人がいることを懸念されているということだと受け止めています。  事実婚の人を対象にするかどうかが焦点ではなく、大切なのは本当に使いたい人にとって使いやすい制度かどうかということです。検討委員会においても、そういった意見がありました。  その検討委員会からは、おおむね5年以内にファミリーシップ制度導入について検討することが申し送られています。ぜひそれと併せて請願者の思いも受け止めていただき、さらに全ての人に利用されやすい制度へと発展していくことを求めます。そのためにも、まずはパートナーシップ制度というものがまちに根づいていくために、今後の周知の際には、その根幹にあるジェンダー平等に対する理解も深まるよう丁寧な説明の工夫を要望します。なぜなら、多様な性の当事者が抱える困難は、ジェンダー規範の改善なくして解決はあり得ないからです。  先ほどの質疑で、通称としてジェンダー平等条例を使っていくことも検討していくといった市長からの答弁もありました。日野市なりのジェンダー平等の訳語とも言えるこの全ての人の性別等が尊重され、多様な生き方を認め合う、これなんだということをぜひ広めていただきたいです。  さがという言葉があります。持って生まれたものという意味で、漢字は「性」と書きます。それは変えることはできない。なぜなら、持って生まれたものだから、だからこそ、それを認め合うことはありのままの自分を受け入れ、そして受け入れられることにつながる、それが誰にとっても生きやすい社会となります。誰もが個人として尊重され、平等に扱われなければならないパートナーシップ制度は、今ある不平等をなくしていくための一つのアプローチです。  ここが理解されなければ、特別な人たちのための新たな優遇措置といったような上から目線の誤った上辺の受け止めで終わってしまいかねません。ぜひ、自分のさがを見詰め直す機会、パートナーって何だろう、家族って何だろう、結婚の自由って何だろう、平等や人権って何だろう、そういった自分事として考え、心が動くことで理解が深まるような周知啓発に期待をいたします。  日野市男女平等基本条例、これがつくられるときも様々な議論があったと聞いています。協働参画ではなく、あくまでその先の平等なんだと、一歩先を行っていた日野市の男女平等施策のスピリット、その思いと理念を引継ぎ、ジェンダー平等条例として、さらに高めていくことを願い意見といたします。 104 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 105 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 106 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第94号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第95号について御意見があれば承ります。奥野りん子議員。 107 ◯17番(奥野りん子君)  この条例案はですね、国のデジタル社会の形成を図るための関係法律の整備のために、法律第51条関係を改正したことにより、その条例についても国の個人情報保護法に沿って、改正した内容に沿って日野市の条例をつくり直すということであります。  しかしですね、例えば国の法律は、統計の作成又は学術研究の目的のために保有個人情報を提供するとき、本人以外の者に提供することが明らかに本人の利益になるとき、その他個人情報を提供することについて特別の理由があるとき。結局、公開できますよというようなことがいろいろ列記されてるんですね。  ところが、この特別な理由があるときという内容が、では特別とはどういうときなのかという細かい規定はないわけですよ。結局、自治体の判断になってしまう。だから、自治体によって出してはいけないものを出してしまう危険性も秘めているわけですね。やっぱり、内容的に、国がデジタル化によって企業に自治体情報をどんどん活用してくださいということを目的にこの個人情報の保護法が改正されているわけですから、こういう内容では、もうざる法、国民の個人情報がだだ漏れになってしまう危険性もあるんですよ、縛りが緩いんです。  このことを前提にですね、例えば日野市の条例改正はということになりますと、個人情報ファイル簿の作成及び公表、第4条、この内容がとても問題でしてですね、個人情報ファイルは法第74条第2項第9号に掲げる個人情報ファイルにおいて、これを公表しなければならないと書いてあるんですよ。この法第74条第2項第9号に掲げる個人情報ファイルというのは、要するに政令で定める数に満たない個人情報ファイルなんです。1,000に満たないような情報というのはね、別に公開しなくていいよと、この条例は、自治体が持っている情報を全部ファイルにしなさいと。ぴっと押したら、日野市が持っている情報、例えば生活保護に関する情報をだだだだだだ、障害者に関する情報をだだだだだだ、日野市がどういう内容で個人情報を持っているかというのがもう一目で分かるんですね。だから、企業が、あっこの情報は使えるという情報を取ることが安易にできてしまう方向に改正されているわけですよ。  そうすると、結局、市民の個人情報を守ろうと思ったら、政令で定める数に満たない情報は隠しておけばいいんですよね。数が少なくなればなるほど、個人情報が暴かれやすくなってくる。日野市は、これを、政令に満たない数もいっぱい持ってるけれども、これを公表するというふうにうたっています。  この下に、ただし、特定の個人が識別されるおそれのある個人情報ファイル簿については、この限りではないって縛りをかけていますが、じゃあ、このレベルは何人ぐらいですかと聞いたら50人レベルだと。50人いたって100人いたって、この個人情報が分かってしまうような状況というのはあるはずです。それは日野市が自覚していないだけで、アップしてしまったらみんな分かってしまうということもあり得る。  そして、日野市のこれまでの状況を見ましても、今、いろんな請願が上がってきていますが、日野市は全然市民の個人レベルの生活の内容についてまで理解は及んでいない、そういうことが分かったわけですよね、第四幼稚園にしてもね、このフリースクールにしても、日野市はちゃんとその情報を持っていると思いながら、実は持っていなかった。だから請願が上がってくるという状況の下で、この情報を開示してしまったら、本当に市民に不利益が及ばないのかという判断は、市民の暮らしを的確に認知していない、認識していない自治体が安易に判断して公開するということは、本当に危険だなというふうに私は思っております。
     例えばですね、審議会への報告ということで、当該開示請求を拒否したときは、日野市情報公開・個人情報保護運営審議会に対し、速やかにその旨を報告しなければならないとあるんですね。ところが、この情報を本当に開示してよかったのというチェックを事前に受ける仕組みは全く想定していないですよ。要するに、個人情報保護といいながら、この中身は情報公開の中身になっているんです。どうすれば、情報公開がスムーズかという内容になっているんです。  タイトルが国の法律どおり個人情報保護に沿って変えるものだから、こちらを個人情報保護ということで残して、既にある日野市の条例、三つの条例、個人情報保護条例はなくす。そして、情報公開条例を残すというふうにしてありますが、肝腎のこの95号自体が個人情報保護ではないんですよ。個人情報をどう公開するのかということに視点が置かれて、ここに上程されているわけですね。  なので、私は残すんであれば、国がこれだけ個人の情報を公開する方向で動いている以上、それを日野市としてどう縛るのかということで、情報公開条例を残すのではなく、96号でね、あえてこの条例を縛るための、日野市独自に、日野市の市民の個人情報をしっかりと守るためのルールを、日野市個人情報保護条例として残すべきであったというふうに思います。  ということでですね、国があまりにも公開を急いでいる、デジタル化に伴ってね、全国の自治体の情報が共有化される。それを大いに利用して、もっと社会を活性化しよう、ここには異議はありません。ところが、そのためには、やっぱり個人情報を守られなければいけない、その縛りが緩いということでは、この条例改正自体には到底、賛成できるものではないというように、意見とさせていただきます。 108 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 109 ◯4番(新井ともはる君)  議案第95号、日野市個人情報保護法施行条例の制定について、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  まず、個人情報利用状況の公表について意見を述べさせていただきます。  現時点でも事務単位で個人情報取扱事務登録簿で個人情報ファイル簿のようなものがですね、存在し、公表されている状況です。今回、法律上、作成と公表が義務化されまして、日野市でも各主管課が中心となって、どんな個人情報を扱っているか分かるようなファイルをホームページ上で公表するというふうに聞いています。国の規定ですと1,000以上の場合、保管ということでございますが、日野市の場合では1,000未満でも作成し、個人が特定されるものにつきましては除外をし、個人ファイル簿を作成すると、全部で750程度だと聞いています。このファイル750件作成に当たりましては、この運用に向けまして、個人情報ファイルの整理につきましてですね、各部署のほうにしっかりとレクチャーをしながら対応をやっていただきたいと思っています。  今後、仕組みの検討や市民の皆さんへの周知、また広報についても様々議論があると思っていますが、4月までのスタートまでに、かなり時間もタイトだと思っています。かなり現場も大変だと思いますが、個人情報の運用が、ぜひ下がらないように実施していただきたいと思っています。  次に、死亡の情報の取扱いについてでございます。  遺族の権利利益を確保するために、死亡情報の開示のみの対応となっております。死亡の情報の取扱い方について、今後、議論が必要だと考えています。これまでは、日野市を含む全国の地方公共団体は死者を含めて個人情報というふうに定義をしておりました。今回の改正で、個人情報保護法の統一化があり、もともと国は個人情報保護法で死者は含めないという個人情報の定義を実施してきました。  日野市は、これまで個人情報保護条例で生存している権利利益を保護するために開示してまいりました。今後、個人情報保護法で開示できない部分につきましては、生存者と関係のある情報について情報提供し、今後も要綱等で対応するなど、別の手続でこれまでどおり開示できるように検討をしていただきたいと思っております。死者の情報の取扱いについて、今後、議論が必要だと考えていますが、引き続きぜひ検討のほうをお願いします。  最後に、見える化についてでございます。  例えば、札幌市の中では、札幌市長、毎年1回ですね、札幌市の機関の中で個人情報保護法制度の運用の状況の取りまとめ、公表を行っています。今札幌市長は、毎年1回ですね、この取りまとめた運用の状況を審査会に報告するようにしております。  日野市におきましても、運用状況及び実施状況の公表については現在もですね、年に1回、広報等で公開してますが、今後はより一層市民に分かりやすく見える化に努めていただきたいと思います。  以上をもちまして、賛成の意見を述べさせていただきます。 110 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 111 ◯9番(有賀精一君)  議案第95号、日野市個人情報保護法施行条例の制定について、反対の立場で意見を述べます。  2021年、個人情報保護法改正により、自治体は2023年3月までに個人情報保護条例を国基準にすることを求められ、本議会に市側から提出されたのが条例案です。各自治体の個人情報保護条例は、国の法制化にはるかに先行して制定され、実務が積み重ねられてきました。日野市においても同様です。このことは、国も独創的な規定を設けている条例も見られるなど、地方公共団体の創意工夫が促されてきたところであり、我が国の個人情報保護法制は地方公共団体の先導的な取組により、その基盤が築かれてきた面があると認めていました。  しかし、内閣府の外局である個人情報保護委員会は、さきに述べた国基準として活発化する官民や地域の枠を超えたデータ利活用に対応するために、これまでの自治体の条例の規定をことごとく許容されないと否定し、条例を廃止し、手続的なことを規定する個人情報保護法施行条例を制定するように迫り、今回、全国の自治体でこのような法改正が行われようとしているわけであります。  日野市も含め、これまでのほとんどの自治体の条例は、個人情報保護審議会を設置して個人情報の収集、利用、提供等を行政内部だけの判断に委ねることなく有識者や住民参加でチェックし、その結果を住民に公開してきました。  個人情報は、本人から収集することを原則とし、差別や偏見を生じさせるおそれのある要配慮個人情報、センシティブ情報の収集を制限してきました。これらの取組が、自治体への住民の信頼を支えてきたわけです。個人情報の利活用が活発化する時代だからこそ、このような取組はますます重要であります。  このことを踏まえ考えるならば、とりわけ審議会の果たす役割が極めて大きなものであることは明らかであります。しかしながら、今回の施行条例が制定されてしまいますと、この審議会の役割が軽んじられてしまうのではないか、その懸念があるわけです。こうした場合、確認しておかなければならないことを述べたいと思います。  憲法は、地方自治の本旨を規定し、自治体は法律の範囲内で条例を自主的に制定することが認められています。個人情報保護法改正に当たり、国会も地方公共団体が条例を制定する場合には、地方自治の本旨に基づき最大限尊重することを附帯決議しています。また、地方分権により、国と地方は対等の法令の解釈権があります。法の規定を超えて、条例を制約する個人情報保護委員会による今回の施行条例への姿勢は、地方自治の本旨に反し立法府の意思を軽視するものであり、個人情報保護にとどまらず地方自治も危うくするものではないでしょうか。  先ほど、質疑をさせていただきましたが、本来であれば今回の施行条例の持つ課題についてしっかりと精査をし、個人情報が守られるように、そして、その運用が個人情報保護の目的にかなった形で行われるように審議会はそのことをしっかりとチェックをし、条例の中にそのことを盛り込むべきではないでしょうか。そうしたことが行われず、今回はこの条例が施行されようとしています。  例えば、先ほど死者の情報の件につきましても話が出ましたが、国の解釈として生存する人の情報のみという形でなっています。確かに市の側は、死者の情報については以前と変わらず市民の皆様に情報を提供する形で運用するというふうに言っていますが、国の縛りに対して何ら、施行条例を読むとその担保される文言はないわけです。こうしたことを考えた場合、様々な問題で個人保護の劣化が進んでいく可能性が高いと考えます。  今後のデジタル社会の中で、私たちの個人情報の保護がしっかりと行われるためには、こうした点を地方自治体はしっかりと押さえておかなくてはいけないと考えます。そうした意味で、反対の意見とします。  同時に、この条例が本議会で議決され運用されたとしても、国に対する不当な干渉や企業によるデータの利活用をはじめ、様々な問題が起きたときに、しっかりとこれをチェックしていく取組を私たち議会はしていかなければならないことも付け加えまして、反対の意見とさせていただきます。  以上です。 112 ◯議長(古賀壮志君)  白井なおこ議員。 113 ◯10番(白井なおこ君)  議案第95号、個人情報保護法施行条例の制定について意見を述べます。  本条例は185条に及ぶ個人情報保護法を施行するに当たり、曖昧な部分、すなわち条例で定めるとされている事項、また、法に接触しない範囲で条例で定めても構わない事項の計11の条文であると理解しています。要配慮個人情報においては、前議案第94号に連携する形で性自認や性的嗜好に関することを含めたことは評価をさせていただいております。一方で、その前議案第94号に照らし合わせて考えてみても、既存の個人情報保護条例を残し、その改正案でも対応できるはずで、実際に自治体の条例制定としてそのような対応をしている自治体もあります。  日野市においては、国の指示に従い法の施行条例という新しい条例をつくって従来あった個人情報保護条例を廃止したわけでありますけれども、その点に関しては地方自治の気概を感じられず少し残念に感じます。決して気概だけの問題ではなく、責任の所在や説明責任の在り方、職員の意識や市民からの見え方にもつながってくると考えますので、市の姿勢としてそこは指摘をさせていただきます。  全般的には、これまで日野市が独自につくり上げてきた8章にわたる全40条の日野市個人情報保護条例が本条例に置き換わることのメリットとリスクは何なのか。一元化の先にある課題が、これからという部分もあり現時点では具体的に見えにくいと感じています。本議案には賛成はいたしますが、背景にある情報の一元化、これに対して不安や疑問を抱く市民も多くいます。その根幹にあるのは、結局、政府に対する不信感もあるのではと受け止めております。  情報と信頼というのは切っても切れない密接な関係にあります。いわゆる2,000個問題と言われる自治体独自のルールが、データの利活用促進を目的に全国共通化されるわけですが、個人情報の利活用が保護を上回れば、それでよいということでは決してなく、保護はあくまで保護、これまでの水準が後退することはもとより市民の不利益につながることはあってはならないと考えます。その点は、くれぐれも職員の方々は、これから研修なども行っていくというふうに聞いておりますが、運用の在り方に細心の注意を払っていただけますようお願い申し上げます。どのような形であれ、情報漏えいにつながることは市民からの信頼を損ねることにつながります。議会としても、しっかりとチェックをしていかなければと考えております。  最後に、市民に対して、そもそも個人情報の開示や訂正、消去、廃棄、利用中止を求める機会、そういうのはなかなかないとは思いますけれども、するしないは別として、できるということは、手続を含めて分かりやすく伝える工夫を求めます。  あわせて、第三者に個人情報を提供する際、また自治会などで逆に情報を管理する際に注意すべき点などについても啓発に力を入れていただきたいことを申し添え、以上、意見とさせていただきます。 114 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 115 ◯8番(ちかざわ美樹君)  議案第95号、日野市個人情報保護法施行条例の制定に、反対の立場から日本共産党市議団を代表して一言意見を申し上げます。  この条例の趣旨は、昨年2021年5月に成立したデジタル関連法の中で改定された個人情報保護法に基づき必要な事項を定めるとともに、日野市個人情報保護条例を廃止するというものです。デジタル関連法の主要な柱は、国は地方自治体のシステムや規格を標準化、共通化し、個人情報を含むデータの利用を強力に推進しようとするものです。日本共産党はこの関連法に対し、個人のプライバシーの侵害、地方自治の侵害、国民生活への影響、利益誘導、官民癒着の拡大といった多くの問題があるとして反対しました。  このデジタル関連法及び関連法の中で改定された個人情報保護法により、各自治体で独自に制定してきた個人情報保護条例は、法律の範囲という縛りをかけられることとなり、独自措置は要配慮個人情報の上乗せや処理期間の短縮、手数料等の対応などに限定されるものとされています。地方自治の重大な侵害です。  日本をはじめ全国で制定されていた個人情報保護条例の多くは、自己情報コントロール権に基づいて個人情報を守る、保護することで個人の利益、基本的人権を擁護するというものでした。日野市個人情報保護条例も、個人の権利利益を保護することを目的とすると明記し、本人以外からの情報収集、目的外利用、外部提供の原則禁止とともに、例外対応における本人通知義務にまで規定するなど、積極的な規定を定めて運用されてきています。  今、個人情報保護法施行条例は、こうした個人情報を保護する積極的な規定が外され、逆に情報の利用促進を目的にした個人情報保護法に基本的に一元化することを内容とするものであり、とても賛成することはできません。  以上、反対の理由といたします。 116 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 117 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 118 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第95号の件は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 119 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。              午後0時02分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              午後1時11分 再開 120 ◯議長(古賀壮志君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、議案第96号について御意見があれば承ります。有賀精一議員。 121 ◯9番(有賀精一君)  95号と関連する案ということで、反対をいたします。  以上です。 122 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 123 ◯17番(奥野りん子君)  この96号、日野市の情報公開条例の一部を改正する条例ですけれども、内容が情報公開に逆行して、これまでの日野市の情報公開条例のレベルを低下させるものとなっています。なので、賛成するわけにはまいりません。  具体的にどういうことかといいますと、例えば第7条3号改正ですけれども、ここに行政機関の要請を受けて公にしないとの条件で任意に提供されたもの、これを業者あるいは企業は情報公開しないということが許されるんですね。何が言いたいかといいますと、初めに、しないという条件をつけて提供された情報であれば公開されないということであれば、何にも情報公開されないということになるわけですよ。企業にとって都合の悪い情報は一切、この縛りがあれば提供されないおそれがある。だって自治体の判断ですから、判断に任されるわけですから、いろいろ書いてありますけれども、要するに最終的には自治体の判断になります。  その自治体の判断が私は信頼できないというのではなく、とても危ういなと思ってる理由はですね、例えば、旧条例では3号改正のイですね、旧条例では、いろいろこういう場合について情報を公開しなければならない。企業情報なので個人情報と同じく、やっぱり個人情報として守られる権利があるけれども、こういう場合は公開しなければならないという規定もちゃんと設けられていて、その公開する内容として細かく規定されているんですよ。この細かく規定されている基準に当てはめれば、安心してこの公開を託すことができるんですが、それが一切取っ払われているんですね。なので、曖昧な言葉で、美しい言葉で、いや、でも人の権利に係ることだったら公開すべきですよという文言一言で片づけられているので、じゃあ、その文言の市側の解釈によって公開が左右されるという関係になっています。  一番左右される理由が、旧条例では、例えばイですね、違法又は不当な事業活動によって生じた支障、又は生ずるおそれがある支障から人の生活を保護するため公にすることが必要であると認める情報は開示しなければならない。  要するに何が違うかというと、おそれの段階で公開しなければならないときちんと書いてあるわけですよ。ところが、これが外されてしまうと、えっまだ何も起こってないでしょうと、河内問題はまだ有罪になってませんよ、で蹴られてしまう危険性があるわけです。なので、情報公開するからにはね、きちんと細かいところまで縛らないと、結局だだ漏れになりますよというところは、この国の法改正の内容を見れば、やっぱりこれは、ざる法だなというふうにしか読めないです、私は。  いろいろ、これネットで検索しても個人情報の保護に関する法律、平成15年法律第57号、これがどういう中身に変わったのかというのが出てこないんですよ、ネットで。なので仕方がないので、一昨日、総務課長さんにお願いして原文を頂きました。それを読んだ中でいろいろと、あら、こりゃ大変な、日野市にとってはレベルダウンだなということがいろいろ分かったわけですけれども。あと、何でしたっけ、いろいろあったんですが。  そういったもろもろの理由に基づきましてね、この公開条例は情報公開の条例ではなく情報公開を制限する内容で改定されているということを今、申し上げました。先ほどの95号は、個人情報保護と言いながら個人情報はどんどん公開しなさいという内容に改正されているということを申し上げました。このセットで、企業の情報、そして、今、詳しくは述べませんけれども、職員の情報、こういった情報は守られるけれども、市民の情報はかなりオープンにする方向で今後、進んでいくわけですから、それに対してはきちんと歯止めをかけないと、やっぱり市民の個人情報は守られないということを理由として、反対とさせていただきます。 124 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 125 ◯8番(ちかざわ美樹君)  議案第96号、日野市情報公開条例の一部を改正する条例について、反対の立場で意見を申し上げます。  これは個人情報の保護に関する法律の改正に伴うものですから95号と同様の理由、趣旨により反対をさせていただきます。 126 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 127 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 128 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第96号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第98号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 129 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 130 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第98号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第99号について御意見があれば承ります。ちかざわ美樹議員。 131 ◯8番(ちかざわ美樹君)  議案第99号、日野市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場から一言意見を申し上げさせていただきます。  この条例の改正は、疾病による休業制度を廃止し、病気休暇を新設する中身となっています。これまで、例えば職員本人がコロナに罹患した場合、疾病などによる休養扱いで勤務手当が削減されるなどの影響があったわけですけれども、今回の改正によって職務免除等の対応に道が開かれ、賃金等の処遇に影響が出ないようになるという当然の改正であり、賛成をするものです。  一言指摘させていただきますのは、コロナに職員本人が罹患した場合の対応については、都内多くの自治体では職免もしくは年休対応を可能としてきています。東京都においても、昨年2月24日付で自己欠勤、つまり職務免除か年休での取扱いを可能との通知を出してきています。  今回の対応で、ようやく同様の対応が可能となったわけですけれども、東京都の通知や対応から2年近くも遅れた、そのことについては日野市として厳しく受け止める必要がある、このように申し上げて、賛成の意見とさせていただきます。 132 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 133 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 134 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第99号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第101号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    135 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 136 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第101号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第102号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 137 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 138 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第102号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第114号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 139 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 140 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第114号の件は原案のとおり可決されました。  これをもって企画総務委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 141 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第103号、日野市市税条例の一部を改正する条例の制定、議案第104号、日野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定、議案第106号、日野市子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定、議案第108号、令和4年度日野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議案第109号、令和4年度日野市介護保険特別会計補正予算(第2号)の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 142 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  民生文教委員長の審査報告を求めます。      〔民生文教委員長 登壇〕 143 ◯民生文教委員長(馬場賢司君)  それでは、民生文教委員会に付託されました5議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第103号につきまして御報告を申し上げます。  この議案は、都市計画税の税率の特例の適用を令和5年度まで延長するため、条例の一部を改正するものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第104号につきまして御報告を申し上げます。  この議案は、国保財政健全化計画(赤字削減・解消計画)に基づき、国民健康保険税率等を見直すものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。  主な質疑といたしましては、1、26市中の順位だと額はどのくらいの差があるのか。2、ここ2年の国の税収と市の税収はどのくらいか。3、改めて被保険者からの声は聞いているのか、聞いていないのか。  また、主な意見といたしましては、1、国が1兆円出すことはハードルが高くないはず。抜本的な改革が必要である。反対。2、国民一人ひとりが苦しんでいる。真っ先に手当をするべきである。反対。3、国による財政支援は不十分である。国が責任を持たないうちは一般会計から繰入れを行うべきである。反対などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第106号につきまして御報告を申し上げます。  この議案は、子どもの医療費助成対象児童を現在の15歳までから高校生相当である18歳までに拡大し、高校生相当児童については一部負担金を設定するため、条例の一部を改正するものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。  主な質疑といたしましては、1、来年度以降、所得制限で対象とならない方の見込みを問う。2、親元を離れている方などへのアプローチはどのようにしていくのかなどでございました。  主な意見といたしましては、1、子どもの医療費はどこに住んでいても地域間格差なく無料であるべきだ。賛成。2、一歩前進した施策である。高校生に対しての相談支援の在り方について、引き続き東京都に要望してもらいたい。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第108号につきまして御報告を申し上げます。  補正額は歳入歳出それぞれ300万円を追加し、歳入歳出予算の総額を167億874万2,000円とするものです。  歳入につきましては、都支出金を増額するものです。  歳出につきましては、保険給付費を増額するものであります。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第109号につきまして御報告を申し上げます。  補正額は歳入歳出それぞれ160万円を追加し、歳入歳出予算の総額を159億3,210万7,000円とするものです。  歳入につきましては、繰入金を増額するものです。  歳出につきましては、諸支出金を増額するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上5件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 144 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第103号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 145 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第104号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 146 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第106号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 147 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第108号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 148 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第109号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 149 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本5件の質疑を終結いたします。  議案第103号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 150 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 151 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第103号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第104号について御意見があれば承ります。岡田じゅん子議員。 152 ◯2番(岡田じゅん子君)  議案第104号、日野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、日本共産党日野市議団を代表し、反対の立場で意見を述べます。  日野市内の国保加入世帯の平均所得は、この5年間で10万円以上減少しています。さらに所得のない方の割合は、被保険者全体の20%以上を占めることが議会でも明らかにされてきました。  今、新型コロナの影響で収入が3割以上減った方には、国保の減免が適用されています。しかし、物価高騰が生活の全般に影響を及ぼす中で、それを理由にした減免制度はありません。国保に加入されている皆さんが、今の物価高騰の中でどのような暮らしぶりか、市は可能な限り市民の皆さんの暮らしぶりを調べられる範囲で調べ、値上げに踏み切ったと答弁していますが、本当に市が独自に被保険者の皆さんの生活実態を把握したのかについては、最後まで不明瞭なままでした。  国保運営協議会に被保険者代表として参加されている委員の意見では、都の政策、国の政策をそのままやろうとしているだけで、市民を見た政策ではないといった趣旨。そして、円安で物価が上がっているのに年金は上がらない、それで負担だけを増やすのは年金生活者いじめであるという趣旨の御指摘がありました。  今議会の一般質問でも訴えましたとおり、本来は国民健康保険制度の健全な運営を行うに当たり、国が最終的な責任を負っているはずです。しかし、国庫負担、国による財政支援が不十分であることから構造上の矛盾が起こっており、その点は市長も認識されているとおりです。昨年は、市民生活への影響が大きいことを考慮して値上げが見送られました。国が責任を果たさないうちは、住民の皆さんの福祉の向上に責任を持つ基礎自治体である日野市が一般会計から繰入れを行い、引き続き制度の健全な維持に努めるべきではないでしょうか。  以上、国保税値上げ条例への反対の意見といたします。 153 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 154 ◯9番(有賀精一君)  議案第104号、日野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から意見を述べたいと思います。  この間、国保の構造的問題が議会の中でも幾度となく明らかにされてきました。全国知事会が求める1兆円の国庫引上げ、それについても何ら改善されることがなく、もう何年も経過している事態です。確かに一方で、全国どこでも同じ税金でという、分かち合い負担ということを今議会で一般質問されてる議員の方たちもいらっしゃいましたが、しかし、構造的な問題に手をつけず、その面だけで物事を進めようとすれば、現在コロナ禍、かつ物価高騰の折、最も弱い立場の人たちにそのしわ寄せが行くことは明らかではないでしょうか。  多摩26市の中においても、確かに日野市は国民健康保険税の額が少ないということを理由にされている方もいました。お隣の八王子と比較して6万数千円の違いがある。しかしながら、やはりどの立場に立つのかというふうに考えたときに、私は今の現下の情勢では、引上げを行うべきではないというのが私の意見です。  以上です。 155 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 156 ◯16番(池田としえ君)  議案第104号、日野市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で意見を申し述べさせていただきます。  今回、コロナ禍に起こっていることということで、私、本当に市内でも苦しみの中、生活しておられる方の姿を思い起こしながら、国の財政がどのような状況になっているかということをひもといてみました。日本は、世界一の対外純資産国であります。対外純資産とは、日本国内の企業や個人、政府が海外に持つ資産額から負債額を引いたものであります。  しかも、何と31年間連続、世界最大の対外純資産国であり、前年比56.1兆円増の411兆1,841億円と2年ぶりに増加をしているということも確認できました。  また、11月4日のロイターでの発表どおり、我が国2022年度の一般会計税収が68兆3,500億円余りと、過去最高だった平成21年度の実績を上回る見通しであり、当初は22年度の税収を65兆2,350億円と想定したが、22年度、2次補正予算案で3.1兆円、昨年の見積りを増額修正すらしております。これは何と、昨年から引き続き2年連続の税収がアップしたわけでもあります。  そしてまた外為特会、本年9月末の外貨準備高は1兆2,380億ドル、約180兆円に上ります。いずれの税収、資産から一部を繰り入れれば問題なく運用できるはずです。国は、地方の現実、特にコロナ禍の低所得者の収入における打撃を知らないのではないでしょうか。  本案件でも、最も影響を受ける低所得者層への生活支援を何より最優先するのがコロナ禍を共に生きる政治家の選択する道ではないのか。財源は、今言った3点ばかりでなく、実はコロナ対策、例えばこのワクチン購入費用、そのほかなどはですね、コロナ対策、本年で既にですよ、98兆円に及び、その一部を御存じのとおり大量に廃棄する、捨てる見込みとなっているばかりだけではなく、使途不明金は報道によると10兆を超す勢いです。無駄を省き、関連事業費用などを今ほぼほぼの驚くべき何十兆円に及ぶ費用は、外国資本にそっくり流す形になってるわけです。  数年来、全国知事会も要求している国保支援の投入こそが今、実現するべきであると考えます。しかも、全国民にこれだけ影響を及ぼすというのに、しかも弱者にですよ、1兆円しか要求してないではないですか。圧倒的国民のよりどころとなっている、私たちの国保に上記のほんの一部を投入することで、国民の安心と安定が図られます。お金の使途を間違っていると、私には思えてなりません。  執行部は、市民の生活を守るためにも、国に対し現状の市町村の置かれてる立場をよくよく説明し、国民、市民に対する保護を最優先させるべきと訴え、そして国の富める財政の矛盾を解消すべく説明責任を果たすべきと国に、ぜひ直訴していただきたいと思う。  以上、本案件に反対の意見とします。 157 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 158 ◯17番(奥野りん子君)  日野市の国保の加入者数は、後期高齢者を除いて約3万5,000人、日野市人口の約20%を占めています。加入者の多くは自営業者でしたが、現在では無職や非正規雇用の方が多くて平均所得も低いため、国保税収入も少なくなってしまいます。国保では、社会保険のように事業主負担がないため、加入者の国保税負担が重いため、初めから国等の支援を基本として制度が構築されています。なのに1980年代、国保収入の4割から5割は国庫支出金で賄われていましたが、現在は2割でしかありません。この国の財政支出の減こそが、国保税引上げの大きな原因となっています。例えば、4人世帯で世帯主が40歳代、配偶者と子ども2人、給与収入500万円のケースでは、令和5年の年間保険料が約46万円で、令和3年度より1割の引上げ、4万円の負担増となってしまいます。  日野市はさらに、これ以降も値上げや国保税の引上げが予定されています。受診の遅れなどで患者が重症化して、かえって医療費増となる事例が少なくありません。これを改善するためには、国の支出金を投入することこそ必要です。  全国知事会からは、国庫から1兆円の投入を要望しています。国保は、社会保障の一つであり、国民に負担を求めるのではなく国の責任で必要なときにいつでも医療が受けられるように予算を配分していただきたいと思います。  異常な値上げが2年連続で続いている現状においての値上げは許しがたく、本議案には反対とさせていただきます。 159 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。
         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 160 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 161 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。よって、議案第104号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第106号について御意見があれば承ります。島谷広則議員。 162 ◯12番(島谷広則君)  議案第106号、日野市子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、いわゆる高校生の医療費助成について、賛成の立場で意見を改めて申し上げたいと思います。  やはり、高校生になると家庭で暮らしている高校生もいれば、自立を選んだ高校生、または自立せざるを得ない、そういったサポートを受けながら暮らしている高校生もいれば、サポートが必要だけども、まだまだ声が上げられない、そういった環境においてですね、この医療費助成というところがどのようにしっかり支援が行き渡るか、市として、これから医療費カードを配るかと思いますが、配って終わりではなく、しっかり高校生、その対象者まで届いているかどうか。特に親元を離れて暮らしている方、中にはですね、世帯収入で少し区切られてはしまいますが、本来、医療費助成が必要だと思われる、そういった高校生世代の方もいるかもしれません。  日野市の子どもの貧困対策でも、高校生への支援、そういうところは課題として上がっておりますので、そういった現状把握、今でもですね、児童館においてのフードパントリー事業で高校生も多くいらっしゃるという現実もございますので、子育て課、そして、子ども包括ですね、これから立ち上がる部署、いろいろな部署と連携をして現状把握、そして、支援の在り方について検討し、進めていただければと思います。  以上で、賛成の意見とさせていただきます。 163 ◯議長(古賀壮志君)  岡田じゅん子議員。 164 ◯2番(岡田じゅん子君)  議案第106号、日野市子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、日本共産党日野市議団を代表し、賛成の立場で意見を述べます。  子どもの医療費助成を18歳まで広げることは大変重要であり、この間、日本共産党市議団も繰り返し要求をして、長年、市民の皆さんが取り組んできた運動の前進としても受け止めたいと思います。  しかし、所得制限と一部負担を設け、制度開始から3年間は全額を都が負担する。しかし、それ以降は区市町村が半額を負担するという制度設計については、この間、ずっと議論が行われ、私たちも制度のさらなる拡充を求めてまいりました。  23区では、区が自主財源を上乗せし、来年度から所得制限なし、自己負担なしで実施することが決まっていますが、一方で、23区に比べて財政力のない多摩・島嶼の市町村にとっては、区長会と同様の判断を取ることは困難です。そもそも義務教育就学時の医療費助成や乳幼児医療費でも多摩格差が指摘されています。日野市では、義務教育就学児の医療費助成に所得制限が設けられていますが、この所得制限を撤廃するべきだとのお声を市民の皆さんからいただいています。  日本共産党都議団は、子どもの医療費助成を18歳まで広げる財源について4年目以降も都が全額負担すること、また、所得制限や一部自己負担を取りやめ全ての子どもたちが対象になるようにすること、乳幼児医療費助成と義務教育就学児医療費助成も所得制限と自己負担をなくし多摩格差を解消すること、2分の1とされている乳幼児、義務教育就学児医療費助成制度の補助率を上げること、一般財源の不足を補完する役割を果たす市町村総合交付金を抜本的に拡充すること、こうしたことを繰り返し東京都に求めてきました。  今後も引き続き、多くの都民、市民の皆さんと共にこの声を上げていく必要性を改めて確認させていただき、賛成意見といたします。 165 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 166 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 167 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第106号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第108号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 168 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 169 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第108号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第109号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 170 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 171 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第109号の件は原案のとおり可決されました。  これをもって民生文教委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 172 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第105号、日野市小規模事業者育成条例の一部を改正する条例の制定、議案第111号、令和4年度日野市下水道事業会計補正予算(第2号)、議案第112号、市道路線の認定、議案第113号、日野市市民農園の指定管理者の指定の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 173 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。  環境まちづくり委員長の審査報告を求めます。      〔環境まちづくり委員長 登壇〕 174 ◯環境まちづくり委員長(谷 和彦君)  それでは、環境まちづくり委員会に付託されました4議案につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、議案第105号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、民法の一部を改正する法律が施行されたことを受け、所要の改正を行うものです。  なお、本条例は令和5年4月1日から施行するものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第111号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、電気料高騰に伴い、マンホールポンプを稼働させるための電気料に不足が生じるため、令和4年度の収益的支出予算の総額を20万9,000円増額し、36億5,596万円とするものです。  本議案につきましては、慎重審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第112号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、市道L26号線について、道路法第8条第2項の規定により市道路線として認定するものです。市道L26号線については、開発行為の完了に伴い、新設道路が帰属されたため、認定するものです。  質疑はなく、主な意見といたしましては、1、開発行為完了に伴い帰属する市道について審査を行うなど、ルールをつくってほしい。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  続きまして、議案第113号につきまして御報告申し上げます。  この議案は、地方自治法第244条の2第3項の規定により、日野市市民農園の指定管理者に株式会社日野市企業公社を指定するものです。  指定管理者の指定期間は令和5年4月1日から令和6年3月31日までとするものです。  主な質疑といたしましては、1、令和6年度以降の指定管理業務継続の見直しについて問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、市民農園の多様な担い手の育成を期待する。賛成。2、企業公社解散後の市民農園の管理について考える大事な期間、市民農園継続のための1年間になることを期待する。賛成などでございました。  審査の後、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上4件、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 175 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第105号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 176 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第111号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 177 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第112号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 178 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に議案第113号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 179 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本4件の質疑を終結いたします。  議案第105号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 180 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 181 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第105号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第111号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 182 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 183 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第111号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第112号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 184 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 185 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第112号の件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第113号について御意見があれば承ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 186 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は原案可決であります。本件は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 187 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第113号の件は原案のとおり可決されました。  これをもって環境まちづくり委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 188 ◯議長(古賀壮志君)  これより請願第4-10号、市議会に100条調査委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願、請願第4-12号、インボイス制度の中止もしくは延期を日野市議会として国に対して意見書を提出するよう求める請願の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 189 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  企画総務委員長の審査報告を求めます。      〔企画総務委員長 登壇〕 190 ◯企画総務委員長(中野あきと君)  それでは、企画総務委員会に付託されました請願第4-10号、市議会に100条調査委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この請願は、日野市議会に地方自治法第100条の調査権限を持つ調査特別委員会を設置して、河内元副市長が関わる一連の不正・違法の実態と疑惑を徹底的に解明し、清潔・公正な市政の実現のため、市議会としての責任を果たすことを求めるもので、審査の冒頭に参考人から請願主旨説明がありました。  主な質疑といたしましては、1、元副市長の兼業についての対応状況を問う。2、川辺堀之内区画整理組合における会計偽装補助金詐欺の内容は。3、旧たかはた保育園の地権者へのヒアリング結果を受け第三者委員会の報告の内容を修正するということはあるのかなどでございました。  主な意見といたしましては、1、何を主眼に百条調査委員会を設置するか明確になっていない中、現段階で有用性があるとは思えない、百条調査委員会を設置しなくても関係者の新たな証言を得られる。不採択。2、決議に示された議会としての反省と決意、何より市民の負託、信頼に応えて解明に乗り出すことを呼びかけたい。採択。3、保育園については、今現在もそこに通う子どもたち、働く職員の皆さんがいらっしゃる、百条調査委員会を設置し、追い詰めるようなことは必要ない。不採択。4、司法の場で明らかにされている現状であり、百条調査委員会の設置はそぐわない。不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  続きまして、請願第4-12号、インボイス制度の中止もしくは延期を日野市議会として国に対して意見書を提出するよう求める請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この請願は、2023年10月から実施予定のインボイス制度の中止もしくは延期を日野市議会として国に対して意見書を提出するよう求めるもので、審査の冒頭に参考人から請願主旨説明がありました。  主な質疑といたしましては、1、インボイス制度登録のサポートについて教えてほしい。2、シルバー人材センターへの影響をどう考えているか。3、商工会へのインボイス制度の問合せ状況を問うなどでございました。  主な意見といたしましては、1、6年間の経過措置が取られること、商工会の相談体制がしかれることなどを勘案。不採択。2、地域経済、地域社会への深刻な影響を及ぼすものであり中止しかあり得ない。採択。3、今後も制度の周知徹底を含めた対応をお願いしたい。不採択。4、早い段階で税務署や商工会の伴走型支援制度を利用すべき。不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 191 ◯議長(古賀壮志君)  これより請願第4-10号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 192 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に請願第4-12号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 193 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本2本の質疑を終結いたします。  請願第4-10号について御意見があれば承ります。中嶋良樹議員。 194 ◯13番(中嶋良樹君)  チームみらいを代表して、請願第4-10号に、不採択の立場から意見を申し上げます。  地方自治法第100条の調査権限を持つ調査特別委員会の設置には、慎重な立場で繰り返し反対を主張してまいりました。  この百条調査権は罰則規定まである強力な権限、伝家の宝刀とも言われております。一方で、日野市政の不適切な事務処理、不祥事、元副市長を擁護したいわけでもなく、調査不要と主張しているわけでもありません。百条委員会ありきで強力な権限をむやみに振り回すことがないよう、議会の品位、法令遵守への見識を守りたいことをこの場で強調しておきたいと思います。  また、今、日野市は、市民目線、市民感覚による市政運営を取り戻すことが急務であり、これは危機的な状況であると言えます。コロナ禍で疲弊した市民生活、経済や社会活動への支援策など待ったなしの課題が山積しております。多くの市民の願いは、これら山積した課題に対して、市民目線、市民の声を聴く時間にエネルギーを注ぎ、この厳しい難局を乗り切ることこそ最も緊急性が高く、市民が望んでいる切実な願いであると考えております。(「そうだ」と呼ぶ者あり)今、この危機的な状況のときに、日野市議会として百条調査委員会を設置すれば、不正・違法を解明できるのか、また、調査や会議などに膨大な時間を費やすことが、長期的な視点で見たときに市民の利益にかなうことなのか、この2点について疑問に思っております。何よりも市民の利益を第一に考えて行動するべきであり、市民の信頼喪失を防ぐ組織への構築・改善を図っていくことに注力すべきだと考えております。  また、同時に、議会の存在意義につきましても政党や会派間の対立を乗り越え、政策討議を行い、市長と対峙する在り方を真剣に考えていくことも求められているところであると認識しております。  最後に、私個人として感じたことを率直に申し上げたいと思います。  議会は裁判所ではなく、人を裁く権限はありませんけれども、事実関係を市民の前に明らかにすることは議会として重要な役割です。メディア受けを狙い、市長や市議会の評判の印象操作のために最初から設置ありきで提案しているような気がしてなりません。(発言する者あり)これ以上、政治的パフォーマンスにより日野市政のマイナスイメージを、これ以上増幅させることは適当でないと考えます。(「疑惑に負担するのか」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)請願事項にもあるように、清潔・公正な市政の実現に向けて、日野市議会として一致団結して協議して取り組み、その責任を果たしてまいりたいと思っております。  以上、百条委員会設置については、反対する意思を表明し、不採択の意見といたします。(発言する者あり) 195 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 196 ◯9番(有賀精一君)  請願4-10、市議会に100条調査委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願に、採択の立場から意見を述べたいと思います。  今回、百条委員会の設置を求める市民の請願、それは現下のこの疑惑解明の現状を最もよくつかんだ上での提起だというふうに考えています。  河内久男氏の不正問題、市立病院に勤務しながら、日額給6万円を月8回から10回ももらっていた。2,318万円でしたでしょうか。この問題は、市は調査をしたと言って、疑惑が解明されなかったということで、職員の処分を行って疑惑の解明を打ち切ってしまいました。でも、今、市民裁判が行われ、様々な新たな情報が生まれています。河内氏に日額給が支払われたやり方、これについて市がどのように関与したのか、本来、そのことをしっかりと調査し、明らかにすることが必要であります。裁判の中では証拠を出しても、議会では明らかにしない、そんな対応がずっと大坪市政の下で続いてきているのではないでしょうか。  同時に、市立病院の問題で既に臨時職員として川辺堀之内土地区画整理組合と兼業を行っていたということで3,336万円、約3,340万円の河内氏の支払いの合意が成ったと報告がありますが、これとて区画整理事業への勤務簿を基にした算出であり、問題となっている保育園への関わりや社会教育センターの事業に彼がどのように時間を使ったのか、この部分については全く解明も、内容も明らかにされていないわけです。  ですから、確かに3,336万円、3,340万円の和解が成立したこと自身は、一定程度の税金の無駄遣いを返還させたという意味で成果かもしれませんが、実際は解明されていない部分が、まだ多々残っています。  同時に、保育園の問題で、当初、1.2億円の補助金が5倍に膨らんだ問題。この場合、最も重要な証人と思われる元職員のN氏や、あるいは土地を貸している方のヒアリングが十分得られていない。とりわけ、元職員のN氏に関しては、ヒアリングを拒否される、こんな状況になっています。全然、疑惑が明らかにされていないわけです。こんな状況の中で、もし、今、市民裁判で提起されている問題で、またまた日野市の隠していることが明らかになったら、それはどんな結果になるんでしょうか。  北川原公園の問題でも、都市計画法に違反するという明々白々な現実がありながら、高裁への控訴についても、この地裁の判決に対する明確な反証をせずに高裁に上告してしまった。これは、市の責任というよりは、議会の責任にもなるわけです。同じような状況が、現在、展開されている市民裁判で、またぞろ起こる可能性があるのではないでしょうか。そのときのリーガルチェック云々というよりは、議会そのものが自らの行動として疑惑解明に乗り出さなかった、その批判が倍返しとして議会に投げかけられる、そういう可能性も十分あり得るわけです。  市民裁判は、来年度、大坪市長をはじめとする証人の出廷を求め、事実を明らかにしていくことになると思います。早ければ来年度中にも判決が下りる可能性があるわけです。そのときに、また議会の責任が問われてくる、そのことをしっかりと認識する必要があるのではないでしょうか。  今まで議会が、ヒアリングも含め、職員や関係者にしっかりとした調査を一度も行っていない、この現実こそ真剣に受け止めるべきだと私は考えます。そうした意味からも、百条委員会の大事な権能を使って、議会が疑惑解明に積極的に関与することこそ、今、必要であると考えます。3,000筆近い市民の署名、それが今回のこの請願に込められた市民の意志でもあると考えます。ぜひ、採択をしていただきたい。  以上です。 197 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 198 ◯8番(ちかざわ美樹君)  請願第4-10、市議会に100条調査委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願について、日本共産党市議団を代表し、採択の立場で、3点、意見を申し上げます。  第1に、市立病院において河内元副市長に支払われていた日額給6万円の第二報酬に関しても、川辺堀之内区画整理組合事業において行われていた会計偽装補助金詐取の全容、企業公社職員への不当な公金の支出に関しても、さらには、旧たかはた保育園の民営化事業において膨れ上がった6億円を超える補助金支出の全容妥当性に関しても、いまだ解明途上という状況となっていることは質疑でも明らかになりました。市からは、全体は解明できていないとの答弁が明確に行われました。税金、補助金支出の妥当性をチェックする役割と責任を担っている市議会が、その存在意義に照らして、解明に乗り出す必要があることは明らかです。  第2に、行政執行部における解明の到達現状を捉えたとき、百条権限を持つ市議会の役割が非常に重要になっているということであります。  第三者委員会や行政が疑惑解明に必要、重要な人物であるとして聴取の要請をしても拒否されて解明が進まない状況が明らかになっている中、正当な根拠のない出頭拒否や虚偽の発言は刑事罰の対象となる百条権限の行使によって事態の打開、全容解明の道が開かれると考えるものです。  第3に、北川原公園搬入路裁判結果とその後の事態によって問われ、教訓にしてきた問題に照らしても、市議会の役割、その原点に立ち返ってその役割を発揮することが求められていると考えます。  なお、委員会質疑において、市から裁判において新たな事実が明らかになることを期待しているとの答弁がされたり、また、ほかの委員からも、市のそうした答弁を根拠に請願には賛同しないとの立場を表明されたりということがありました。  しかし、請願者は、市立病院での日額6万円の闇手当支給、川辺堀之内区画整理組合の2013年以降の助成金の違法性について、これら住民訴訟が裁判所で審議されていますが、これで違法判決が出れば、ごみ搬入路違法判決と同様に市議会のチェック機能が問われることになる。であるからこそ市議会がこの請願を受け止め、百条委員会を設置して、市議会のチェック機能を発揮して疑惑解明の役割を発揮することを求めると委員会で意見を述べられておりました。この請願の意図を議会はしっかりと受け止めるべきです。  一連の事態は、市の法令遵守の姿勢、住民自治に対する姿勢を厳しく問い、反省を迫るものとなりました。  同時に、市議会にも、市政をチェックするという最も重要な役割を果たしてきたのか、厳しく問われ、市に対して、そして、議会にも反省が迫られるものとなりました。その結実が臨時議会最終日の全会一致の議決に示されているわけです。  行政執行部の不正疑惑に市議会がどう向き合うのか、チェック権限を発揮するのか、一連の経過、臨時議会を経て、多くの市民も注目をしています。  決議に示された議会としての反省と決意、そして何より市民の負託、信頼に応えて、議会が解明に乗り出すことを心から呼びかけたいと思います。  以上を採択の意見といたします。 199 ◯議長(古賀壮志君)  峯岸弘行議員。 200 ◯18番(峯岸弘行君)  請願4-10号、市議会に100条調査委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願について、公明党を代表し、反対意見を述べます。  この請願は、前回の9月議会の請願とほぼ同趣旨の請願と認識しております。市立病院の日額給の問題は、河内氏より、不正に受給したお金をほぼ返還、返済されています。そして、いわゆる河内メモの信憑性については不明であり、裁判で証拠として採用されるかどうかをまず見守るべきと思います。  地方公務員法違反については、河内氏に対し既に判決が下されており、懲戒処分相当ということで処分されています。  元企業公社の役員8名からの不正な報酬については返還も進んできています。  また、市から支出された4億1,100万円の助成金については、正当性について早期に判断をと求めてまいりましたけれども、これは事務職員については全額返還済みであり、理事、役員についても事業完了時までに残りを返還することで合意済みとのことです。  進入路整備の道路関連工事費や諸経費については土地所有者、N氏からのヒアリング等により疑惑は解明されつつある、一歩前進していると思います。  また、たかはた保育園の廃園に伴う新たな保育園の建設費の補助金が6億円に膨れた点については、当初、予算がまだ詳細が決まらない中、概算で内装工事だけを見ており、その後、内装工事が当初よりも増額となり、また、地域住民の要望に合わせて道路工事が必要になったこと、また、前払い家賃が必要になったこと、また、公立保育園から民間保育園への移転という特別な事情から、日野市初の合同保育を行うことになったこと等による経費の増加が主な原因との説明を理解いたしました。  この間、たかはた保育園の廃園日が決まっている中、文字どおり突貫工事で新たな保育園建設を進めてこなければならなかった点については十分考慮する必要があると思います。この土地をお貸しいただいている土地所有者に対しては、今後も誠意をもって当たるべきであり、そして、忘れてはならないのは、現在、この保育園には多くの園児が保護者と共に通園していることであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)何の罪もない保護者や保育園職員の心をおもんぱかると胸が痛みます。(発言する者あり)  ここからは前回の意見と同様となりますが、再発防止という点では、市は内部統制制度、内部情報通報制度もつくられ、対策も取られてきました。  市議会の3回の決議を受けて、市による真相究明は少しずつですが、進んできており、市議会はしっかりとその権限を行使し、真相究明に役割を果たしてきたと思います。(「そうだ」と呼ぶ者あり)したがって、現段階では、百条調査委員会の設置の必要はないと思います。  以上、公明党として、不採択の意見とさせていただきます。(発言する者あり)(「だから疑惑が解明されないんだ」と呼ぶ者あり) 201 ◯議長(古賀壮志君)  奥住匡人議員。(「頑張れ」と呼ぶ者あり) 202 ◯22番(奥住匡人君)  請願第4-10号、市議会に100条調査委員会を設置し、日野市政の不正・違法を解明することを求める請願につきまして、自由民主党の日野市議団を代表して意見を申し上げさせていただきます。  令和4年度第1回定例会での市政の刷新、第3回定例会での調査特別委員会の設置と、この間、同様の趣旨の請願審査を行ってまいりました。既に不採択との審査結果が出ている事案でございます。  さらに、今請願では、請願者は補助金や不正な報酬の返還は一部にとどまっており、十分な調査を行う百条委員会の開会を求めておりますが、市立病院、川辺堀之内区画整理、旧たかはた保育園機能移転の件については、どれも住民訴訟が提起をされているさなかで、誰が、何を、どう行ったのか、まさに司法の場で明らかにされている状況を鑑みれば、議会としての調査権を行使した百条委員会の設置は、そぐわないものと考えます。  以上の理由から、百条委員会の設置を求める今請願に対し、不採択とさせていただきます。 203 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 204 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 205 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。よって、請願第4-10号の件は不採択と決しました。  次に、請願第4-12号について御意見があれば承ります。奥野りん子議員。 206 ◯17番(奥野りん子君)  このインボイス制度というのは、マイナンバー制度と同じで、マイナンバーが国民一人ひとりに番号を振るように企業に番号を振る。そして、その番号を振って一社一社をきちんと確認をして、どういうふうに企業の中でお金が流れているかを明視化して、取れるだけ税金を取ろうという方針にのっとって、このインボイスが始まってるわけですね。  例えば私の近所に建売業者からユニットバスを設置することを随意契約をしている一人親方の大工さんがいるわけですけれども、例えばインボイスでどうなるかというと、インボイス登録をしたら、この方は年収1,000万円ちょっと切るぐらいなので、これまで消費税を払わなくて済んでいるわけですね。ところが、インボイス登録をしたら、新たに約30万円近い税金が発生するわけですよ。だから、インボイス登録をしないでおこうと思ったら、その30万円分は建売業者のほうが払わなきゃいけないってことになっているので、ああ、あなた、インボイス登録しないんですね。だったら、あなたとは契約できません。だって、うちが損するからということで契約を切られちゃうんですよ。  なので、この一人親方の大工さんはインボイス登録しても増税、30万円の負担増、どこにそんな余裕あるの。しかし、じゃあ、インボイス登録しなかったらどうなるの、契約を切られます。どっちに転んでも地獄ということで、請願者は、これは、もう国による中小零細、そしてフリーランス、一人親方といった弱い立場の人たちを、労働者を、経営者を、本当に首を絞めるような、それこそいじめの制度だというふうにおっしゃったわけですね。  私は、本当に、これ、この思いを酌まないと、今に日本中の零細業者がいなくなります、日本中から。そうしたら下請なくして日本の企業はどうやって世界に太刀打ちできますか。全部発注しているんですよ、下に。その下請が、今や、もう死滅寸前なんですよ。そういう状況において、この法律、本当にこれで日本が立て直せると思いますか。私はね、真綿で首を絞めるように、時間をかけて日本という国を潰そうとしてるとしか思えません。  以上をもって、この請願には、採択を主張させていただきます。 207 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 208 ◯8番(ちかざわ美樹君)  請願4-12号、インボイス制度の中止もしくは延期を日野市議会として国に対して意見書を提出するよう求める請願について、日本共産党市議団を代表し、採択の立場で意見を申し上げます。  2019年10月に消費税増税が行われた際、軽減税率を導入し、複数税率が存在することを理由に、インボイス制度の導入が2023年10月から開始、導入される予定となりました。  インボイスが導入されれば、これまで消費税の納税を免除されていた小規模の事業者や個人事業主に新たな税負担がのしかかり、免税業者のままでいることで、今度は取引先から排除され、廃業を余儀なくされる、そうしたこともあり得る、とんでもない制度です。インボイスの導入で影響があるといわれる方々は、俳優、映画監督、脚本家、カメラマン、編集者、アニメーター、アーティスト、小説家、翻訳家、デザイナー、イラストレーター、スタイリスト、ウェブデザイナー、ITエンジニア、ミュージシャン、一人親方、個人タクシー、配達パートナー、そして、シルバー人材センターの会員等々、自営業者だけでなく、フリーランスの方々など、大変広く影響が及ぶとされ、日本商工会議所や全国中小企業団体中央会、日本税理士会連合会をはじめ、様々な団体、個人から制度の廃止や実施延期を求める声が上がっています。  フリーランスの方々の正確な人数というのは不明ですけれども、内閣府など、幾つかの機関が行ったそうした調査によれば、400万人前後と言われ、サラリーマンの副業等を含めれば、インボイス導入の影響は1,000万人前後にもなる可能性があると予測されています。  そして、団体として、このままでは死活問題になるとされているシルバー人材センターは、全国では1,300施設、会員は約70万人、1人当たりの年の平均請負高は税込み43万4,300円とされています。  免税事業者であるセンターの会員は、このままではインボイスを発行することができないことから、センターは、従来あった仕入税額控除ができなくなり、消費税の税負担額が新たに増加することになります。  公益事業を行うセンターの運営というのは、収支相償が原則であり、新たな税を負担する、そうした財源は存在しませんので、日野市もセンターとの契約が行われています。このことを委員会での審議の際にお伺いしましたが、来年度の見積額はその分上がっている、そのことが委員会で審議の際に確認をされました。  全国のセンターで発生する消費税増額は、単純計算で現在の負担の約10倍の約200億円となる、このことが国会で明らかになっています。さらに、インボイス発行事業者として登録した個人情報が国税庁のサイトを通じて一括ダウンロードでき、商用利用されることへの懸念も広がっています。  新型コロナ感染の長期化などで収入が減って苦境に立つ事業者に追い打ちをかけるものだとして、私ども日本共産党市議団は、今年3月の市議会にインボイス制度の実施中止を求める意見書提出を呼びかけましたが、全会一致とはならず、成案とはなりませんでした。  しかし、インボイス適格請求書等保存方式、シルバー人材センター、これらの文言が含まれる意見書を財務省に提出しているという、こうした調査を日本共産党が求めたところ、この調査を求めた7月末の時点で、その時点でも423件、こうした意見書が上がっているとのことです。  インボイス実施は、地域経済、地域社会、日本社会において、文化を創造するフリーランスの方々、こうした方々への深刻な影響を及ぼす、地域社会、そして全体社会も壊す、そうした制度と申し上げたいと思います。この制度は中止しかありません。
     よって、今回の請願については、採択すべきだと強く申し上げたいと思います。 209 ◯議長(古賀壮志君)  峯岸弘行議員。 210 ◯18番(峯岸弘行君)  請願第4-12号、インボイス制度の中止もしくは延期を日野市議会として国に対して意見書を提出するよう求める請願について、公明党を代表し、反対意見を述べます。  インボイス制度は、2023年から始まる新たな消費税の仕入税額控除の方式です。一般的には消費税を納付するときの控除のルールが変わるため、広い範囲の事業者に実務的な影響があり、事業者によっては、今まで免除されていた税金を納めることになります。全国で1,000万人前後、日野市内でも4,000から6,000の事業者が対象とのことでありますが、市内の登録事業者のうち約50%は既に登録済みという説明をいただきました。  しかし、国は6年間の経過措置を用意し、税務署、商工会でも説明会を重ね、情報提供に努め、特に商工会では、非会員も含めて広く伴走支援体制をしいており、インボイス制度の導入の意味や導入方法について丁寧に相談に乗っていると伺いました。  また、インボイス制度を導入すると、電子インボイスの導入がしやすくなる。適格請求書発行事業者になることで、取引継続や新規取引にも期待できるとされています。  以上のことから、公明党として、この請願は不採択とさせていただきます。 211 ◯議長(古賀壮志君)  奥住匡人議員。 212 ◯22番(奥住匡人君)  請願第4-12号、インボイス制度の中止もしくは延期を日野市議会として国に対して意見書を提出するよう求める請願について、自由民主党日野市議団を代表して、意見を申し上げさせていただきます。  インボイス制度については、社会保障と税の負担の公平性や軽減税率を公平かつ適切に行うことが主眼となっております。免税事業者が課税事業者になるか否かは、事業者の業種や取引先の状況を踏まえた中で総合的に御検討していただくものとなりますが、その際、これまで不要であった経理事務が発生し、御負担がかかることを理解をしているところでございます。  現在、中小企業者、フリーランスなどの方にインボイス制度を御理解いただくために、税務署等においては、周知、そして、コールセンターも設置をされています。また、商工会においても相談や支援なども行っておりますので、お問合せをいただければと思います。  その上で、冒頭に申し上げたインボイス制度の趣旨を踏まえ、今請願につきましては、不採択とさせていただきます。 213 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 214 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 215 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。よって、請願第4-12号の件は不採択と決しました。  これをもって企画総務委員会関係の審査報告を終わります。  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 216 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。              午後2時27分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              午後3時00分 再開 217 ◯議長(古賀壮志君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより請願第4-8号、国民健康保険税の値上げ中止を求める請願、請願第4-9号、「不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書」の提出の採択を求めることに関する請願の件を一括議題といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 218 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認め、一括議題といたします。  民生文教委員長の審査報告を求めます。      〔民生文教委員長 登壇〕 219 ◯民生文教委員長(馬場賢司君)  民生文教委員会に付託されました請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  まず、請願第4-8号、国民健康保険税の値上げ中止を求める請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この請願は、物価高騰で市民生活が深刻化している中、2023年4月からの国民健康保険税の値上げは行わないこと、全国知事会も要求している、国保に1兆円の投入など、国保負担引上げを国に求めるとともに、東京都にも市町村国保への財政支援の強化を要求することを求めるものです。  審査の冒頭に、参考人から請願主旨説明がありました。  主な質疑といたしましては、1、どのような形で値上げについて市民に周知するのか。2、国に対して日野市単独で国庫負担引上げを要望したことはあるのか。3、全国で日野市の税率はどのくらい低い順位なのか。4、令和3年度税率改定を見送った理由を問う。5、今回の値上げを見送った場合にはどのような影響が出るのかなどでございました。  主な意見といたしましては、1、市として国に財政支援を求めることを強く要求する。採択。2、国保に1兆円の投入できるのではないか、ぜひ、自治体から国へ上げていくべきである。採択。3、値上げについて、市民への徹底した周知が必要である。不採択。4、財源がないわけではない、国民健康保険制度を改革していくことが必要である。採択。5、国保財政健全化計画に基づき令和5年度の国民健康保険税率等の改定を行うものと認識している。令和3年度に改定計画を見送ったが、計画を進めてほしい。不採択。6、標準保険税率に近づける部分の目標に向けて、苦しい中でも判断せざるを得ない。不採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手少数で不採択とすべきものと決しました。  次に、請願第4-9号、「不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書」の提出の採択を求めることに関する請願につきまして、審査経過並びにその結果を御報告申し上げます。  この請願は、不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書を政府、関係省庁へ提出することを求めるものです。  審査の冒頭に、参考人から請願主旨説明がありました。  主な質疑といたしましては、1、フリースクールへの支援という観点で市の見解を問う。2、不登校の保護者とのネットワークなど、どのような連携を取っているのか。3、ソーシャルディスタンスについて、子どもに与えている状況をどのように分析してるのか。4、不登校の子に対しての居場所は必ずしも学校だけではないが、教育委員会の認識を問う。5、実態としてスクールソーシャルワーカーは足りてるのか。6、民間施設、フリースクール等、不足しているという根拠は何かなどでございました。  主な意見といたしましては、1、実際に不登校になっている子どもたちの置かれている現状を理解できた。しっかりと支援の取組をしていくべきである。採択。2、フリースクールなど、民間団体との連携強化や経済的支援など、より具体的なサポートについて検討が進められ、保護者や民間団体のお気持ちを受け止め、最善を尽くしているさなかである。改めて提出をする必要性は見当たらない。不採択。3、不登校になったとき、家族の思い、居場所を支援するのは当たり前である。保護者の立場に寄り添うことが必要である。採択。4、経済的支援ということについて、不登校の子どもと家庭への支援を想定しているのであって、施設の設立等の支援までは賛同できない。不採択。5、学校以外の学びの場の拡充を求め、当事者の声を大切にしたい。採択。6、当事者に関する支援、様々な部分で必要、市としても活動を進めてもらいたい。採択などでございました。  審査の後、採決の結果、挙手多数で、採択すべきものと決しました。  以上2件の請願について、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 220 ◯議長(古賀壮志君)  これより請願第4-8号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 221 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、次に請願第4-9号の質疑に入ります。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 222 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、これをもって本2件の質疑を終結いたします。  請願第4-8号について御意見があれば承ります。新井ともはる議員。 223 ◯4番(新井ともはる君)  請願4-8、国民健康保険税値上げ中止を求める請願について、不採択の立場で意見を述べさせていただきます。  基本的な国保の考えとしましては、約4分の1ほどが国保の保険税で賄われているという状況でございます。その他のところにつきましては、国の支援だったりとか、都の支援だったりとか、社会保険の被用者の健保組合、協会けんぽ、健康保険組合等から社会保険等の支援をもらって全体が成り立ってるという状況でございます。  一方、社会保険の方々、いわゆるサラリーマンの方々につきましては、所得に応じて市民税を納めていただきまして、さらに社会保険の医療費の保険として負担分を会社へ納めているという状況。  税に関しましては、一般会計から国保会計へ繰入れしており、社会保険から、前期高齢者の支援金として、社会保険からも国保の財政に繰り入れているので、二重に負担をしています。これは、以前に運営協議会の中で社会保険の代表者の方もそのような見解を申しておりました。  社会保険の方からも支援金を頂いて、一般会計から国保の会計へ繰入れをされており、二重払いをしているので、国保は財政改善を早くすべきだと言われている状況でございます。  また、平成30年度に作成しました計画では、令和元年度、令和3年度、令和5年度と、2年度ごとにこの引上げをするというふうに決まっておりまして、令和3年度につきましては、引上げをせず、1年延ばしたということで、令和4年度、令和5年度は連続して値上げをする予定となっています。仮に、国保の値上げを見送った場合でございますが、推定値で約2億円ほど歳入がなくなるというふうに試算が出ております。一般会計から負担を強いられてしまうということになります。そうなれば、市で本来すべき施策につきましても、できなくなる可能性もあるかと考えています。  平成30年度の制度改正のときには、将来的に、例えば統一的な税の負担をするべきだというふうに言われていますので、統一にした場合にはですね、日野市は、今、税率でいいますとかなり低いところにございますので、急激にこの税が上がるということになります。  財政健全化計画では、どこの市区町村でも、特に市部におきましては、計画的に上げていかなきゃならないというふうになっております。  今、コロナ禍だったりとか、また、物価高であったりとか、イレギュラー的に上げていない市もございますが、どこの市も計画的には上げなければならないという状況でございます。  計画的に上げなければですね、保険者努力制度の中で税制改革を計画どおり進めていないということでございまして、一般会計の繰入れを減らしていないということでございまして、減点マイナスの設定をされるということで、令和2年度からそういった制度が始まっております。  マイナス減点になりますと、厚労省の保険者努力制度の補助金もですね、目減りすることになりまして、日野市が取り組もうとしている財政健全化計画への標準保険税のところもですね、遠のき、到達できなくなってしまう、そういったおそれがあると思っております。  現状におきましても、日野市におきましては、保険者努力制度の補助金につきましては、令和3年度におきましては5,200万円、これはこの指標で、令和4年度は値上げをしていますが、それでも、値上げが幅が少ないので、マイナスの評価に、減点マイナスになってるという状況。また、令和4年度の見込みであっても、4,700万円と、500万円目減りをしてるという状況で、令和4年度につきましては、2年前に遡ってこの評価が決まりますので、税制改正をしていないということで、さらに目減りがしているということでございます。日野市の場合では、2年ごとに緩やかな上げ幅なので、国の指標とは合致していないというところでございます。  そういう中、今回ですね、値上げをしないというふうになりますと、さらに赤字解消をしないということで、この補助金の目減りが多くなるという可能性も懸念をしております。  最後になりますが、この請願の項目の2項のところで、全国知事会が要求している、健保に1兆円投入について触れさせていただきます。  全国知事会が要求している国保1兆円の投入のことにつきましては、これは制度を検討している時期、制度改革前の2014年の平成26年の話だと認識をしています。  平成30年度以降は財政改革をしておりますので、平成26年度当初は各自治体がですね、それぞれ地域格差があって、地方と都市部の差をなくすために健保制度の改革をする必要性があると。そこで、協会けんぽの負担が、当時はですね、5%の負担でありましたが、そのとき国保は10%で、倍の乖離がありましたので、その乖離幅を埋めるために、全国で1兆円出せばこの乖離幅を埋めることができるといったものでございました。  しかしですね、実際には、1兆円ではなく、平成30年度の制度改正以降、国から、国保全体として約3,400億円の財政支援を得て、今の制度が成り立ってるという状況でございます。この請願のおっしゃることでございますが、財政改革を検討している最中の平成26年度に全国知事会が提示したものを引用されているものと思っています。  現状では、全国知事会は国保1兆円の投入を要求されていないものでございまして、そのことについては少し違和感を感じている所存でございます。  以上を意見とさせていただきます。 224 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 225 ◯9番(有賀精一君)  請願第4-8号、国民健康保険税の値上げ中止を求める請願に採択の立場から意見を述べたいと思います。  国民健康保険の構造的問題、この問題が解決されることなく、より一層深刻な事態に立ち至っている現状を踏まえる必要があると思います。  確かに、都道府県で平準化し、行く行くは全国民同じ保険税でという意見についても、一定の理はあるかもしれませんが、構造的問題を解決せずに平準化をしても、より一層、経済的に厳しい状況に置かれた被保険者の立場は改善されることがありません。  社会保障制度としての国民健康保険、これを抜本的に変えていくということも含めて、国からの負担をしっかりと担保させる、それが今の自治体における責務ではないかと私は考えます。  コロナ禍の下、また物価高騰の折、今、値上げをすることがどれだけ大きな影響を被保険者に与えるか考えていただきたい。その意味からもこの請願は採択をしていただきたいと思います。  以上です。 226 ◯議長(古賀壮志君)  白井なおこ議員。 227 ◯10番(白井なおこ君)  請願4-8号、国民健康保険税の値上げ中止を求める請願については、本年第1回定例会の請願第4-1号、同趣旨の請願だったと思いますが、それと同様に不採択の立場で意見を申し述べます。  請願者の切実な訴えを真摯に受け止めさせていただいておりますが、国民健康保険税のシステムの制度設計を変えないままに市費を投入し続けることは税の公平性の観点から、市民からの理解も得られないのではないかと考えます。ただ、その際に市長に市長会を通じて東京都に要望を出されたら、いつ、どんな声を上げたのか、また、それに対する回答も併せ市民にもっと発信していただき、回答がないなら強く求めていただきたいということをお願いをいたしております。その後、いかがでしょうか。  東京市長会のホームページを見ると、国への要望書というのがアップされています。昨年は12月24日、今年は12月9日でした。確かに要望はされていらっしゃいますが、これまでと同じやり方では大きな変化は見込めません。市長も苦しいお立場とは存じますが、さらなる要請活動を強くお願いいたします。  同時に、私たちも小さな地域政党ではありますが、独自に要請活動や政策提言ができるよう努めてまいります。  以上です。 228 ◯議長(古賀壮志君)  岡田じゅん子議員。 229 ◯2番(岡田じゅん子君)  請願4-8号、国民健康保険税の値上げ中止を求める請願について、日本共産党日野市議団を代表し、採択の立場で意見を述べます。  今議会の一般質問で市は、市民の暮らしの実態について調査をし、根拠を持って値上げを決めたと答弁しました。しかし、実際はどうでしょうか。国保をよくする日野市民の会の皆さんが取り組まれた国保税の値上げ中止を求める請願署名は委員会当日の集約分も加えますと1,384名分となることが、請願者との質疑の中で明らかになりました。これだけ多くの署名が集まったことで、この物価高騰の中、国保税の値上げにはとても耐えることができないという、市民の悲痛な訴えが改めて可視化されたと思います。  国保税は社会保障であり、制度を健全に運営する最終的な責任は国にあります。暮らしが追い詰められる下で、これ以上の負担を被保険者の皆さんに押しつけてはなりません。住民の皆さんの福祉の増進に努める基礎自治体として、改めて、値上げではなく値下げこそ行うべきであること。日野市として国に財政負担を求めることを強く求めます。  また、制度の趣旨を正確に市民の皆さんに伝え、その上で値上げについての説明会を開くこと。説明会で出される市民の皆さんからの御意見や暮らしの実態の訴えにも改めてしっかり向き合うことを併せて強く求めます。  以上、採択に賛成の意見といたします。 230 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 231 ◯17番(奥野りん子君)  請願第4-8号、国民健康保険税の値上げ中止を求める請願に対して、採択の立場から意見を述べます。  まず、先ほどインボイス制度の中止、延期を求める請願の審議の際に、この制度はまさしく中小零細、そしてフリーランスの事業者にとっては、壊滅的な打撃を与えかねない制度であると申し上げました。そもそも消費税とは、赤字であっても払わなくてはならない税法上最も過酷な税制度です。全商品において10%取られるだけでなく、これまで黒字が出なかったために法人税を免除されていた業者であっても容赦なく取り立てるのがインボイスです。そして、市内において、このインボイスに苦しめられている対象こそが国保加入者です。  ところが、3月議会において、インボイスの影響を聞いたところ、市民部長はインボイスは日野市には関係ありませんときっぱり言い切りました。よって調査をする気もありませんと回答がありました。影響を被るのは何社、日野市内に存在するのか調べる気がないというような発言でありました。この言葉は日野市の納税をつかまつる部署としては、市民の生活には関心がないのではないかと受け取られかねません。  そして、日野市の国保会計に入ってくる都の補助金というのは、自治体の国保会計を改善したことに基づいてアップされる、要するに差押えが何件増えたのか、短期保険証を何人増やしたのか、値上げに成功したのかどうか、といった指標を用いて、日野市の国保会計の税収をアップする、会計をよくする、こうしたことに対して補助金がどんどん上がっていく仕組みとなっているわけですから、結局、この補助金の内容そのものに保険税の値上げに成功した年度は、結局、管理職のボーナスに保険税成功に対する加算が加えられて、値上げをすれば職員の年収が上がるというような仕組みになっているんですね。とてもいやらしい仕組みになっているわけですよ。  コロナ禍で経営が安定しない下で、しかも仕入れ値の値上げまで2年連続で起きている下で、よくも保険税を上げるという決断ができたものだと。これ市民感情、本当に理解して、この日野市の職員は、これでどうだと出してきたのかということで、私はもうとても理解できません。  市民が今、一番苦しいこの今こそ重税するのではなくて、精いっぱい議会として市民を助ける方向に回るべきです。そのように呼びかけて、この請願の採択を主張します。(「議事進行」と呼ぶ者あり) 232 ◯議長(古賀壮志君)  島谷広則議員。 233 ◯12番(島谷広則君)  すみません、先ほど奥野議員の発言の中で、これまでの過去の市民部長とのインボイス制度ですかね、やり取りがありました。私も記憶がちょっと定かではないんですけども。何か言葉尻の中で、質問のスタートというか背景の違うところの答弁を少し切り取った形で今回取り上げられているような気がするんですけど。ちょっと議長をしてですね、過去の質疑の中での議事録を精査いただきまして、内容の確認をお願いできればと思っております。
     以上です。 234 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 235 ◯17番(奥野りん子君)  では、もうこの場をもって言い直させていただきます。  市民部長がインボイスは日野市には関係ありませんということを発言した。このことは事実であります。その言い回しとして、調査をする気がないかどうかというところについては、私は、調査する気はないというふうに受け取りましたので、このように申し上げました。  精査をするということであれば精査をしていただいて、もしも、その調査をする気がないというような、私、さっき断言をしたのであれば、今この場で訂正をさせていただきます。そのことを今この場で訂正をして、謝罪をして、その上で、そのさらに訂正があるんであれば、それは受け止めたいと思います。  以上です。 236 ◯議長(古賀壮志君)  ただいまの島谷広則議員の発言に対しまして、速記録等を十分精査し、議長として対応してまいります。島谷広則議員。 237 ◯12番(島谷広則君)  請願第4-8号、国民健康保険税の値上げ中止を求める請願について、不採択、会派を代表して意見を申し上げます。  物価高騰、エネルギー費高騰の市民生活の深刻化、影響など私たち会派のほうでも理解するところではございますが、国民健康保険の特性上、企業からの健保組合繰入れ、日野市においては市の一般財源からの繰入れで運営がなされているところでもございます。物価高騰など厳しい状況は全市民一緒であり、赤字解消計画の遂行も含め、この一般財源からの投入という部分を少しでも検討しながら、是正、解消していくことも進めないと、多くの市民からの理解も得られにくくなってしまいます。  国民皆保険の重要性、共に支え合う共済としての視点、理念は大切にしながら、市としても対象者に過度な影響とならない緩やかな幅での対応と理解しております。  以上、不採択の意見です。 238 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 239 ◯16番(池田としえ君)  請願第4-8号、国民健康保険税の値上げ中止を求める請願に対して、採択の立場で意見を申し上げます。  内容としては、午前中にお話をさせていただいた議案第104号とほぼ変わりはないんですが。私たち政治をつかさどる市民の代表として、共にこの議会でですね、日野市民のまず生活の安寧を願っていくという責務を重く感じつつ、今、時代の移り変わりに対する気づきというのが大きく必要だというふうに私は思っています。  私も今回、国会から提出されてきていることというのが、本当に間違いなくですね、国民に影響し、市民に影響させ、本当にどうしようもないような状況の財源だったら、この案件に不採択をお話しする方々の気持ちと同一でありますが、まず、本当に素に戻って、こんなに重要なことが配分できないような国家財政にあるかということを調べた上で、私は正直驚きながらですね、今回の請願、そして、前回の議案に向き合っております。対外純資産がですよ、31年連続、本年度411兆です。税収は2年連続のアップで、いいですか、見積りを増額修正した額は3.1兆円ですよ。為替特会は180兆です。なぜ、これで。  一方でですよ、このコロナで令和2年だけで77兆出せるお金があるんですよ。ほぼほぼですよ、国民にワクチンを7回打たせる。それで、どれくらいか相当破棄するんですよ。これが無駄じゃなくて何ですか。それだけじゃなくて、これだけ使った使途不明金が10兆を超える。なぜ、このお金を本当に全国で困っている国民、日野市で言うと日野市民に振り分けられないのか。私には理解ができません。ぜひ、私の疑問にお答えいただければ、どなたでも。今、首を振った議員もこちらから見ていておりましたけど、私の斜め横に。ぜひ、私に御指導いただければ(発言する者あり)よろしいかなというふうに、ありがたいというふうに思います。  よって、国のこういった財政の状況をもっと幅広く、本当に国民のために提供していく、それこそが私たち一人ひとりの政治家のやる職務だというふうに思います。  以上、採択の意見とさせていただきます。  それで、何か私の意見に関して疑義がある方は、その場で何でも言っても構いませんし、その後、私のところに来てお話ししていただければいい。堂々とやっていただきたい。(「やる必要ない」「異議なし」と呼ぶ者あり)  以上です。 240 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。(「頑張れ」と呼ぶ者あり) 241 ◯21番(田原 茂君)  それでは、請願第4-8号、国民健康保険税の値上げ中止を求める請願について、不採択の立場から意見を申し述べたいと思います。  増大する医療費、少子高齢化の進展及び国保の構造的な課題と言われる年齢が高く医療費水準が高いこと等の課題を解決するとともに、医療保険制度の安定化、負担の公平化、医療費の適正化を目指して、平成30年度に国民健康保険制度については大規模な制度改革が行われたところであります。この制度改革によって国の財政支援策の拡充が図られたことと合わせて、国民健康保険特別会計での法定繰入分を一般会計からの繰入金で運営している保険者には、赤字を解消していくことが求められるようになったため、日野市も国保財政健全化計画に基づき令和5年度の国民健康保険税率等の改定を行うものと認識をしております。  2年連続の税率改定は、委員会での質疑でも明らかになったように、本来、令和3年度で税率改定を行うべきところでありましたが、当時、新型コロナウイルスの蔓延時期でもあり、税率改定を実施できる状態ではなかったのは理解できるところであります。  仮に、令和5年度の税率改定を見送った場合、先ほどある議員もおっしゃっていましたが、見送った場合、一般会計からの繰入金が約2億円増加をする見込みということであります。このことは、一般会計の事業において、福祉、まちづくり、道路、教育等々の事業、これらが中止や、また新たな事業も行えない等の影響が出るということもしっかりと押さえておかなければならない点だろうと思います。  さらに問題なのは、保険税水準の統一において、日野市の現行税率は、東京都が示す標準保険税率からも、また東京都の平均からも大きく乖離しているということであります。令和4年度現在、東京都内49区市中38番目であり、令和5年度で税率を改定したとしても、まだ都内平均に少し近づく程度となっているわけであります。また、東京都は保険税水準の統一に向けて、令和4年度よりワーキングチームを立ち上げ協議を進めており、令和6年度より段階的に実施に移していく予定と聞いております。  したがって、将来的に、この保険税水準の統一となった場合に大きな負担増とならないためにも令和5年度の保険税率の改定は必要であると考えます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)  さらに、公平性という観点も重要な視点であると考えます。医療機関が充実しているところと、そうでない地域の比較をすると、先日の窪田議員の一般質問でも明らかになったように、日野市と網走市ではモデルケースで、網走市が年税額で4万9,160円保険税率が高いということが分かりました。また、都内島嶼部の八丈町では、同じく年税額で3万8,520円保険税率が高いということであります。医療資源の比較的少ない地域が保険税率が高く、医療資源が整っている東京が保険税率が低いという状態は、決して健全な保険医療体制とは言えないと思います。  なお、物価高騰や光熱水費の値上げ等々、現行の経済状況を考えると非正規雇用の方々や自営業の方々は生活に困窮を来している世帯もあると思いますので、軽減や減免の相談には柔軟に応じていただきたいことを要望しておきたいと思います。  また、冒頭述べさせていただいた平成30年度に行われた国民健康保険制度の大規模な制度改革及び現行の日野市の保険税率の49区市での立ち位置等々、この国民健康保険制度は平成30年度から大きく変化してきているということを分かりやすく、あらゆる機会を捉えて広く市民の皆様にお知らせをいただきたいと思います。状況を正しく知っていただければ、多くの市民の方々の御理解もいただけるものと確信いたします。  以上、この請願の不採択の意見とさせていただきます。(「了解」と呼ぶ者あり) 242 ◯議長(古賀壮志君)  伊藤あゆみ議員。 243 ◯7番(伊藤あゆみ君)  請願第4-8号、国民健康保険税の値上げ中止を求める請願について、自由民主党日野市議団を代表し、不採択の立場から意見を述べます。  まず、請願者の御意見である、国と自治体の負担を削り、住民に負担増を押しつける改正について、1961年にスタートした国民皆保険制度は、1984年の改革で国庫助成金が削減されたこと、直近では平成30年の制度改革で財産運営が市町村から都道府県に移行したことにより、東京都から標準税率に合わせた保険税を求められ、日野市においては値上げとなることから、その趣旨を理解しました。  しかしながら、平成30年の改正は国保の財政健全化のために行われ、また同じ所得で同じ医療を受け、同じ治療費ならば保険税も同じが望ましいと本来あるべき国民健康保険に近づけるための改革であり、全国でも東京都でも低い国民健康保険税率である日野市は、保険税の激変緩和措置として緩やかな値上げを現在行っています。コロナ禍、物価高騰と生活が苦しい中で、市民にとって許し難い改革かもしれません。しかし、医療を平等に安心して受けるために、相互扶助の観点から低過ぎる保険税を標準まで引き上げることは、大変心苦しいですが必要です。  委員会においては、相互扶助の強調との御意見も出ておりました。相互扶助とはお互いに助け合い支え合うこと、互いに助け合う協同精神を意味します。そもそも国民皆保険制度は助け合うことも、また社会に必要であるという、まさに相互扶助の概念の下に成り立っており、強調でも押しつけでもありません。  現行の国民健康保険は4分の3が公費等で賄われており、その中には協会けんぽ、各種健康保険組合からも前期調整額、後期支援金という、主に御高齢の方を助ける名目で国保健全化に向けて支援金が投入されています。ある企業の健康保険組合では、歳入全体を100円に例えると、55円を後期及び前期高齢者納付金という名で国民健康保険に支援し、残り45円で組合員の医療給付、特定健診、特定保健指導等の一切を賄っているとのことです。これもまさしく相互扶助であり、この助けがなければ国保税の負担はさらに大きくなります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)  また、このことからも分かるとおり健康保険組合や協会けんぽも潤沢な資金があるわけではなく、全国で見ると53.8%が赤字経営であり、組合員、協会員の健康保険税も引上げの傾向にあります。加入者が多い東京都の協会けんぽでさえも数年前に大幅な保険料の値上げを行い、赤字を免れているそうです。  先ほども新井議員からも話がありましたが、請願者からの御意見には、国が国保に公費を1兆円投入するべきとのお話もありました。2014年に全国知事会が国に要求し、2018年には全国市長会においても、国庫負担割合の引上げを要求しております。1兆円には及びませんが、平成30年の制度改革から国の責任として3,400億円の財政支援を行い公費を拡充しております。全国市長会においても継続、拡充に向け提言をしており、令和4年には3,470億円、そして令和5年も3,470億円の財政支援を確保しております。  全ての国民が安心して医療を受けられるのは、国民皆保険があるからであり、その必要性、重要性を理解しているからこそ、国も、都道府県も、日野市をはじめ各市町村も、協会けんぽも、各種健康保険組合も一丸となり、持続可能な国保運営を目指し、この制度改革に取り組んでいるところです。  この社会状況から見て、国保改正は本当に心苦しいです。しかし、同じ状況の中、私たち日野市民より高額な国保税を納めている国民が多くおります。また、先ほどから述べているように、みんなで助け合いながら国民健康保険の運営が健全化されるように取り組んでおります。  国民健康保険加入者の皆様、今まで述べてきたことは全て真実であり、皆様にだけ負担を押しつけているわけではございません。どうか、御協力をいただきますよう、心からお願いを申し上げます。  日野市においては、一人ひとりに御理解をいただけるまで、分かりやすく説明をする誠意ある対応と、納付などに御不安がある方には各種減免について丁寧に向き合っていただくことをお願い申し上げ、自由民主党日野市議団を代表し、不採択の意見といたします。(「議事進行」と呼ぶ者あり) 244 ◯議長(古賀壮志君)  中嶋良樹議員。 245 ◯13番(中嶋良樹君)  意見、議員が発言している最中にですね、傍聴席から度重なってですね、発言が出てきておりますが、本来、議場の秩序を乱す行為でありますし、我々市議会議員は発言は、やじは認められております。ただ、傍聴席の皆様におかれましては発言が認められておりませんので、私も意見を発言しているときに妨害されたことは何度もありますけれども、やはり真剣になってですね、市民の声を、皆さんの声を代弁して言っているんですよね。(「そうだ」と呼ぶ者あり)ですから、我々も耳を傾けなければいけませんし、そういったときにですね、傍聴席のほうから発言がありますと、我々も慎重な審議ができませんし、市民の声を聴くこともできませんので、改めてですね、今後、傍聴席で傍聴される皆様におかれましてはですね、そういったルールがあるということをですね、議員とはまた違って発言が認められておりませんので、その点、事務局も通じてルールの徹底を図っていただきたいと思いますし、我々議員の皆様においてもですね、傍聴に来られる方には、その旨をしっかり周知徹底をしていただいて、議論に臨んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。(「了解」と呼ぶ者あり) 246 ◯議長(古賀壮志君)  ただいまの中嶋良樹議員の議事進行発言につきまして、議長として承っておきます。  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 247 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は不採択であります。よって、原案について採決いたします。  本件を採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 248 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。よって、請願第4-8号の件は不採択と決しました。  次に、請願第4-9号について御意見があれば承ります。有賀精一議員。 249 ◯9番(有賀精一君)  請願4-9号、「不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書」の提出の採択を求めることに関する請願に、採択の立場から意見を述べたいと思います。  私も不登校となった子どもたちや保護者が立ち上げたNPO法人フリースペースたんぽぽという団体とつながりがあります。この法人のホームページでの子どもたちへの呼びかけの一文を紹介しながら意見としたいと思います。  不登校や、学校に行きたくないと思っているみなさんへ。学校に行くことを考えると、頭が痛くなったり、お腹が痛くなったり、眠れなかったりなど、体の具合が悪くなったりしていませんか?はっきりした理由があることもありますが、うまく説明できなくても学校に行きたくない、行けないということがあるのではないですか?でも、「学校は、行かなくてはいけないところ」と思って、無理して行こうとしていませんか?また、大人たちは、学校は行かなくてはいけないところだから、「遅刻しても、お薬を飲んでも行きなさい。」とあなたに言っていませんか?でも、あなたの体の不調は、学校に無理に行こうとしているから起こっているのです。体も心も、学校に行きたくないと感じている時は、思い切って学校を休んでください。全ての子どもたちには、「学校を休む権利」があります。学校では教えてくれないけれど、「子どもの権利条約」という世界の国で決められた条約があります。54条もあるのですが、こどもには、ひとりの人間として大人と同じ権利=人権があることが、くわしく決められています。その中で、自分らしく、元気に大きくなる権利についても書かれています。がんばり過ぎて疲れたら、ゆっくり休むことも大事。自分を大切にする方法を学ぶことも、大人になるための大切な準備なのです。という条文もあります。つまり、学校は勉強したい子どもたちが、楽しんで通える所でなくてはならないのです。こどもは、学校へ行く権利はありますが、行かなくてはならない義務はないのです。たんぽぽでは、この「子どもの権利条約」を、とても大切にしています。  今回の請願者から現実の話を詳しく聞かせていただきました。やはり不登校になった場合に、そうした不登校になったお子さんたちをしっかりと受け止める組織というものが地域には非常に不足をしています。日野市の中も現状はそうです。例えば今紹介したフリースペースたんぽぽは横浜にありますけれども、実際に不登校の子どもたちに学習を提供しようとすると、それは教員経験者などがまさにボランティアでこの子どもたちに関わって授業をしていたりしています。不登校の子どもの問題が大きな社会問題になってきている中で、その数は本当に増えています。こうした子どもたちをしっかりとサポートし、子どもの学ぶ権利を保障する、そんな取組が今、地方自治体にも問われているのではないかと感じています。  質疑の中で、教育委員会も頑張ってはいますが、親のネットワークも含めて不登校の子どもたちを支える、そうした取組は、まだまだ緒に就いたばかりではないかと感じている次第です。財政的なことも含めて、こうしたフリースペース、フリースクール、不登校の子どもたちを受け入れている団体に何らかの形で財政的な支援を求める取組は、本当に必要な中身だと思います。  そうした意味からも、今回のこの請願、ぜひ採択をお願いしたいと思います。  以上です。 250 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 251 ◯4番(新井ともはる君)  請願第4-9号、「不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書」の提出の採択を求めることに関する請願について、意見を述べさせていただきます。  まず、不登校児童・生徒の個々の状況に応じた必要な支援について述べさせていただきたいと思っています。  今現在、日野の市立の小・中学校におきます、令和3年度の3月末の現在で、不登校の児童・生徒の数。小学校におきましては126名、中学校におきましては258名いらっしゃるということでございます。本当に多くのこの生徒・児童がですね、苦しんでいるんだなというふうに思っております。  私も委員会の請願者のいろんな思いだったりとか苦悩だったりとか、また、質疑をしている委員の皆さんのいろんな意見を聞いてですね、私は自分の当時の中学校のことをすごく思い出しました。私は自分の学年が13クラスで、ほかの学年が15クラスで1,700名以上いるマンモス校だったんですけど。そのところで当時、生徒会長をさせていただきまして、いろいろなことを経験させていただき、いろんなことがございまして。本当に元気で活発な同級生が突然、来なくなってしまって。そして、学校の先生が毎日のように学校が終わった後、その生徒の家に行くんですね。でも、先生はその生徒に会えない。そういうことがもう何か月も続いて。私は当時、剣道部だったんですけど、剣道部の部活が終わった後にですね、その家に行って、なかなか最初は会えないんですけど、寄り添っていろいろと対応して、いろんな話を聞くということで、最終的には学校に戻ってくれるということがあったんですけど、本当にそのときにお母さんが泣いていたという状況がですね、思い出して、本当にこういった苦しんでいる児童・生徒一人でも学校の方に戻してあげたい、どうすれば戻ってあげるんだと、そういったことをですね、思っています。  今、日野市におきましてはですね、教育センターの中でもわかば教室などを開いて、そういった生徒の受入れをしていますし。また、学校のほうでも校内登校支援室を設置をしながら、また、設置のされていない学校におきましては保健室だったりとか、学習室とかで個別の対応をしているというふうに聞いています。また、今、オンラインでも端末を使いながら対応をしているというふうに聞いていますし、エールに配置をされていますスクールソーシャルワーカーの方々も各所連携をしながら、この児童・生徒に対応し、また、そのソーシャルワーカーが独自に事業として居場所支援をやっている、ひょっこりというものも毎月毎月開催をして、令和3年度は13回、16人の生徒がそこでいろんな対応をされていたというふうに聞きました。  でも、しかしですね、まだまだそういった支援が足りないのかなと思っていまして。そういった拡充をしっかりしていかなくちゃならないと思っています。  また、フリースクールのことにつきまして、意見を述べさせていただきます。  今、市内におきます令和4年度11月末のフリースクール等に通う日野市内の児童・生徒の数は、小学校におきまして11名、中学校におきまして15名の方がフリースクールに通っているというふうにお伺いしました。義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律及び文部科学省の通知における、教育委員会及び学校とフリースクール等の連携が取れている、フリースクールの支援についてはしっかりですね、対応をすべきだと考えておるんですが。  この様々な形でのフリースクールにつきましては、今後しっかりと精査をしながら、その対応をどういうふうに支援をするべきかということは、まだまだ検討をしなければならない課題だと思っています。  以上のことからですね、大変悩むところですが、この請願につきましては、不採択とさせていただきます。(発言する者あり) 252 ◯議長(古賀壮志君)  白井なおこ議員。 253 ◯10番(白井なおこ君)  請願第4-9号、「不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書」の提出の採択を求めることに関する請願に、採択の立場で意見を申し述べます。  委員会で請願者は、心情的にも、経済的にも苦しい状況についてお話しなさっていらっしゃいました。私がこれまで聞いてきた同じ立場にある方々のまさに代弁者として語ってくださっていると感じました。  子どもが学校に行かなくなると、親は学習の継続や居場所についての情報を求めて、わらをもつかむ思いでさまよいます。経済的負担も大きいが、子どもを置いて働きに出ることもできない。毎日、朝から晩まで子どもと一緒で煮詰まる。夫やしゅうとから育て方が悪いからと責められ夫婦仲も悪化する。自身も体調を崩すなど連鎖することもあるようです。  請願者は兄弟がそろって学校に行かなくなるというケースについてもお話をされていましたが、私も複数そういったお話を聞いてきました。上のお子さんがあまりに苦しそうな様子を見て、無理して行かなくていいよと言い聞かせていたら、それが下のお子さんに入っていってしまった。あるいは兄弟が学校に来ていないことをクラスメートに指摘され、それが嫌で学校に行かなくなってしまったなど様々です。  フリースクールの費用のお話も出ましたが、兄弟の場合は掛ける人数、それが何年続くかも終わりが見えないんです。請願者からは手弁当で運営するフリースクールがなくならないよう、運営主体に寄附を続けるという話もありました。幾重にも負担が重くのしかかっています。  この国への多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書の提出を求める請願は、日野市で暮らす不登校児童・生徒がいる、あるいはかつてそうだった全ての御家庭の願いであると受け止めます。(「そうだ」と呼ぶ者あり)本当に苦しい渦中にある人は、その願いを届ける気力も体力もないと察しますが、請願者は、それなら体験者である自分がと立ち上がってくださったとのことです。  委員会では、採択されました。本議会ではまだ分かりませんが、請願が採択されても意見書は全議員が賛成しないと出せないというねじれた状態が現状です。市民からの請願に基づく意見書については、別途ルールも規定も必要ではないかという提案も申し添え、以上、意見とさせていただきます。(「そうだ」と呼ぶ者あり) 254 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 255 ◯17番(奥野りん子君)  私、この請願者からいろんなお話を聞いて、本当に多くのことを学ばせていただきました。日野市には1か所フリースクールがあるということは知っておりましたが、市内の不登校の子どもさんは、そこにお世話になっていて、そこと日野市との関係がすごく良好で、とても市内の不登校の皆さんについては、支えていただいている、とても安心して過ごされているものだと思っておりました。ところが、日野市以外の8か所のフリースクールを今現在、日野市内の子どもたちが利用されているということで、このことも初めて知りました。本当に何も知らなかった自分自身を強く反省いたしました。  フリースクール等の民間施設を利用する際の家庭の平均的な利用料金、これが月3万3,000円ということで、文科省が調べた数字でこれなんですよね。もう実際はどうなっているのか分からない、実際は本当はもっと多いのではないかというふうに私は感じております。  そして、この御家庭の経済的負担だけでなく、やはり不登校になった理由というのが子どもさんによって、もう全然いろんな理由がありますので、この理由の場合はこの施設が向いている、行く先が、やっぱりお母さんと子どもさんで本当に中を見させていただいて、子どもになじむのかどうかを調べて、あっちに行き、こっちに行き、どれだけ苦労をなさって今、安心して過ごす場を確保されたということになるわけですから、もう本当にこの御苦労といったら、私はもう本当、想像もできないくらいです。そういう経験、苦しい思いをしたことないので、そういう御家庭があるということについても、本当に私は支援してさしあげなければいけないと思いましたし、また、そういう市外に小学生が、じゃあどうやって通っているんだと。電車で通っているのかしら、お母さんが毎日送り迎えしているのかしら、それだけでも大変ですが、やっぱり遠いところに通う、その子どもさんの身体的な負担、時間的な負担、心理的な負担というのもあって、本当は日野市の外まで、遠くまで通わなくても日野市の中に適材適所、本当にその多様性に応じた子どもの居場所があったらいいなというふうに思うわけですね。  それは日野市だけの力では無理なので、やはり国に応援してもらわないとできないわけですよ。その必要な資金が確保できないために、本当、もう多様性に満ちた居場所が、フリースクールがたくさんなければならないけれども、その設立自体ができなくて断念している方はいますよと書かれております。設立を断念するどころか、今、もう電気料金の値上げはどの事業所にとっても本当にもう、この電気料金のためだけに経営がもう成り立たないから閉めますということが起きているわけですから、それをそのもうけが出ないNPOが、フリースクールがどうやってこれ捻出できるかということを考えたら、増やすところか減る方向で今向かっているなというこの危機感を持たなければいけないというふうに思っております。  不登校の理由というのはもう様々ですから、学習指導要領どおりに授業をしていないことをもってですね、この請願は採択するに当たらないという反対意見もありましたけれども、でも、やっぱり、まずは心の健康を取り戻すことが大事だよ、勉強どころかね、もう本も見ることが苦痛だよとか、いろんな子どもさんがいるわけですよ。まずは心を開放する、体を開放する、伸び伸びと走り回らせる、このことのほうがまず重要だねという子どもさんに対する居場所も必要、フリースクールも必要、そういうところへの援助も必要ということであれば、この学習指導要領に適合しているかどうかなんていうところは、支援をするしないの判断基準にしてはいけないと思います。子どもさんがここなら安心して過ごせる居場所なんだと思っている場所が、みんな支援の対象としなければいけないというふうに思っております。  本来なら、この多様性を支援するという責任は国にあります。だけど国が責任を持って居場所をつくってくれないんだから、それを自発的に市民が身銭切って、もうNPOをつくってまで子どもさんを支えているわけですから、やっぱりそういう心根で、そういう方のこの善意を市議会として一生懸命応援するべきだと思いますので、採択を主張します。 256 ◯議長(古賀壮志君)  岡田じゅん子議員。 257 ◯2番(岡田じゅん子君)  請願第4-9号、「不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書」の提出の採択を求めることに関する請願について、日本共産党日野市議団を代表し、採択の立場で意見を述べます。  不登校の子どもの割合が、この間、再び急増し、市内でも増加傾向にあります。一概に言えませんが、学校が子どもにとって息苦しい場となっている可能性を常に考え、学校を全ての子どもにとって安心して休める学校にして、子どもを緊張感から解放するため、教育環境の改善に努力しなくてはならないと思います。  日本共産党は、不登校は社会や教育の在り方を背景にして起こる現象であり、お子さん御本人や御家族の責任とすることは誤りだと考えます。子どもたちの学校強制でない教育への権利、安心して休む権利、自分らしく生きられる権利などを保障する立場で、様々な政策を掲げています。  子どもの居場所として学校復帰を前提としない公的な施設を拡充することや、学校以外の様々な学びの場、フリースクールやフリースペースなどをきちんと認め、公的な支援を行い学校と同等の支援を目指すこと、不登校の家庭の子育てを支えている親の会などへの公的支援を行うこと、教育機会確保法の運用を子どもや親をさらに追い詰めないように行わせるとともに、不登校の子どもを支える多様な場への公的支援を拡充する方向での運用と見直しを進める、こういった当事者のお子さん、御家族の皆さんの権利を保障し、学校以外の学びの場の拡充を求める政策の実現に向け、当事者の皆さんのお声を大切にしながら、これからも全力で頑張ります。  以上、請願採択の意見といたします。 258 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 259 ◯16番(池田としえ君)  請願第4-9号、「不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書」の提出の採択を求めることに関する請願に関して、採択の立場で意見を申し上げます。  学校に行くというのは、学問もさることながら、集団生活を学ばせる、人間関係を学んでいくというですね、社会人としてのその準備期間であるというふうにも言えると思います。  しかしもって、この不登校、今、現在でもですね、小学校、先ほどのお話の中でもございました126人、中学校258人という形で、学校に出てこれない。ならばどこにいるかといったら、やはり圧倒的大多数がお家に籠もっているわけですね。子どもが学校に行かなくなるという、お子さん自身の恐ろしい負担感もさることながら、親御さんのその衝撃の大きさというのは、この中でお子さんが不登校になられたりした経験のある方はおられますか。その衝撃というものは、本当にもうどうしていいか分からない。もう子どもより泣きたい気分だということで、親子共々、家庭の中で苦しんでおられます。  御両親がそろっている中では、お母様がお仕事をお辞めになられて、お子さんの状況を見ながら、そしてまた、何とか子どもを家の中にずっと籠もっているのではなく、外に出そうという形で、あちこち連れ出して、自分と子どもだけの関係じゃない群れの中に放とうと、それはそれは驚くべき努力をします。
     そういう中で、学校という集団には入っていけなかったけれども、別の群れだったら何とか入っていけるという状況になったお子さんと、そして、やっとですね、そのお子さんの状況を必死に見詰めているというこの家族、その家族にですよ、私たち議員は、一人ひとり家を訪問して、その子どもを外に連れ出すわけにもちろんいかないわけです。じゃあ、その私たちの知らない時間の中で起こっているその人たちを救う、そういう学校以外の、日野市は、フリースクール1校だそうですけども、立川には6校あるというような、答弁の中でも伺いました。そのせめて1校ある、そこをですね、私たちができることというのは、自分たちが知らないうちに苦しんでる方々が何とかそこに行くことで光を見つけられる。今、このコロナ禍でですよ、自殺をしたり、そういう親子も本当に多いんですよ。やっとそういった光を見つけた親子に私たちが黙ってしてやれることというのは、そういう場所を安心して保管できる、そういう状況を救うことというのが教育の真髄であり、私たち議員がいる価値というのは、そこにあると思います。教育というのは、本当に最終的には、弱者救済、弱い人たちを助けていく、そんな一つの指標にもなるわけです。  こういったですね、請願を今回出してくださった方もですよ、御自身が苦しまれ、その苦しみを自分だけのものとするのではなく、共に、本当に同じ苦しみをする方々に何とか道をつけたいということで出された請願であります。どうぞ私自身もですね、本当にどんなにおつらい中、暮らしてきたか、ぜひそういった、これから出てくるですね、御家族、お子さんたちにもですね、そういう意味では、手を差し伸べられる、みんなから選ばれた議員でありたいというふうに思うわけであります。  よって、この請願第4-9号、採択の意見とさせていただきます。 260 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 261 ◯21番(田原 茂君)  それでは、請願第4-9号、「不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書」の提出の採択を求めることに関する請願について、不採択の立場から、公明党会派を代表して意見を申し上げたいと思います。  請願事項の1の中にある附帯事項、すなわち、「不登校の児童生徒が、いわゆるフリースクール等の学校以外の場において行う多様な学習活動に対しては、その負担の軽減のための経済的支援の在り方について検討し、その結果に基づき必要な財政上の措置を講じること」を進めること。この附帯決議につきましては、2016年11月18日、衆議院にて、また同じく、2016年12月6日、参議院にて、全会一致に近い形で可決をした附帯決議であります。したがって、請願事項の1のみであれば、何の問題もなく、この請願にもろ手を挙げて賛同できるわけであります。  公明党は、不登校支援プロジェクトチームとして、去る12月13日、首相官邸で松野博一官房長官に対し、不登校特例校の設置を促進するため、夜間中学との併設や連携など、多様な設置形態を検討するよう求める提言を行いました。  提言では、2021年度の調査で、不登校が長期化している児童・生徒が約4万6,000人に上っていることについて、学校や支援機関につながれず孤立状態に陥ることが強く懸念されると指摘した上で、こうした児童・生徒に対する支援策が極めて重要かつ喫緊の課題だと訴えております。さらに、自治体とフリースクールなど、民間団体との連携も要請しております。  また、都議会公明党が推進して実現をした、東京都のフリースクール等に通う不登校児童・生徒支援調査研究事業なども御紹介しておきたいと思います。  この事業は、不登校児童・生徒が通うフリースクールにおいて、アンケートに答えることによって児童・生徒1人につき1か月当たり1万円が給付されるという事業であります。このように、公明党といたしましても、不登校児童・生徒に対して、多様な学習機会の確保を求め、また支援も行ってきているところでございます。  しかし、よく聞いてください。これからが大事なんですよ。しかし、請願の2について申し上げますと、フリースクールの定義が問題になると思います。(「そうだ」と呼ぶ者あり)先ほど新井議員の発言も、その点を懸念されての発言ではないかと思うわけであります。すなわち、フリースクールには、本来の不登校児童・生徒の受皿としての意味合いと、片や教育に対する考え方から、あえて保護者が学校に行かせないで、自分たちで伸び伸びと教育をしていきたいというグループの施設が、同じくフリースクールという名前で呼ばれているものがあるということでございます。  つまり児童・生徒が学校に行けないのではなく、保護者があえて学校に行かせずに、独自の教育を行うような施設については、冒頭で申し上げた衆参で可決された附帯決議にあるフリースクールとは全く異質な施設ということになります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)  したがって、請願事項の2については、いわゆる不登校児童・生徒のための純粋な意味合いでのフリースクールだけではなく、先ほど申し上げたフリースクール、自分たちの考えで教育を行っていきたいという、そういう意味でのフリースクールということも概念として包含されてしまうおそれがあります。  また、衆参で可決をされた、先ほど私が読み上げた、この附帯決議の文言の中にある負担の軽減のための経済的支援については、あくまでも、不登校の子どもと家庭への支援を想定しているのであって、施設の設立等の支援までは想定していないと考えられます。  したがって、請願2の項目があるために、この請願については、不採択とせざるを得ないと申し上げて意見といたします。(発言する者あり) 262 ◯議長(古賀壮志君)  鈴木洋子議員。 263 ◯14番(鈴木洋子君)  自民党日野市議団を代表して、請願第4-9号、「不登校児童生徒に対する多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書」の提出の採択を求めることに関する請願に、不採択の立場で意見を申し述べます。  少子化で児童・生徒数は減少しているにもかかわらず、不登校の要因、背景は一層多様化し、複雑化している上に、人数は年々増加しているという深刻な状況、私たちも本当に受け止めております。国は2017年、義務教育の段階における普通教育に相当する機会の確保等に関する法律、いわゆる教育機会確保法を施行して、子どもたちへの支援を本格的に始動させております。2019年10月25日、文科省は不登校の子どもたちへの支援の基本的方針を学校に復帰することのみではなく、社会的自立を目指すこととして、法の附則に基づいて、一人ひとりの状況に応じて、学習や体験活動、人と関わる機会や安心して過ごせる場所の提供を行っているフリースクール等に関する検討会議における議論について、通知をしております。  今も、目に見えない子どもの不安、焦りを和らげてくれる、不登校の子どもたちが学校以外で学んだり、友達と過ごしたりできる居場所、フリースクールなどに通いたくてもお金が払えない保護者に向けて子どもたちが学びの場を失うことがないように、経済的支援についての方策を推進する必要性について検討をしております。東京都では、一歩、歩を進めて、2020年6月、支援ニーズの調査協力金という形で月1万円のフリースクール等利用料の補助を行うことを決めています。  民間への財政的支援に関して、請願趣旨の二つ目にございます、補助金の財源というのは、もちろん税金で、使い方には、公共の福祉に資する価値ある事業であり、安全基準などを満たす健全な運営が行われているなどのポイントに基づいて、正当性と公平性が求められるということは言うまでもありませんが、フリースクールなどの形態や方針などは様々で、現況、統一的基準、定義は決まっていない中で、果たして正当性に当てはまるか否かの議論、それとともに、民間団体が不登校の子どもたちに果たす社会的役割が大きくなっているその一方で、民間で学んだことが社会に出るために必要な力として本当に身についたかどうかを担保する視点も重要であると、検討会では指摘をしています。ここには、関係機関のつぶさの調査が求められ、それを基に定義を確立し、支援の対象を定めること、先ほどの田原議員の御意見にもございましたけれども、このことが、保育者や民間事業双方にとって、まずは必要なことではないかと考えます。  そして、先日の委員会の中での請願者に、請願された方に、事業者でどのくらいの財政的支援を求められているのか、把握の状況はどんなでしょうかと教えていただきましたが、そこまで多い印象はありませんでした。教育事業に対する公金支出というものは、一定程度、行政の関与が必要ですが、決められた学校教育の枠を、その限度を超えようとするフリースクールです。そういう方たちにとって、補助金を求めることで思い描く特徴的な運営の自由度が狭められるということをよしとしないという、そんな事業者も少なからずおられることも確かでございます。  しかし、保護者の切実なお声については、健康相談などの中で、不登校の相談を受けておられるため、請願者の方も広く聞いて把握していらっしゃることを伺い、そこについての支援は、誰もが喫緊であると再認識をされたことと思います。そして、ここも今、国は、具体的なサポートを検討している真っただ中でございます。  いずれにしましても、不登校は、どの児童・生徒にも起き得ること。一昨日の新聞にも大きく不登校の調査の件が掲載されました。練馬区の例ですけれども、学校やクラスが合わないのが原因だということが43%いるということ。教育委員会も認識されて鋭意努力をされているさなかでしょうけれども、学校をより魅力的にするという、そんなことも大切にしながら、子どもたちが追い詰められることなく、自分に合った居場所、環境で自信を持って成長できるように、フリースクールなどの重要性を認めて、学校と積極的な連携、相互協力、補完を求めるとした方針に従って、国は支援体制の議論を加速度的に進めております。  請願者の求められている不登校児童・生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援の制度の確立、それに向けて、我が自民党は、民間団体や保護者のお気持ちをしっかりと受け止めながら、最善を尽くしていますし、進行形にて検討も行っております。改めて意見書を採択して、政府や関係省庁へ提出するには及びません。  よって、本請願には、賛同できないことから、不採択とさせていただきます。(発言する者あり) 264 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 265 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長報告は採択であります。本件は委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 266 ◯議長(古賀壮志君)  挙手多数であります。請願第4-9号の件はただいま採択されましたが、本請願の意見書提出は、日野市議会運営委員会申し合せ第8条第3項の規定により全会一致ではないため、関係機関へは送付しないことを申し添え、請願第4-9号の件は、委員長報告のとおり採択と決しました。  これをもって民生文教委員会関係の審査報告を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 267 ◯議長(古賀壮志君)  これより請願第4-11号、公立幼稚園(第四幼稚園)閉園計画に関する請願の件を議題といたします。  民生文教委員長の審査報告は、これを省略いたします。  民生文教委員長から、本件の審査及び所管事務の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申出があります。  お諮りいたします。民生文教委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 268 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、民生文教委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 269 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第25、企画総務委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  企画総務委員長より、企画総務委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申出があります。  お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 270 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 271 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第26、環境まちづくり委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  環境まちづくり委員長より、環境まちづくり委員会の所管する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申出があります。  お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 272 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 273 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第27、議会運営委員会の継続審査議決に関する件を議題といたします。  議会運営委員長より、議会の効率的な運営等に関する事件の調査研究のため、閉会中の継続審査にされたいとの申出があります。  お諮りいたします。委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 274 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 275 ◯議長(古賀壮志君)  これより日程第28、議員派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第166条の規定に基づき、閉会中において議員派遣を行う必要が生じた場合、その日時、場所、目的及び派遣議員名については議長に御一任をお願いいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 276 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、本件については議長一任と決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 277 ◯議長(古賀壮志君)  これより議案第120号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第11号)の件を議題といたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。市長。      〔市長 登壇〕 278 ◯市長(大坪冬彦君)  議案第120号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第11号)の提案理由を申し上げます。  本補正は、10月及び11月に実施したキャッシュレス決済を活用したポイント還元事業における不足額の補填及び北川原公園予定地ごみ搬入路整備に関する住民訴訟における原告団の裁判費用補償について早急に対応が必要なものであります。  補正額は、歳入歳出それぞれ2億5,343万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を782億3,247万3,000円とするものであります。  詳細につきましては、担当部長から説明いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 279 ◯議長(古賀壮志君)  担当部長から詳細説明を求めます。企画部長。 280 ◯企画部長(高橋 登君)  議案第120号、令和4年度日野市一般会計補正予算(第11号)につきまして御説明をさせていただきます。  本補正予算は、10月及び11月に実施したキャッシュレス決済サービスを活用したポイント還元事業における不足額の補填に要する費用及び北川原公園予定地ごみ搬入路整備に関する住民訴訟における原告団の裁判費用補償に要する費用について計上するものでございます。  第1条でございます。歳入歳出予算の補正額は、歳入歳出それぞれ2億5,343万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を782億3,247万3,000円とするものでございます。  第1条第2項の歳入歳出予算の補正につきましては、第1表、歳入歳出予算補正によりますが、詳細につきましては、歳入歳出予算の事項別明細書で御説明をさせていただきます。  初めに、歳出から御説明いたします。  恐れ入ります、12ページ、13ページをお開きください。  衛生費でございます。  説明欄14一般管理事務経費893万1,000円は、北川原公園予定地ごみ搬入路整備に関する住民訴訟について、地方自治法第242条の2第12項に基づき、原告団より裁判費用請求の意向が示されたことから、これに応じるものでございます。  地方自治法においては、住民訴訟を提起した者が勝訴した場合で、弁護士等に報酬を支払うべきときは、当該普通地方公共団体に対し、その報酬額の範囲内で相当と認められる額の支払いを請求することができるものと定められております。本訴訟につきましては、この状況に該当することから、原告団に対し、弁護士報酬に相当する額をお支払いするものでございます。  原告団からの請求の意向が示されたのが11月下旬であり、内容の精査に時間を要したことから、初日上程した一般会計補正予算(第9号)及び中間上程した一般会計補正予算(第10号)には、予算計上が間に合わなかったものの、早急に対応する必要があることから、本議会最終日における予算計上とさせていただいたものでございます。  次ページ、14、15ページをお開きください。  商工費でございます。  説明欄11コロナ禍における原油価格・物価高騰等対策事業経費2億4,450万円は、10月及び11月に実施した、PayPay使って日野でお買い物!最大30%戻ってくるキャンペーン第3弾、第4弾において、当初の想定を大幅に上回る利用があったことから、不足分について補填をするものでございます。  当該キャンペーンにつきましては、令和2年度実施した第1弾、令和3年度に実施した第2弾が好評であったことから、コロナ禍における物価高に対する経済支援策として企画したもので、10月の第3弾で市内中小事業者を、11月の第4弾では、市内全事業者を対象として実施いたしました。  実施前の段階においては、実施事業者にヒアリングを行い、シミュレーションに基づく十分な予算を確保していたものの、想定よりも物価高の影響が大きく、かつ長期化していることやコロナ禍における外出控えの意識が以前と比べ希薄になっており、通常の状態に近くなっていることから、特に11月実施の第4弾においては、想定を大幅に上回る利用がございました。この状況を踏まえ、予算に不足が生じる見込みとなったことから、11月30日までを予定していた期間について、一定の告知期間を設けた後、11月18日までで終了といたしました。  なお、キャンペーン期間中、市内において、第3弾では5.6億円が、第4弾では22億円が決済され、コロナ禍における物価高で苦しむ市内事業者や市民に対し、一定の経済効果があったものと考えております。  また、11月18日のキャンペーン終了後、キャッシュバック額の精査や最終的な経費の算出に時間を要したことから、初日上程した一般会計補正予算(第9号)及び中間上程した一般会計補正予算(第10号)には予算計上が間に合わなかったものの、早急に対応する必要があることから、本議会最終日における予算計上とさせていただいたものでございます。  続きまして、歳入について御説明いたします。  恐れ入りますが、戻りまして6、7ページをお開き願います。  国庫支出金でございます。  説明欄、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2億8,660万円は電力、ガス、食料品等の価格高騰に対するために、国から交付されたものについて、さきに説明いたしました、キャッシュレス決済サービスを活用したポイント還元事業の財源として活用するものでございます。  次ページ、8、9ページをお開きください。  都支出金でございます。  説明欄上段、生活応援事業費1億5,356万6,000円、及びその下、生活応援事業事務費200万円は、いずれも市で実施するキャッシュレス決済によるポイント還元事業等に対し都から補助されるもので、さきに御説明いたしましたキャッシュレス決済サービスを活用したポイント還元事業の財源として活用するものでございます。  次ページ、10、11ページをお開きください。  繰入金でございます。  説明欄、財政調整基金繰入金1億8,873万5,000円の減額は、さきに御説明しました裁判費用の補償の財源として基金の取崩しを行う一方で、キャッシュレス決済サービスを活用したポイント還元事業において、国庫支出金及び都支出金の活用ができることから、一般会計補正予算(第4号)において、基金の取崩しにより対応していたものについて、減額したことで、総額で減額となっているものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
    281 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。奥野りん子議員。 282 ◯17番(奥野りん子君)  15ページのキャッシュレス決済の活用物価高騰対策事業についてなんですが、やはりこれ、制度が終了した後に、料理店に入りましたらですね、もうこれが終了した途端に客が来なくなったという悲鳴をいただきまして、それで、日野市は頑張ってくださっていますけれども、何とかこれを復活できないかという声が寄せられていて、お店のマスターも、直談判に日野市役所まで掛け合いに行ったんですよということでいただいたんですね。こうした状況、このサービスの後の市内業者からの日野市への要望とかは、今、どうなっていますでしょうか。  そして、これはもうかなりの額を一般財源からも出していて、本当に日野市も頑張ったなと思うんですが、できれば、3割と言わずに1割でいいから、これをまた改めてやる、そして、市民向けじゃなくて、本当に業者支援の角度で再開するというようなことは考えておられないでしょうか。 283 ◯議長(古賀壮志君)  答弁を求めます。産業スポーツ部長。 284 ◯産業スポーツ部長(仁賀田宏君)  このペイペイキャンペーンにつきましては、全事業者に対して、アンケート調査を実施をしております。現在1,109件の送付をして349件で、3割程度回収ができているところでございます。その状況を御説明させていただきます。  キャンペーンによって、売上げが増えた事業者が76%、客足が増えたと回答した方が71%。先ほど議員もおっしゃっていました、ペイペイキャンペーンをまた実施してほしいというような回答が全体の85%というところでございます。  いろんな意見が出ているんですけれども、ほかのキャッシュレスキャンペーンを求めるとかですね、あと、デジタル商品券とか、あと、一番大きいのは、やっぱりペイペイ以外のものは必要ないと言っているものが多かったというところです。  おおむねよい意見をいただいているところなんですけれども、よい意見をいただきつつ、自由意見としてですね、20%の方が、これも今、おっしゃったように、早期終了に関して不満だと。あと、還元率を下げてもいいので、早期終了しないでほしいというようなところの御意見をいただいているところでございます。  今後の日野市としての考え方でございますけれども、今回大幅な予算超過を招いているという実績を鑑みですね、この事業者アンケートの結果を踏まえて、同様の事業を実施する場合には、実施内容、対象店舗であったり、還元率の見直しだったり、複数ペイの実施であったり、周辺自治体の取組、また、国や都の補助金の動向なども注視しながらですね、次回については検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 285 ◯議長(古賀壮志君)  企画部長。 286 ◯企画部長(高橋 登君)  私のほうから、ちょっと財源のことについてお話をさせていただきます。6月補正ですね、まず、この予算化をさせていただいたときには一般財源が入っていたんですけれども、その後、東京都の補助事業であったりとか、国からの交付金が追加されましたので、今回の補正の中で、全てを東京都の補助でとか、国の交付金という形で賄いさせていただいて、一般財源は入ってございません。  以上でございます。 287 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 288 ◯17番(奥野りん子君)  これ、結局返しているわけですね、一般財源ね。でしたら、もうそれこそ浮いた分を使って、さらに続けるというところで、全然、皆さん異議はないと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。  以上、要望を込めて質問を終わります。 289 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 290 ◯4番(新井ともはる君)  私からは、まとめて1点、キャッシュレス決済について質問させていただきます。  まず、実績値がキャッシュバックの還元額は7.7億円、実績前の見込額は5.3億円ということで、この差が2億4,000万円となっているんですが、当初これは想定をされていたのかどうなのかというところをちょっと聞かせていただきたいと思っています。  また、総括的ないろいろとアンケートを取って、いろんなことが分かってきたかなと思っているんですけど、総括的なことをお伺いしたいと思います。  あと、ちなみに参考までにちょっと手数料はどれだけかということを確認させてもらいたいんですけど、事業費用が8億2,450万円トータルであって、キャッシュバックの額が合計で7.7億円ですから、差引き5,450万円、この5,450万円というのが販促費であったりとか、手数料を合わせた金額かどうかということを確認させていただきたいと思います。 291 ◯議長(古賀壮志君)  産業スポーツ部長。 292 ◯産業スポーツ部長(仁賀田宏君)  全部で3点お伺いしたと思います。まず最初に、乖離してしまった理由のところを御説明させていただきます。積算の部分の御説明になります。  本事業の実施においてはですね、過去の様々な自治体で実施したキャンペーンの実績などに基づく利用者動向を予測する必要があったため、運営業者、運営の事業者であるPayPay株式会社の試算を積算の根拠としております。多くの地方自治体で、ペイペイによるキャッシュレス決済を実施してきた実績を反映してですね、設定した条件の下で、見込みを超えないようにということで予算額の提示を受けて予算計上をしています。  PayPay株式会社の積算額というのがですね、モデレート、アグレッシブ、リスクという形で出てきているんですが、モデレートというのは推奨される予算。アグレッシブというのは、予算を大きく上回った場合に到達の可能性があると。リスクは、もうほぼ極めて可能性が低いという金額を提示されました。  第3弾については、このモデレートとアグレッシブの中間の金額、第4弾では、大きく上回っても大丈夫といわれるアグレッシブによる予算計上をしてですね、5億8,000万円の予算計上としたところでございます。にもかかわらずですね、今回は、はるかに超えるですね、18日間で全体の想定額の約160%の利用額になったというところでございます。  それから、全体の総括というところについて御説明をさせていただきます。第3弾についてはですね、令和4年10月1日から31日までの1か月で実施し、決済額は5.6億円でございます。  第4弾は、大手チェーン店を含む全店舗を対象として、令和4年11月1日から18日での実施となってしまいましたが、決済額は22億円と、合わせて約27.6億円が市内で決済されたということでございます。  先ほどキャンペーンの検証結果をある程度申し上げましたので、効果の部分ですけれども、前回の事業者アンケートと比較してもですね、客足、客数であったり、事業者からの反応もよかったので、これは事業者支援としては一定の効果があったと認識しているところでございます。  一方、今回については、生活者支援という一面もですね、視点で実施をしております。第4弾では、現在のところの推計値ということにはなりますが、市民や市内在勤、在学の方と推察できる利用者が、約5万4,000人の方が使ってるという形で、第3弾の2.8倍ということになっております。  第3弾では、扱っている店舗が少なかった日用品や生鮮品などを30%還元のキャンペーンで購入することができたということが、多くの市民の方が身近な店舗で利用され、生活者支援の視点でも効果があったというふうには考えております。  先ほどアンケートの中で85%の方が再度の実施ということが結果がある一方で、予想を上回る見込みにより、当初予定を早めて終了したことについてですね、月末の予約が変更になってしまった。駆け込み需要に対応し切れなかった。終了と同時に店舗がペイペイの決済をやめてしまったなどの意見をいただいており、事業者と利用者双方に御迷惑をおかけしたことは反省点であり、予算の見込みが甘いという御指摘も真摯に受け止めなくてはならないと考えております。  先ほど申しましたように、今後につきましては、大幅な予算超過を招いた今回の実績を鑑みですね、アンケート結果を踏まえ、同様の事業を実施する場合においては、事業内容、実施店舗、還元率等の見直しや、複数ペイの実施などを周辺自治体の取組や国や都の補助金の動向を注視しながら検討していきたいというふうに考えております。  あとは、手数料ですかね。手数料は、ごめんなさい、市が払うほうの手数料、事業者手数料でしょうか。  事業者側手数料ですと1.98%という形になっております。それから、単純な販売促進の委託料というのが900万円ほど計上されているという状況でございます。  取りあえず、以上です。 293 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 294 ◯4番(新井ともはる君)  ありがとうございました。  1.98%というのは、売上げ、要はキャッシュバックした費用に対して、1.98の手数料がかかったという話ですか。 295 ◯議長(古賀壮志君)  産業スポーツ部長。 296 ◯産業スポーツ部長(仁賀田宏君)  この1.98というのが、事業者側が決済をすることによって、その決済額に対してペイペイに支払う手数料の率という形になります。  以上でございます。(「事業者側がということじゃない」と呼ぶ者あり) 297 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 298 ◯4番(新井ともはる君)  すみません、市側が用意している予算に対して、手数料が実績値の中に、説明欄の中に、手数料が発生と書いてあるんですけど、この手数料が幾らぐらいだったのかなということを知りたかったんですけど、これは単純に、先ほどもちょっと話をしたのですが、総事業費が8億2,450万円あって、そしてキャッシュバックが7.7億円あるので、差引き5,450万円というところで、その辺りが手数料になるのでしょうか。 299 ◯議長(古賀壮志君)  産業スポーツ部長。 300 ◯産業スポーツ部長(仁賀田宏君)  すみません、ちょっと細かい数字ではないんですけれども、手数料と販促費を合わせて2,900万円という形になりますので、これは第4弾のほうでございます。第3弾のほうが、手数料と販促費で1,350万円というような形になるということでございます。  以上でございます。 301 ◯議長(古賀壮志君)  新井ともはる議員。 302 ◯4番(新井ともはる君)  ありがとうございました。 303 ◯議長(古賀壮志君)  お諮りいたします。  議事の都合により、あらかじめ会議時間の延長をいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 304 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、会議時間の延長をすることに決しました。島谷広則議員。 305 ◯12番(島谷広則君)  私からも、ペイペイのキャンペーン第3弾、第4弾という部分で確認をさせていただきたいんですけれども、改めてですけど、第1弾、第2弾は、新型コロナウイルス感染症の影響で完全に停滞してしまった経済を回すということで、おおよそ総額のそういった経済効果で、この事業、成功かどうかという判断ができたと思うんですね。  先ほど、産業スポーツ部長の御答弁でも、生活者支援という言葉が改めて出てきたので、少し安心はしたんですけれども、第3弾、第4弾は、経済支援と生活者支援のこの両立を目指すという意味で、新たな事業、課題整理も必要だということ。これ、6月議会即決の議案で出てきたときに、もともと財力がある方にとってはポイントの還元が受けやすい。日々、日頃節約をしている方にとってはポイントが受けにくい。そういったある意味、この事業によって、還元が受けられない世帯も多いのではないかということも含めて、それを課題といいますか、ちゃんと是正していく周知ということで、産業スポーツ部産業振興課としては、なかなか難しいミッションではありますけれども、生活者支援というところに、一定の効果を出す準備も含めて、やっていくんだという御答弁をいただいていたかと思います。そういった意味では、私もこの事業は、おおむね成功だと思います。それは経済効果として見たときに。  本当に市民に、このポイントが行き渡っているかという視点に立つと、これ、どうしても情報はPayPay株式会社といいますか、ペイペイのシステム側が持っていて、市民だけじゃないですよね。ほかの市から来た方も含めて、還元に恩恵を受けるということで、東京都の事業なので、そんな日野市民だけじゃないということは言えるんですけども、改めて、先ほど5万4,000人という、第4弾のときですかね、これが今回のポイント還元によって動いた、市民1人当たりといいますか、そういった数の試算でいいのかどうかというところの、その生活者支援として見たときの、ある意味、準備、どういったことを日野市がしたか。それで5万4,000ということが産業スポーツ部にとって、よかったのか、悪かったのかも含めてですね、そういったところの評価を伺いたいと思います。お願いします。 306 ◯議長(古賀壮志君)  産業スポーツ部長。 307 ◯産業スポーツ部長(仁賀田宏君)  おっしゃるとおりですね、生活者支援の視点で見て、どのような評価をするかというところがミッションになっていたかというふうに思います。  ちょっと丁寧に御説明をします。事業立案に当たってですね、財源として活用する東京都の生活応援事業の補助金は、区市町村が実施する、または補助するキャッシュレス決済によるポイント還元などを行う事業を対象としており、それに沿った施策を検討して、今回の事業実施となっております。  過去2回実施したキャッシュレス決済サービスは、いずれも事業者支援という視点での実施でしたが、今回は、事業者支援というものに軸を置きつつも、生活応援という視点も含めて事業の立案をしております。  そういうこともありまして、第3弾につきましては、中小企業者について、第4弾については、中小事業者だけではなく大手チェーンも含めた全店を対象としてという形で事業を立案させていただきました。  過去のキャンペーンの内容等、キャンペーンのアンケート結果を見るとですね、このキャッシュレス決済をやることによって、今まで利用したことがない地域のお店で購入をした。新しいよいお店を発見することができた。いつもよりグレードの高い商品を買うことができたなどという声も聞かれていたことから、事業者支援で実施していた第1弾、第2弾においても、市民の皆様においては、生活支援というものにもつながってはいたのかなという認識を持っておりました。  今回の生活応援の視点に加えて、大手チェーンを含む全店舗対象とした第4弾の評価については、様々な意見もございます。実施後のアンケートの内容や実績データで評価していく必要があると考えてはいるんですけれども、業種別の決済割合でいくと、第3弾では、飲食関係や居酒屋などが45%だったのに対して、第4弾では、食品スーパー、コンビニなどが40%という形になっていて、生活用品等への利用にシフトをしていることからですね、物価高騰で影響の出ている生活必需品等への利用につながったという点では、生活応援につなげられたという面もあると見ております。  付け加えますと、第4弾が大手のみが恩恵を受けられたかというと、そうでもなくてですね、第4弾の決済比率では、約74%がスーパー、コンビニ等の大手、26%が中小事業者の店舗で決済をされており、第4弾の決済額22億円を分析すると、5億7,000万円は中小事業者の店舗で決済をされているという形になりますので、中小事業者のみを対象とした第3弾の決済額が5億6,000万円でしたので、第4弾では、18日間で第3弾以上の決済額を市内の中小事業者が受けたという認識を持っております。  そしてですね、もう1点、高齢者であったり、あとは、やはり収入があまりない方、特にペイペイキャンペーンを実施する際には、キャッシュレス決済の使い方説明会や、高齢者向けのスマートフォン講座などを実施しており、使い慣れていない方に向けての対応等も行っているところではございます。  今回、市役所の1階で実施した使い方説明会についてはですね、令和3年度第2弾のときは6回実施し、1回平均が7人だったのに対し、今回の第3弾、第4弾は、8回実施し、1回当たり18.5人という形になっております。そういう結果も見るとですね、今まで以上にですね、スマートフォンをあまり使われていなかった方も利用するという形になったのかなというところでございます。  もう一つ、ペイペイを使うメリットですけれども、商品券という形とかを使うとですね、どうしても500円単位という形になるんですけれども、ペイペイの場合にはですね、ちょっと残金を入れていただくという手続的には必要なんですけれども、残金があればですね、その残金の中で一定のパーセンテージを還元することができるという形でありますので、少額であっても一定の還元額が受けられるという形になっておりますので、収入の少ない方が少額の買物をしてもですね、キャッシュバックを受けられたということになっているのかなというふうに認識をしております。  以上でございます。 308 ◯議長(古賀壮志君)  島谷広則議員。 309 ◯12番(島谷広則君)  詳細な説明をいただきまして、ありがとうございます。  第3弾、第4弾を比べても、スーパーいわゆる小売店というんですかね、そういったところが増えていて、あと、飲食店が第3弾、第4弾はそんなに大きな差がなくということは、満遍なくというのと、拡充した分が生活者にしっかり回ったというような評価として受け止めました。  ただ、やはり1点あるのは、先ほど、いわゆる低所得者、生活困窮者というんですかね、使ったら使った分上限は決まっていますけど、その分やっぱり恩恵が受けられるという仕組み上、やっぱりこれはキャンペーンが短くなると、受けられる、また、可能性も少なくなってしまうという見方もありますので、ある意味、今回の中で、店舗を拡大したことで、いわゆる大型店の、フランチャイズというんですかね、個人事業主だけど大型店舗傘下に入っていた、そういったところが支援できたとか、新たな効果というんですかね、そういった経済効果もある一方、しっかり支援が本当に行き渡っているかというヒアリングが、これ、産業振興課だけではなく、他部門連携した形でヒアリングしていただきたいと思います。  あと、もう1点です。意見です。先ほどのほかの議員の質疑の中でも、やっぱり短縮を急遽してしまったことというのは、私は、もう少し重く受け止めていただきたいと思っていまして、先日の峯岸議員の一般質問の中でも、イベントが急遽中止にせざるを得なかった。そういった商店会の影響もありますし、飲食店にとっては、その忙しさを見越した材料費ですよね。やっぱり事前に、予定、計画を立てるわけですから。さらに言うと、人件費もありますよね。となると、急遽終わっちゃうとなると、じゃあ、明日からもう来なくていいですというわけにはいかないわけですよ。やっぱり予定とその部分というのは慎重に見なきゃいけないし、あと、もう1点、利用者、ペイペイ利用者といいますか、市民からすると、今回途中でやめたということは、次回もし仮にあったときに早く行かないとという、今度、余計な駆け込みの意識が加わるんですね。そうすると、また、最初の部分は忙しくてというような、求めているのは安定だったり、もちろん収入も大事ですけど、ですので、その辺りはしっかり反省をしつつ、次回やるとき、本当にどういうポイント設定がいいのかというところについてはですね、見詰め直していただきたいと思います。  ポイントという部分で、もう一つなんですけども、店舗のほうですね、ペイペイで処理をすると、その分ペイペイ社のほうに手数料として吸い取られるという言い方がいいのか、払わなきゃいけないので、ある意味、利益率としては、売上げとしては増えますよ。利益率としては、なかなか難しい部分がやっぱり出てくると。  ペイペイでポイント還元をするということは、ある意味、商店街ないし、そういった店舗のレジを使って市民にクーポンを配るという、本来、市がクーポンを配るという事業を、改めてそういった事務手続を含めて、御協力というかお願いをしているという見方もできると思うんですね。そういったところを鑑みると、やっぱりこのキャンペーン期間中に関しては、市民に対する、利用者ですね、ペイペイで利用した顧客に対するポイント還元と、その分の手数料を支払った店側に対する還元の両面が必要だと思うんです。これ第1弾、第2弾にはない考え方だったんですね。2021年の10月から手数料徴収が始まっていますので、今回第3弾、第4弾で、店舗側の負担なのか、それは企業努力だろうという見方もありますけども、何かそういった配慮が必要であったり、検討がなされるかどうかについてですね、課題認識を伺いたいと思います。お願いします。 310 ◯議長(古賀壮志君)  産業スポーツ部長。 311 ◯産業スポーツ部長(仁賀田宏君)  議員がおっしゃるとおり、第1弾、第2弾を実施した際には、事業者側が負担する換金手数料が無料の期間であったため、決済手数料はかかっておりません。令和3年10月からは、事業者側の決済手数料1.98%になったということを承知しております。  この決済手数料なんですけれども、他のキャッシュレス決済の場合でも一定程度事業者が負担する必要があり、例えば、楽天ペイであれば3.74%、d払い2.6%、auペイ2.6%、メルペイ2.6%、LINEペイ1.98%という決済、ほかにも今、増えてきているんですけれども、そういう中でいうとペイペイについては1.98という形で定率になっております。  また、クレジットカード決済というのもございます。その場合、事業者の負担は事業規模にもよるんですけれども、おおむね3%から5%ほどになっていると認識しております。  そして、過去に実施しておりました、カワセミ商品券についてもですね、実施当時、中小店舗1%、大型店舗が2%の換金手数料が必要でしたが、今回、商品券事業も含めて検討した中での換金手数料は、指定金融機関での換金という形で500円当たり20円ほどと試算されましたので、500円ということであれば4%というような形になるということでございます。  キャンペーン実施については、事前に対象事業者の方に対して、参加、不参加の意向を毎回確認させていただいていることであったり、現金決済以外の場合は、ほとんどおおむねどの決済においてもですね、事業者の手数料負担は発生しているというところで、比較的ペイペイの決済手数料は安価であるため、御理解をいただきたいと考えているところでございます。  アンケート調査の中でですね、手数料を補助を行ってほしいとの回答は3件となっているところでございます。  また、事務手続は日野市がやっているんですけれども、ほかのペイペイキャンペーンですと、結構商工会とかに全て投げてしまっているという自治体もございます。日野市については、この手数料もそうなんですけれども、少しでも還元額へ回そうというところで、市ができるところは日野市でというところで、第1弾から引き続き今回も含めて取り組んでいるというところでございます。  以上でございます。 312 ◯議長(古賀壮志君)  島谷広則議員。 313 ◯12番(島谷広則君)  ありがとうございます。  ほかのクレジットカードなど、そういったものも手数料があるからということですけど、これ難しいんですけど、このペイペイ事業は非常に好評ですし、私もいい部分は分かります。  ただ、一度始めてしまったら、もう何でしょうね、やめられないと言ったら変ですけど、またほかの市では始めた、うちでもという話で、結構タイミングが難しいんですよね。そうすると、ふだんの経営の中で払う手数料で、また始めたときに忙しくなる分、やっぱり店舗の業界、業種にもよりますけども、人を雇ったり、やっぱりサービスの質を落とさないというのは大事なところなので、その期間、売上げは上がっても、やっぱり利益率が落ちるという、それ何のためにやっているのとなると、何となく、いろいろ難しいところもあるんですね。安定を求めるのか、爆発力という意味では、日野市は相当他市に比べていい部分がある反面、どういった着地点というか、延々とこの30%で、ほかの市でまたやった、こっちにまた戻って来いというのを繰り返すのか、徐々に徐々に経済の安定を目指していくという部分も含めてですね、この事業の在り方というところは、慎重にというか、前向きに慎重にという言い方ですね、御検討いただきたいと思います。  以上で質疑を終わります。 314 ◯議長(古賀壮志君)  峯岸弘行議員。 315 ◯18番(峯岸弘行君)  ペイペイのキャッシュレス30%ポイント還元事業については、一般質問でも私は取り上げさせていただきました。全般的に大成功だったと私も評価をしているところでございますけども、一部いろいろと問題も顕現化してきたということです。  今回一つ、2点伺いたいんですけど、先ほどの説明ですと、2億4,450万円の事業予算に対して一般財源が1億9,766万6,000円ということで補正予算が出されたんですけども、最終的に締めた結果、国と東京都の補助金で賄えたということだと思っています。  私も一般財源を極力使わないでできればいいなと思っていましたので、これは安心をいたしましたけれども、まず1点は、東京都の補助金、生活応援事業補助金ですか、これは、例えば今回は第3弾、第4弾があって、第4弾については生活者支援という捉え方をされているんですけども、この東京都の生活応援事業の補助金でも、いわゆる大手スーパーを入れないで、第3弾と同じ形で2か月続ける形でも、この補助金は使えたんでしょうか。  これが1点と、もう1点は、先ほどの質疑の中で、市の負担金が合わせて4,250万円ということなんですけども、この中の内訳をちょっと伺いたいと思います。多分、広報ひのの臨時号ですとか、あと高幡不動駅前とかにもこの大きな看板が設置されたりとか、そういうのもこれに含まれていると思うんですけど、まずこの2点お願いします。 316 ◯議長(古賀壮志君)  産業スポーツ部長。 317 ◯産業スポーツ部長(仁賀田宏君)  今回、財源として東京都の生活応援事業が入っております。そちらについては、必ずしも大手を絶対入れなければいけないということではございません。  ただ、キャッシュレス決済事業をやるということによって4分の3の補助で、今回提案しているのが、その上限額を充当いただけるということで充当するという形でございます。大手なしでも構わないというところなんですけれども、今までの利用者の声等を聞いた中でいくと、どうしてもですね、日用品を買ったり、生鮮品を買ったりということがなかなかできていないというようなところがありまして、そこの部分を今回、今の経済状況なども踏まえた中では、支援をしていきたいという思いもあって、あえて大手を入れたというところでございます。  それから、その他の費用のさらに細かいところですかね、すみません、ちょっと待ってくださいね。(「もしあれだったら後でもいいです」と呼ぶ者あり)すみません、ちょっと後でお渡しいたします。 318 ◯議長(古賀壮志君)  峯岸弘行議員。 319 ◯18番(峯岸弘行君)  ありがとうございました。
     今回モノレールの中の宙づりとかですね、非常に多くの媒体(「宙づりじゃない、中づり」と呼ぶ者あり)中づり広告とかですね、様々な媒体で宣伝をしていただいた、その効果も非常に大きかったのかなと思いますけども、恐らくペイペイのほうでその辺は負担をされたのかなと思っております。  そして、私が申し上げたいのは、先日ある大手のスーパーの関係者に伺ったところ、ペイペイの期間、第4弾に入って、物すごいお客さんが来たと。お米とかですね、お酒とか、たばことか大量に売れたと。ところが終わった途端に、翌月、途中で終わったんですけど、その分がほとんどが減ってしまって、2か月で見るとあまり変わんないなということですね。生活者支援という点では、3割安く買えたわけなので、一定の効果はあったのかなと思いますけども、やはり今後はですね、30%の半分の15%、20%でもいいので、例えば2回に分けて行うとかですね、周辺の自治体と日野市と違うのは、登録事業者の数が圧倒的に多いところなんですね。これが強みだと思います、日野市についてのですね。その点をぜひ中小企業支援も継続的にやりながら、今回ですね、非常に多くの高齢者の方がペイペイを始められたのも私も目にしています。お店でこれどうやってやるのと聞きながらね、楽しそうにできたなんてね、それが日野市全体のDXの推進にもなっているなというの感じたわけなんですけど、ぜひですね、今後、国からの補助金がなければできない事業ではありますけども、また次の補助金が下りるようになりましたら、ぜひポイント還元率、もしくは対象の店舗については、先ほど文化スポーツ課長が言われたとおりですね、御検討いただきたいと(「産業スポーツ部長」と呼ぶ者あり)失礼しました。産業スポーツ部長が言われたとおりの御検討をお願いしたいと思います。  以上です。結構です。 320 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 321 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 322 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、本件については委員会付託を省略することに決しました。  本件について御意見があれば承ります。奥野りん子議員。 323 ◯17番(奥野りん子君)  ペイペイにつきましては、質疑のとおり、改めてスタートしていただきたいということを要望させていただきます。  そして、この補正の中に組み込まれております北川原裁判の原告裁判費用補償金ですけれども、日野市側の弁護士費用を当てはめると1,500万ぐらいにはなるのではないかという話も私は伺っておりましたので、893万円の請求にとどまったということで、原告弁護団の皆さんの良識と正義に心より敬意を表したいと思っております。  そもそもコンプライアンスやガバナンスを根底に置かない民主主義というのは、存在意義を持ちません。この経費は、日野市政がコンプライアンスやガバナンスを取り戻し、民主主義を確立するために必要な経費であったと捉えさせていただきます。  しかしながら、裁判に訴えられた時点で、日野市議会自体が・・・・に陥っていることの証明であるということを私たちは肝に銘じなければなりません。議会で決着すべきことをもう議会が決着できないから裁判に訴えられているんですね。これは議会として恥なんですよ。この議会は何もチェックできないのかということのね、全国にこれ恥をさらしているようなものなんですね、裁判に訴えられるということは。それは本当に肝に銘じなければならないと思います。  残念ながら、むこうじま問題も百条委員会が発動されなかったことによって、新たな裁判が提訴されてしまいました。日野市議会は、この北川原裁判の裁判費用経費893万円について、本来ならば、議会の調査権限が発揮されていたならば、全く不必要であったことをきちんと肝に銘じて、そして、さらに今、現在起きている不正案件対処に当たるべきであると、そう申し上げて、本議案に賛成意見とさせていただきます。(「議事進行」と呼ぶ者あり) 324 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 325 ◯21番(田原 茂君)  先ほど奥野議員から、議会が・・・・という言葉がありました。全く事実と反します。議会は議会として、決議を上げたり、その権能をできる限り活用しながら、発揮しながら、この問題でも取り組んできました。(「そうだ」と呼ぶ者あり)・・・・という言葉は、しっかりと議長をして取り消していただきたい。このことをお願いしたいと思います。 326 ◯議長(古賀壮志君)  ただいまの田原茂議員の発言に対しまして、速記録等を十分精査し、議長として対応してまいります。新井ともはる議員。 327 ◯4番(新井ともはる君)  第11号補正予算について、賛成の立場で意見を述べさせていただきたいと思います。  キャッシュレス決済サービスについてでございます。事業者支援、また生活者目線ということで、この事業は本当にですね、再度使ってみたいという市民の皆さん、また市外の、日野市に来られた方々からもですね、本当に好評を得ているなと思っています。ただ、今回、特に第4弾につきましてはですね、ペイペイから提示された金額を予想にはるかに超えたキャッシュバックが生じた。また、期間がですね、かなり、31日だったものが18日間になったというところで、その辺をどういうふうに見るかというところを研究をしていただきたいなと思っています。  ちなみに、私、近隣市の大型店舗で物価高生活者応援で、ショッピングセンター、コンビニも今やっているところで、立川市とですね、今、立川市が今、12月やっています。あと、多摩市がですね、9月にやったんですけど、そちらの状況のほうをちょっと聞いてみました。そうしたところですね、立川市については、予想をはるかに超えたお金になっていないんですね。今の段階で、見込額を聞くと4億円というふうに言っていまして、手数料だとか、販促費を合わせて4億2,000万円というところで、日野市と比べると6.2億ですから2.2億円安いわけですね。にもかかわらず、今のところですね、昨日、電話したんですが、昨日の段階で12月31日まではもつだろうということでした。  また、同じく多摩市に聞いたところですね、これはもう実績値が出ていまして、約3億円ということでした。日野市に比べて3.2億円安いというところで、こちらも9月1日から9月30日までできたというところで、期間は特に短くならなかったということです。もちろん立川や多摩市は還元率が20%だというところだったりとか、あと、1回当たりのポイント還元、期間当たりのポイント還元も違うので一概には言えないかなと思っているんですが、また、ぜひこの事業を進める中で、この生活者目線、また物価高対応をするに当たって、近隣市のそういった状況もぜひ見ていただきたいなと思っています。  そして1点、多摩市の方とお話ししているときにちょっと気になったのがですね、予算措置の予算と、あと実績値のお金を確認したところ、両方とも3億円という話をしたんですよ。販促費だとか手数料というのは、予想だと数千万円ということだと思っていたので、立川も2,000万ほどありましたから。そうしたところ、多摩市は数百万とか言っていて、そして、事業費のほとんどをですね、市民の皆さんに還元ができているんですよという話を伺いまして、先ほど還元手数料については、ペイペイのほうが安いという話を言ったんですけど、そういったところも含めて、また精査をしていただきたいなと思っています。  もちろん市内の登録者数、お店が入れているところは一番ペイペイが多いということは十分承知をしているんですが、いろんな公平性だったりとか、その辺の手数料も含めた総合的な判断も含めて、いろんな市民の皆さんの意見も聞いてですね、また検討していただきたいと思います。  以上でございます。 328 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 329 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 330 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議案第120号の件は原案のとおり可決されました。  お諮りいたします。議事の都合により暫時休憩いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 331 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、暫時休憩いたします。              午後5時22分 休憩 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              午後6時01分 再開 332 ◯議長(古賀壮志君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより議員提出議案第6号、知的障がい者・知的障がい行政の国の対応拡充を求める意見書の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。馬場賢司議員。 333 ◯20番(馬場賢司君)  議員提出議案第6号、知的障がい者・知的障がい行政の国の対応拡充を求める意見書でございます。  案文は、お手元に配付させていただいたとおりでございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 334 ◯議長(古賀壮志君)  質疑、意見を省略し、直ちに本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 335 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、議員提出議案第6号の件は原案のとおり可決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 336 ◯議長(古賀壮志君)  お諮りいたします。日程第31、議員提出議案第7号、不登校児童生徒に対して多様な学習機会の確保のための経済的支援制度の確立を求める意見書については、本日の日程から削除いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 337 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、日程第31は本日の日程から削除することに決しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 338 ◯議長(古賀壮志君)  お諮りいたします。「“日野市が不正行為を働いた職員を処分するに当たり浮かび上がった談合疑惑”の真相解明を目的とする100条委員会」の設置を求める動議の件について、奥野りん子議員ほか1名より提出がありましたので、本件を日程に追加し議題とすることに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 339 ◯議長(古賀壮志君)  御異議ないものと認めます。よって、本件を日程に追加し議題とすることに決しました。  提案者から提案理由の説明を求めます。      〔17番議員 登壇〕 340 ◯17番(奥野りん子君)  提案理由につきましては、お手元に配付させていただいた文面のとおりでございます。 341 ◯議長(古賀壮志君)  これより質疑に入ります。有賀精一議員。 342 ◯9番(有賀精一君)  積極的に受け止めて、賛成の立場で質問したいと思うのですが、3点ほど。  1点は、最初のページ数が振られていないんですが1ページ目のところにあります真ん中、そしてのところからですね。そして、今現在、事情聴取時点において病み上がりの段階であった当該職員は、恙なく職務に復帰できている事から、というこの辺のくだりのことというのは、これはどういう情報からこういうことを得ているのかというのと、もう一つはですね、裏面に行きまして、調査事項の話で、本調査は、地方自治法第109条第4項及び委員会条例第6条の規定により委員8人で構成するというふうに、8人というものが出てくるんですが、私は議員全員でやったらいいんじゃないかと思うんですが、この8人にした根拠。  それから、一番最後の調査経費24万内とすると、何であえて額をこのように制限したのか、その辺について説明をしていただけたら、3点お願いします。 343 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 344 ◯17番(奥野りん子君)  質問ありがとうございます。  まず、1点目ですけれども、私のほうで当該職員の事情聴取の議事録を入手いたしました。それとともに、職員課がどう裁いたのか、調査結果のレポートを取り寄せました。それを読んだ限りにおいては、事情聴取のところでは大変体調が回復なさったばかりで、正確ではありませんよ、質疑の答弁でも明らかなように、この事情聴取が遅れたのは、当該職員が体調不良だったことによって事情聴取が遅れたわけですね。なので回復したということをもって事情聴取を行ったわけですから、まだ体調は万全ではないでしょうから十分に体調に御留意の上、答弁してくださいねというような内容がこの事情聴取には読み取れる。そこは黒塗りされていないんですね。それ以外は全部黒塗りでしたが。それをもって、体調が悪かったんだけれども、事情聴取のときには体調はよくなったんだなということが分かりました。  しかし、職員課の調査結果においては、本人は体調不良により、明らかな答弁とは言えない段階ではあるがというような記載がありました。なので、本人はやはり体調が原因なのか、あるいは別に理由があるのか分かりませんが、明確に答えていない部分があるんだなということが読み取れるわけです。  なので、今、現在であれば、ちゃんとその後職務に当たって、粛々と業務をこなしておられるようなので、職員課によれば。今ならばちゃんと、この処分については、もう終わっていますけれども、処分以外のところについての聞き取りということで可能ではないかというふうに判断させていただきました。  それで、あと、2問目ですけれども、特別委員会の設置ですが、私も全員がいいと思います。ただ、事務局との相談の上で、相談というよりも事務局から地方自治法については、はるかに市側のほうが知識があり、私のほうが指示を仰ぐ立場ですから、知識を与えていただきまして、地方自治法109条では、こうなっていますので、こういうふうな形がいいのではないでしょうかという提案がありまして、それに従うことにいたしました。  次に、この調査経費24万円なんですけれども、これも対象修繕工事の事業者というのは、市内に24社あるんですよ。資料を取り寄せたときにも、何でアルファベットをA、B、C、Dで振っているんですかとお聞きしたら、24社あるから、ちょうどアルファベットが24なので、当てはめたということでした。24社あるのであれば、1社1時間として24時間、そして当該職員が4人おりますので、合わせて1人1時間とすると、28時間は最低必要なのかなと。  その1時間の聞き取りに対して業者側に費用弁償するのであれば1時間1万円ということで、24社分ということで24万円。職員については、業務ですから、費用弁償する必要はないので、これは要らないなということで、業者に対する費用弁償分のみを24万円かなということで計上させていただいております。  ただし、この全社を呼び寄せる必要があるのかなというところも私は思っておりまして、一応規定では、本調査に関する経費は何万円以内とする、以内とするという書き方なので、24万円以内とするということで、その全額が使われるということにはならない可能性もあるということをお伝えしておきたいと思います。  以上です。 345 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 346 ◯9番(有賀精一君)  確認なんですが、一番最初にお伺いした、そして、今現在、事情聴取時点において病み上がりの段階であった当該職員は、恙なく職務に復帰できている事からというのは、これは奥野議員の御意見なんでしょうか。それとも職員課なり、市側からの意見なのか、そのことをお伺いしたいと思いました。  それからですね、続けてやりますけれども、特別委員会の設置で規定により8人の委員というのは、事務局からのお話があって8人にしたというふうに私には聞き取れたんですが、それは事実なんでしょうか。  それから、調査経費というか、これ百条にかかる経費って通常それだけではなくて、いろんな形での経費も盛り込んで出すと思うんですけれど、今の話だと、要するに聞き取りをするというか、来ていただくというために1人1万、業者1人当たりに1万ということでの24万なのか、ちょっともう一度、答弁をお願いしたいと思います。 347 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 348 ◯17番(奥野りん子君)  まず、1問目ですけれども、要するに産業医によって、この職員は働くことが可能だという判断がされているので、職場に復帰しております。なので、その状況をもって、まだ聞き取りには及ばないというような判断にはならないという私の判断であります。  あと、この2の特別委員会の設置ですけれども、これはもう地方自治法第109条第4項及び委員会条例第6条の規定というのがあるのであれば、そこに8人で構成するというふうにあるのであれば、これに従うべきなのかなと思いました。これが、いや委員会条例第6条は8人という規定はしていないよということであれば、それはもう事務局の責任ですので、私はちょっとそこに関して従っただけだということは認めさせていただきたいと思います。  この8人についても、もし8人では駄目だ、8人では聴取できないということであれば、増やすということも考えられますが、しかし、やっぱり会派を組んでいる以上は、一人ひとりが聞くというよりも、会派として何を聞くべきかということがちゃんと精査された上で、貴重な1時間に臨むべきだと思っておりますので、人数は8人でも、私は大丈夫ではないかなと思っております。  あと、何でしたっけ。(「24万円について」と呼ぶ者あり)24万円につきましては、今現在、何も証拠がないんですよ。要するに談合というのは、結局証拠がないから、13件につきましてはメールが残っていた、書類が残っていた、証拠があったから懲戒処分をしたということがあります。そのことについて百条を開こうというわけじゃありません。一般質問でも説明させていただいたとおり、それ以外のところで33件も、これ、庁内において、何らかの談合しやすいような環境が整備されていたんじゃないのという疑惑を私のほうで指摘をさせていただきました。  これは日野市は、官製談合防止法をもって職員をこういうふうに処罰したと説明していますが、この8条の適正な入札を妨害する行為、これに絞って、これに焦点を当てて考察をした、検証をしたということはありません。なので、そこを調べようということなわけですが、要するにそういう意味では、相手に本心を語ってくれという段階なわけですよ。本心を語ってもらって、そこで、いやこういうふうに命じられましたとか、この方面から、こういうふうな圧力を受けましたとか、そういうことが出てきたときに、初めてそれが証拠になるわけですよ、証人がいるわけですから。一番当事者がそう語ったということは大きな証拠なんですね。その証拠が出てきたら、証拠に基づいて、さらに新たな百条委員会を開くこともできますし、この証拠をもって、日野市議会として刑事告訴することだってできるわけですね。  なので、その突破口という意味では、やはり本人に正確な事実、真実を語ってもらうことが大事なのかなということで、まず事情聴取、そのためには、百条委員会ということで提出をさせていただきました。 349 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 350 ◯9番(有賀精一君)  質問を三つ続けてやっているので、少しこんがらがっていると思うんですが、まず1点目は、これは奥野議員の意見であるということでよろしいということですね。  2点目については、私、始まる前に事務局の方にもお伺いしたんですけど、これ、条例の中にこのような規定があるわけでは全くないんじゃないかと思うんですけど、事務局の方から、そういう示唆を受けたというのは本当なんでしょうか。  それから、一番最後のことは、調査経費の話をしているのであって、どんな調査をしよう云々かんぬんとかという問題ではなくて、普通こういう百条の問題を出すときには、どういう経費がかかるのかと、あるいは速記録とかですね、調査というか報告書を作るとか、そういうことでのいろんな意味での経費も含めて、大体予算でこのぐらいとかということを出しているのが今までの百条なり、提起として議員から出されたときにはあったのではないかというふうに私は理解しているんですけども、ちょっと一番最後におっしゃったことについては、ちょっとよく分かりません。  ここで私の質問は打ち切りますけれども、百条をつくって、この問題について調査をすることについては、私は大賛成ですし、談合問題というのは、こうした道路補修の問題だけではなくて、ありとあらゆる入札行為について、私は、今の日野市は全面的に検証する必要があると思っています。  以上です。(「ちょっとお答えさせてもらってよろしいでしょうか、有賀議員」と呼ぶ者あり) 351 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 352 ◯17番(奥野りん子君)  この調査費用が24万円というのは、やはりできる限り抑えたいと思って24万円にしました。これは、結局、業者24時間、職員4時間、28時間、これは1日7時間を4日間かけて聞き取りをするというスケジュールで組んであるわけですね。なので、今、有賀議員がおっしゃったように、じゃあ、その間の速記者の費用弁償はないじゃないかというふうにおっしゃっておられます。これはもう本当にそのとおりで、でも8人が、市議会の議員の8人が共通で、同じ話を聞くときに、速記録は必要なのかなと。全員が一斉にタイムレコーダーを押すということだけでも、それをもって、全員分のタイムレコーダーを集めて、後で議員、自ら速記をしたっていいわけですね。  私は、とにかくお金をかけない。でも、全議員が真相解明のために一致団結をする。そういう姿勢で臨めるのではないかということで、この費用で収めました。  そして24社全部の会社を聞き取る必要があるかというところでは、その部分で速記者の費用弁償として充てることもできるという形で、ファジーな中身で24万円ということで提案をさせていただいたわけであります。 353 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 354 ◯8番(ちかざわ美樹君)  2点質疑させていただきます。  動議の案文の中で、中段になるかと思いますが、この処分内容からは、職員の単なる「手続きミス」では済まされない不可解な側面があることが、議会質疑において明らかになった以上とあります。この指摘は、奥野議員の一般質問の質疑のことを指していると思われますが、私たちも奥野議員の質問の中で紹介されていた事実及び証言に大変驚きました。  一つは、次の言及、このように言われておったかと思います。私の元に、日野市の元職員であった方が河内さんの実刑判決後に情報をくださったのですが、その方が総務課に配属されていた当時、河内さんが直接、契約課までやってきては担当者の机の上に紙切れを置き、そのメモを指差しながら、ここにこれだけ振り込んでねとか、契約先はここねとか、指示をすることが頻繁にあったそうですと。要するに、馬場市政下の16年間においては、契約先や契約額が、副市長の一存で勝手に決められていたことになりますと。  これは極めて重大な証言と、奥野議員の告発だと感じますが、改めてこの証言された方の協力も得て、当然解明すべき、そうした指摘だと思いますが、これについては、奥野議員いかがでしょうか。 355 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 356 ◯17番(奥野りん子君)  この証言は、私の市議選の中で、支援者を回った中で出てきた証言であります。しかし、御本人は、自分の氏名を公表するということは避けていただきたいという、その条件の下でのお話でございました。(発言する者あり)ということで、この方を証言者として招いてということは、ちょっと不可能ではないかと思っております。(発言する者あり)
    357 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 358 ◯8番(ちかざわ美樹君)  もう1点伺います。奥野議員の証言紹介、告発の次のくだりがあったかと思いますが、区画整理詐欺が発覚後に市内業者の談合に関して、ある筋から、ある情報が私のところに寄せられています。日野市にはある議会関係者の働きかけによって、工事発注エリア内にある事業所が優先的に受注できるようにするという取決めがあり、(「これは問題だよ」と呼ぶ者あり)今回はどこが取るのかを調整しやすい体制が整っているというものですと。そして、その議会関係者とは、馬場元市長や河内元副市長との関係性が強いと言われる人物ですから、権力を振りかざして職員を共犯者にしてしまう。いわゆる河内スタイルを踏襲すれば、幾らでも表には見えない談合システムが構築できるわけですと、これも極めて重大な証言、議会関係者の働きかけによって優先的に受注できるようにするという取決めがありですとか、その議会関係者とは、馬場元市長や河内元副市長との関係性が強いと言われる人物との証言と告発は、議会の誰かが嫌疑をかけられている重大な告発であり、議会としても看過できない問題だと思います。(「そうだ」「問題だ」と呼ぶ者あり)議会関係者とは、誰なのか率直に伺いたいと思いますし、議会として看過できない重大な問題であり、ですから証言者の協力を得て徹底解明が必要だと考えますけれども、いかがお考えでしょうか。 359 ◯議長(古賀壮志君)  奥野りん子議員。 360 ◯17番(奥野りん子君)  先ほど申し上げました、この件は証拠がありません。なので疑惑という形で議会は解明、じゃあできないのかと、疑惑というのは、何も分からないから疑惑なんです。でも、そういう市内の情報が寄せられたということでは、やはりその情報というのは、市民の税金がかかっている以上は、ちゃんとその情報は本当だったのか、うそだったのか確認するということが大事だと思っております。その議会関係者というのが誰なのかということが伏せた情報であっても、その情報として寄せられた以上は動かなきゃいけない。それは本当なのか、うそなのか、やっぱり議員としては検証する必要があるというふうに考えております。(発言する者あり)  要するに、その議員が誰なのかということは、後の後の問題なんですよね。そこを最初に持ってきたら、これ人権侵害ですよね。そんなことではなく、そういう働きかけがあったという下で(発言する者あり)その同じ情報と思われる環境が日野の議会にあった、まさしく、うそか本当か分からない情報と、今、現在の日野市の庁内の状況が一致したというふうに私はお伝えしているわけです。(発言する者あり)これはもうこの情報について精査する必要があるのではないかと、(発言する者あり)精査する必要が出てきたということを議会で訴えさせていただいたわけです。  疑わしきはね、やっぱり市民の税金がかかっている以上はですね、もう市内からどんな疑わしい状況が出てきても全部違いますよって、自信を持って言えるような証明をしないといけない。それをする役目が議員、議会だと思いますね。そんな海のものとも山のものとも分からない情報を解明する必要はないということではない。だって疑惑というのは、先ほど言いましたが、繰り返しになりますが、何か分からないから疑惑(発言する者あり)その疑惑を解明するのが私たちの役目。これが誰がやったってはっきりしている。そしたら、すぐ刑事告訴じゃないですか。誰がやったか分かっているなら、すぐ刑事告訴ですよ。(発言する者あり)それが分からないから(発言する者あり)それは誰なのかということを検証するためにやりましょうよ。  でも、その誰かという検証は一番後ですよ。何でこういう状況が庁内においてつくり上げられていったのか。一瞬にしてこういう環境は整わないですよ。ある一部分だけだったら可能ですよ。庁内にわたって、この課とこの課で別に動いたって、ちゃんと一致するという環境ができていたということを私はお話しさせていただきました。それについては、担当課も否定していません。でも、証拠がないから罰せられなかったと言っているんですよ。職員課のまとめた調書に、証拠がないからそこは踏み込めなかったということもちゃんと指摘されてあります。(発言する者あり)  なので、やはり調査するのであれば、やっぱりこの芽の段階から調査をしないと、これがどんどんどんどん後回しにずれていったら、結局また裁判が始まりますよ。だってこれ、疑惑ですもの。疑惑を解明しようという裁判が始まりますよ。それを食い止めるためにも、きちんと一人ひとり関係者をお呼びして、こういう疑惑がありますが日野市からどういうに、何か働きかけられましたかとか、職員は、庁内以外のところから働きがかけられましたかとか、きちんと議員の目と目をちゃんとしっかり見合って答えてもらう、そういう場がやっぱり必要だと思います。 361 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御質疑はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 362 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、質疑を終結いたします。  本件について御意見があれば承ります。森沢美和子議員。(「頑張れ」と呼ぶ者あり) 363 ◯11番(森沢美和子君)  談合疑惑の真相解明についての動議について、チームみらいを代表して、以下二つの視点から意見を申し上げます。  まず、動議の趣旨である職員を処分するに当たり浮かび上がった談合疑惑とあることについてです。  この案件については、私は一般質問にて指摘をさせていただきました。それは、主に市の組織体制の中で、なぜコンプライアンスが起きてしまうのかという視点からだったのですが、その際、官製談合防止法に違反する行為とは認められないという市が出した結論については、官製談合防止法8条の検証は全くしていないということが分かりました。そして、それは日野市懲戒処分の指針にも見合っていない処分量定であること。行政のヒアリングがないことについて指摘をさせていただきました。その後、中野議員の同様の趣旨の質問に対し、市長は、処分についての再検討と業者へのヒアリングについて言及をされております。  私は、その対応をまずは待ちたいと思います。特に、この案件は、行為者への認識が組織として不十分であり、組織の連携で行う業務遂行であるからこそ、まずは実務者と執行部の中で十分な対話と認識合わせが必要であると思います。これがなかったことが今回の案件の大きな課題であると思います。組織の構造的な問題は、まずは組織の中で、この動議に指摘されたところを過去に行われた入札の内容も同様に、その指摘についても同様に、真っ当な法的判断を再検討していただくのが優先であると思います。  そこの解明をなくして、そこから浮かび上がった疑惑、すなわち動議の趣旨である真相解明については、市としての認識が不十分である限り、特別委員会を設けることは時期尚早と考えます。  特に、この案件については、党派を超え、市の対応等について指摘をしているところでございます。市としても、以上申し上げたとおりの再検討をしていただくことが賢明と考えます。  そして、もう一つの視点、百条委員会についてです。  先ほどの請願4-10で、チームみらいとして中嶋議員が述べましたが、不適切な事務処理を擁護するわけでも、調査不要と主張しているわけでもありません。百条ありきで強力な権限を振り回すことが、市役所という組織の中で全ての職務、職責に自信と希望を持って全ての職員が業務遂行することに大きな圧力を与えてしまう、職員本来のエンパワーメントにはなりません。  動議の文面には、百条設置によってしか解明できない状況が明らかな以上とありますが、どのような根拠で書かれているのかが私は不明に思います。百条委員会の実施は、今、ここにおられる現職議員の方たちは、誰も経験がないということを確認しました。具体的な解決方法は、見いだすことは難しいのではないかとも考えます。もっと建設な課題を、課題解決の場にはならないと思います。  結論といたしまして、この動議については、以上申し上げたことを考慮し、まずは行政の対応を待つことが先と考えます。時期尚早であると判断し、この動議に反対することを、会派チームみらいの総意とさせていただきます。  以上です。 364 ◯議長(古賀壮志君)  ちかざわ美樹議員。 365 ◯8番(ちかざわ美樹君)  賛成の立場から、一言意見を申し上げます。  私どもも指摘したとおり、官製談合疑惑の解明は当然必要です。一般質問に答えて、市長も今後、調査、検証を行う旨、表明されています。  私どもが今回の動議への判断に当たりとりわけ重視したのは、奥野議員がほかならぬ議会関係者の関与の証言を紹介し、告発している点です。事は、議会関係者の関与が公然と指摘されているわけです。議会の名誉と権威にかけて、議会関係者の関与を証言した方の協力も得て、解明をする責任があると考えます。議会にかけられた嫌疑を解明することは議会にしかできない、このことを強く申し上げて賛成の意見とします。 366 ◯議長(古賀壮志君)  有賀精一議員。 367 ◯9番(有賀精一君)  賛成の立場から意見を述べたいと思います。ただし、質疑の中でも回答していただいたんですが、非常に不明朗な部分が幾つかあるというふうに認識しています。  また、最初の文言の中であったことも含めてですけれども、やはり客観的な事実と、それから、ちゃんとした確証を持ったですね、証拠というのをやはりしっかりつかんだ上で、いろんな意味で発言をされたほうがいいのではないかと。(発言する者あり)私が、河内氏の問題を最初に追求した2018年の12月議会第4回定例会で、私は、市立病院の中で起こっている事実を、ある意味、もちろん証言を得た上ですけれども、暴露というのも含めてやらせていただきましたが、それはですね、やはりちゃんとした確証、事実を踏まえるための裏取りも含めてですね、私自身は、自分で努力をしたつもりです。もちろん証言された方が全て本当のことを言っているかどうかは分かりませんけれど、今、さっきのやり取りの奥野議員のいろいろな話を聞いていますと、少し不安に感じる部分がやっぱり拭えない部分があるんです。発言する際には、その辺のことをしっかりと踏まえて、発言をされたほうがいいんではないかと。  やはり今回のこの問題も含めてですね、談合の問題というのは、本当に深刻な問題だと思っています。談合、談合といいますけれども、もし談合で99.何%という落札率がですね、例えば90を下回る状況になったら、市の税金がどれだけ有効に使われるのか。本当に深刻な問題だと私は捉えていますし、そういう90を切るような落札率になる日野市でなければならないと思っています。そういう意味で、この談合の問題については、これに限らずですが、徹底して調査をする必要があるというふうに思っていますし、今回、まだまだ粗々な部分はあるんですけど、当然この問題についても、しっかりと議会が向き合うべきではないかということについては大賛成であります。  かつですね、先ほどの意見の中で、やった経験がないというんですが、そういう問題ではないでしょう。それは私たちがチャレンジして、経験して、そこで事実を明らかにしていくという議会がそういう立場に立つことが大事なんですよ。そのことを一応申し添えて、賛成の意見といたします。 368 ◯議長(古賀壮志君)  池田としえ議員。 369 ◯16番(池田としえ君)  全国的に税の不正使用、最も象徴的、伝統的なやり方として、日本では談合という手法が昔から行われており、それが全国的な事件として、つい最近、この近郊でも報道されました。  今回、副市長問題が起こったときから、川辺堀之内区画整理内で起きた談合案件に関しては、どんな子どもが見ても明らかにおかしい、そういう指摘が誰でもできる中で、何ら解決がされていないというところは、非常に大きな問題点だというふうに思います。  談合問題というのは、99%黒であっても、そして、そこに警察が踏み込んだとしても、警察に踏み込まれるだけでもですよ、大きな問題があるというのに、99%黒であっても、自分でやったと言わない限り、永遠に真っ黒なグレーのままであります。  日野市は、当然ですけれども、市内業者を優先策というのをずっと取っております。取引の公平性、公正さ、平等、そういった優遇しているからこそ、そこに適正さを欠くことがないかということを常にチェックする目というのは、議員一人ひとり、そして執行部もチェックしていかなければならないわけです。  確かに、この本案文にですね、いろんな指摘というのはあるかと思いますが、この川辺堀之内区画整理から一向に手が入っていない。手が入っていないということは、まだこのように明らかに、書類上から見てのやり取りでですよ、どう考えても、素人が考えてもおかしいと思える案件もスルーしている今日に、談合疑惑ということがそもそも言われていること自体がですね、大きな不明だというふうに思われます。  今の段階でしっかりとチェックをして、この川辺堀之内の問題から、そして今日に至って、今、起こっていてもおかしくないわけです。昔のことを何もおとがめなくスルーしていったら、今、行われている可能性があるというふうに思わなければならない、それが危機意識です。議員としての。今、既に行っているかもしれない、行われているかもしれないこと全てにチェックをして、この問題に一歩踏み込んでいくことこそが、市民の税金を大切に、そしてですね、そういうところで浮いたことを先ほどお話にあったようなフリースクールだとかですね、本当の弱者に手を差し伸べる、そういった政策に積極的に使っていくべきだというふうに思います。  以上、賛成の意見を述べさせていただきました。 370 ◯議長(古賀壮志君)  田原茂議員。 371 ◯21番(田原 茂君)  この動議には、反対の立場から公明党会派を代表して、意見を申し述べたいと思います。  まず、今回の動議は唐突感が否めません。十分に検討する時間も与えられずに、極めてその設置については慎重さが求められる、この百条委員会設置について、内容もさることながら、このような提案のやり方については理解できません。(「そうだ、そうだ」と呼ぶ者あり)まずは抗議をしておきたいと思います。  内容については、この議題については、警察のほうでも捜査がなされている事案と認識しております。それとともに、市においても、事情聴取を尽くした上での処分であったと認識しているところであります。(「情報がないよ」と呼ぶ者あり)したがって、これ以上、市議会としてできることは限定的であると考えます。よって、百条委員会の設置にはそぐわないと考えます。  この動議には、反対ということで意見を申し上げました。  以上です。(発言する者あり) 372 ◯議長(古賀壮志君)  奥住匡人議員。 373 ◯22番(奥住匡人君)  この動議に、自民党日野市議団を代表して、反対の立場から意見を申し上げさせていただきたいと思います。  10月末に行った職員の処分について、今議会の一般質問で指摘があり、市側からの説明が行われたこと、認識をしております。市からは十分な回答を得ていない状況の中で、直ちに百条委員会を行うというものはいかがなものなんでしょうか。誰に対して、どんな疑惑があるのか、本動議には一切明記されていないどころか、何ら証拠を持っていないとの先ほど提案者からの発言もございました。この状況を鑑みれば、直ちに百条委員会を設置する本動議は時期尚早であり、本動議には反対とさせていただきます。  以上です。 374 ◯議長(古賀壮志君)  ほかに御意見はありませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 375 ◯議長(古賀壮志君)  なければ、意見を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件は原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 376 ◯議長(古賀壮志君)  挙手少数であります。よって、本件は否決されました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 377 ◯議長(古賀壮志君)  本日の日程は全て終わりました。  これをもって令和4年第4回日野市議会定例会を閉会いたします。              午後6時42分 閉会 Copyright © Hino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...